111年目の中原淳一展

そごう美術館

  • 開催期間:2023年11月18日(土)~2024年1月10日(水)
  • クリップ数:33 件
  • 感想・評価:6 件
111年目の中原淳一展 そごう美術館-1
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それいゆ1954年秋号 表紙 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
扉絵原画『中原淳一ブラウス集』 1955年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
《女学生服装帖》(『少女の友』第32巻第9号原画) 1939年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
「ファッションブック」(『少女の友』第30巻第8号付録) 1937年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
《COLOUR and COLOUR》(『女の部屋』第1号原画) 1970年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
《SOLEIL PATTERN》(『それいゆ』第25号口絵原画) 1953年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
表紙原画(『それいゆ』第39号 6月号) 1956年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
《フレアスカート》 1955年 撮影:岡田昌紘 ディレクション:Gottingham © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
「子供は大人のおさがりばかりで楽しく暮らす」(『それいゆ』第16号原画) © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
《花の傳説 カーネーション》(『ひまわり』第2巻第9号原画) 1948年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
「ひまわり夏休み手帖」(『ひまわり』第4巻第8号付録) 1950年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
表紙原画(『ジュニアそれいゆ』第6号) 1955年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
人形 1967年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
中原淳一 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
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111年目の中原淳一展 そごう美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

「いつまでも古くならないもの」
―それこそがむしろもっとも「新しい」ものだとはいえないでしょうか。
人生はスカートの長さではないのです。


戦前から戦後にかけて「ほんとうの美しさ、豊かさ」を追求し、女性たちから圧倒的に支持された中原淳一(1913-1983)の、生誕111年を記念し、「111年目の中原淳一展」と題した展覧会を開催します。

ファッションデザイン、インテリアデザイン、雑誌編集、イラストレーションなどの領域を大きく超え、中原はマルチクリエイターと呼ぶべき多彩な活躍を果たしました。

中原の手による『少女の友』、『それいゆ』、『ひまわり』、『女の部屋』の表紙原画、スタイル画など雑誌の仕事に焦点を当てながら、人形、洋服、ゆかた、きもの、帯など、中原が仕事を通して表現したことの全貌を紹介します。111年目でも少しも色褪せることなく、なお輝き続けるその魅力をお楽しみください。

【FEATURE|内覧会レポート】
生活の中に、神経のゆきとどいた美を
「111年目の中原淳一展」

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年11月18日(土)~2024年1月10日(水)
会場 そごう美術館 Google Map
住所 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階(横浜駅東口)
時間 10:00~20:00
  • ※入館は閉館の30分前まで
    ※12月31日(日)、2024年1月1日(月・祝)は18:00閉館
    ※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合があります
休館日 会期中無休 
観覧料 一般 1,400円(1,200円)
大学・高校生 1,200円(1,000円)
中学生以下 無料
  • ※( )内は、前売および以下を提示の方の料金です
    [クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ]
    ※障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは無料にて観覧できます
    ※前売券は、11月17日(金)まで、そごう美術館または公式オンラインチケット、セブンチケット、ローソンチケット、イープラス、チケットぴあにて取り扱いしています
TEL045-465-5515
URLhttps://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

そごう美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

そごう美術館 そごう美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

REPORT

マルチクリエイター中原淳一の美の哲学に、心を揺さぶられた展覧会でした。

戦前から戦後にかけてファッション、インテリアデザイン、雑誌編集、イラストレーションなど、それから人形作家もと、領域を大きく超えたマルチクリエイターとも呼ぶべき多彩な活躍をしていた中原淳一の、クリエイションの全貌を紹介する展…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、uchikoさん、他1人

REPORT

111年目の中原淳一展

先日横浜へ中原淳一展を見に行ってきました。

昭和のイラストレーターさんというざっくりした情報しか無かったのですが
どういう人となりかどういう仕事をされてたのか
時代背景なども交えて学びがありましたよ!

