この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
1994年にロンドンで設立されたヘザウィック・スタジオは、ニューヨーク、シンガポール、上海、香港など世界各地で革新的なプロジェクトを手掛ける、現在、世界が最も注目するデザイン集団のひとつです。創設者トーマス・へザウィック(1970年、英国生まれ)は、子どもの頃、職人が作った小さなものに宿る魂に心を躍らせていたといいます。建築という大きな建物や空間にも、その魂を込めることはできるのか。この問いがヘザウィック・スタジオのデザインの原点となりました。
全てのデザインは、自然界のエネルギーや建築物の記憶を取り込みつつ、都市計画のような大規模プロジェクトもヒューマン・スケールが基準となるという信念に基づいています。その根底には、プロダクトや建築物というハードのデザインよりも、人々が集い、対話し、楽しむという空間づくりへの思いがあるのかもしれません。
モノやその土地の歴史を学び、多様な素材を研究し、伝統的なものづくりの技術に敬意を払いながら、最新のエンジニアリングを駆使して生み出される空間は、誰も思いつかなかった斬新なアイデアで溢れています。新型コロナウイルスのパンデミックを経て、わたしたちが都市や自然環境との関係性を見直すなかで、ヘザウィック・スタジオのデザインは、来る時代に適う、これまで以上に豊かな示唆を与えてくれることでしょう。
本展は、ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクト28件を天空の大空間で紹介する日本で最初の展覧会です。試行錯誤を重ね、新しいアイデアを実現する彼らの仕事を「ひとつになる」、「みんなとつながる」、「彫刻的空間を体感する」、「都市空間で自然を感じる」、「記憶を未来へつなげる」、「遊ぶ、使う」の6つの視点で構成し、人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探ります。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2023年3月17日(金)〜2023年6月4日(日) |
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会場 |
六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー
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住所 | 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階/RF |
時間 | 10:00〜22:00 (最終入場時間 21:00) |
休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | [平日] 一般 2,000円(1,800円) 学生(高校・大学生)1,400円(1,300円) 子供(4歳~中学生)800円(700円) シニア(65歳以上)1,700円(1,500円) [土・日・休日] 一般 2,200円(2,000円) 学生(高校・大学生)1,500円(1,400円) 子供(4歳~中学生)900円(800円) シニア(65歳以上)1,900円(1,700円) [平日オンライン限定] 本展+森美術館「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」セット券 対象期間:2023.3.17(金)~3.26(日) 一般 2,200円 学生(高校・大学生) 1,700円 子供(4歳~中学生)1,100円 シニア(65歳以上)1,900円
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TEL | 03-6406-6652 |
URL | https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/heatherwick/ |
六本木ヒルズ展望台 東京シティビューの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

ヘザウィック・スタジオ《リトル・アイランド》 2021年 ニューヨーク 撮影:ティモシー・シェンク

ヘザウィック・スタジオ《新ルートマスター(市バス)》 2012年 ロンドン 撮影:イワン・バーン

ヘザウィック・スタジオ《麻布台ヒルズ/低層部》 2023年(予定) 東京 © DBox for Mori Building Co., Ltd.

ヘザウィック・スタジオ《上海万博英国館》 2010年 撮影:イワン・バーン

ヘザウィック・スタジオとビャルケ・インゲレス・グループ《グーグル・ベイ・ビュー》 2022年 カリフォルニア州マウンテン・ビュー 撮影:イワン・バーン

ヘザウィック・スタジオ《海南舞台芸術センター》 2020年(契約)中国 Courtesy: Devisual

ヘザウィック・スタジオ《サウザンド・ツリーズ》 2021年 上海 撮影:ジュウ・チンヤン

ヘザウィック・スタジオ《ツァイツ・アフリカ現代美術館》 2017年 ケープタウン 撮影:イワン・バーン

ヘザウィック・スタジオ《スパン》 2007年- Courtesy: Magis 撮影:スーザン・スマート