4.0
もっともっと表装に光を当ててほしい!
掛軸を見るときの楽しみの半分は表装を見ることなんですが、図録に載る機会がほとんどないのが大不満!
今年開催された展覧会でも素晴らしい表装がたくさんあったのに、図録に載るのはビッグネームの描表装くらい。やまと絵展「詠草 泊瀬山」の鳥の刺繍も、長沢蘆雪展「牛図」の描表装も、幕末明治の絵師たち展「向島花見図」刺繍表装も、記憶に留めておくしかできないのが本当に残念です。
というわけで、表装がメインの展覧会はうれしいですね。
文様の名前や裂の種類、掛軸の構成もわかる説明文で、理解度が増した気がします。展示を見ながら、自分でも表装を作ってみたくなりました。
京都の泉屋博古館は初めての訪問でしたが、青銅器の常設展示に圧倒されました。3000年前のものが普通に置かれている空間って、なかなかないですよね。