当時は着物でも洋服でも…readmore

  • VIEW391
  • THANKS1
  • BY porara

4.0

中原淳一とは

中原淳一さんの絵は誰しも1度は目にしたことがあると思う。少女雑誌に掲載されていたイラストだと認識されており、私もそのような作家さんだと思っていた。

かわいらしい少女が美しい衣装をまとったおしゃれは当時の最先端だったのだろう。100年前の少女たちが胸をときめかせた服は今見ても古臭いどころか、むしろ新しささえ感じる。なぜならそこにはスタイルがあるからであろう。

中原淳一が貫いた哲学。かわいいもの、美しいもの、素敵なものは全部正しいのである。そこに人々は希望や夢を見ることができる。

人間の歴史は進化しているのか、後退しているのかわからないことが多々あるけれど、いつの時代であっても、やはり人間には希望や夢が必要なのだと思う。

こんな時代だからこそ、やはり明るい方へ歩いていきたいものだと改めて思った。

THANKS!をクリックしたユーザー
Sukekiyo-Acckermanさん

4.0

仕事の幅広さ

メインビジュアル通り、絵の美しさ、かわいさは、文句無し。時代を考えるとなおのこと。それよりも、服飾や雑誌付録など、お仕事の幅広さに脱帽。無類のアイデアマン、と再認識。みてて楽しくなる展覧会。

4.0

レトロ可愛いだけじゃない、ライフスタイルを提案する文化人

お馴染みの少女雑誌のイラスト原画・実物がずらり。これだけも十分のクオリティ。
どれも綺麗で可愛いく、少女の心を鷲掴みだったことだろう。
戦時中のもんぺ姿もおしゃれにしたい、中原淳一の心意気もうかがえた。
ファッションの提案も実物展示で厚みを増しとても良かった。
書き文字も美しく、文章も無駄なくまとまっていて、才能の広さを知ることができた。
ファッション・髪型だけで無く、インテリアや部屋のコーディネート、
すべてにおいて、女性に良きライフスタイルを提案する文化人だったのがわかる構成だった。

もちろん美しくキュートな少女・女性を描いた作品は申し分なく、
レトロな印象が強いかと思ったけど、まったく古く感じなかった。
昔は違和感を憶えた大きくキラキラした瞳は、
現在のアイドルや少女達のインスタ画像のようで、
不思議とすんなり楽しんでしまったw。

11月27日(月)1時入館。混雑無し。一部撮影可。

4.0

レイアウトの妙

中原淳一の展示だと最近では人形の家での展示があったなあとか思ったのだけど、
さすが展示室が広い分、今回の企画展のほうが内容が充実している

雑誌や付録、そしてその原画(!)と
観たいもの、展示を見ていてっ見たくなるものが
ちゃんとすぐ隣にあるという
痒い所に手が届く、見ていてワクワクとしてくる展示だ

デザイン画だけでなく実際に制作されたスカートや浴衣は
「なるほど、こうなるのか」というだけでなく
「これいいなあ」と感じてしまう

個人的にはリボン柄の浴衣がすごく良かった

この手のファッション、被服がらみの展示は
「こういうのもありなのか」というだけでなく
「こういうことをしてもいいんだ!」ということを再認識させてくれる

なんとなく無意識にかけてる制限を気付かせてくれる
そのタガをはずしてくれる

当時の読者で会った少女たちはさぞワクワクとしたことだろう

展示室を巡り出てきた後にしみじみと「すごかった」と感じてしまう展示だ

THANKS!をクリックしたユーザー
Boodlesさん

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出展作品・関連画像IMAGES

それいゆ1954年秋号 表紙 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA

扉絵原画『中原淳一ブラウス集』 1955年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA

《女学生服装帖》(『少女の友』第32巻第9号原画) 1939年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA

「ファッションブック」(『少女の友』第30巻第8号付録) 1937年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA

《COLOUR and COLOUR》(『女の部屋』第1号原画) 1970年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA

《SOLEIL PATTERN》(『それいゆ』第25号口絵原画) 1953年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA

表紙原画(『それいゆ』第39号 6月号) 1956年 © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA

《フレアスカート》 1955年 撮影:岡田昌紘 ディレクション:Gottingham © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA

「子供は大人のおさがりばかりで楽しく暮らす」(『それいゆ』第16号原画) © JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA

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