表装の愉しみ
-ある表具師のものがたり

泉屋博古館

  • 開催期間:2023年11月3日(金・祝)~2023年12月10日(日)
  • クリップ数:9 件
  • 感想・評価:3 件
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-1
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-2
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-3
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-4
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-5
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-6
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-7
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-8
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-9
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-10
国宝《秋野牧牛図》伝閻次平 南宋時代
重要文化財《布袋図》画:黙庵霊淵 賛:月江正印 南北朝時代
重要文化財《佐竹本三十六歌仙絵切 源信明》鎌倉時代
《祇園祭礼図》伝長谷川久蔵 江戸時代
酒井抱一 椿棗添状 江戸時代
《戊辰切「八月十五夜」》藤原伊行 平安時代
《十二ヶ月美人》 八月 上島鳳山 明治42年(1909)
《十二ヶ月美人》 一月 上島鳳山 明治42年(1909)
《柘榴花白鸚鵡図》山田秋坪 大正9年(1920)
《寸松庵色紙 ゆふつくよ》伝紀貫之 平安時代
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-1
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-1
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-1
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-1
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-1
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-1
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-1
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-1
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-1
表装の愉しみ -ある表具師のものがたり 泉屋博古館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

掛軸、巻物、屏風 東アジア独自の書画芸術の形式である「表装」。そこには保存・管理から装飾・演出まで、さまざまな知恵と美意識が凝縮されています。表装の取り合わせの数々は、所蔵者がその作品をどう見ていたか、どう見せたかったかをも伝えるもうひとつの美術史ともいえるでしょう。

本展では泉屋博古館所蔵の住友コレクションより、通常脇役とされる書画の表装にスポットをあて、その多彩な展開を紹介、そこにこめられた思いをさぐります。

また表装の仕立や修理のほか、インテリアデザイナー、作家との仲介役など表具師の多岐にわたる活動を、住友家15代春翠と井口邨僊の交流を例にたどります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年11月3日(金・祝)~2023年12月10日(日)
会場 泉屋博古館 Google Map
住所 京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 800円
高大生 600円
中学生以下 無料
  • ※本展覧会の入場料で青銅器館も観覧できます
    ※20名以上は団体割引20%、障がい者手帳を呈示の方は介添者一名まで無料
TEL075-771-6411
URLhttps://www.sen-oku.or.jp/kyoto/

泉屋博古館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

泉屋博古館 泉屋博古館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

もっともっと表装に光を当ててほしい!

掛軸を見るときの楽しみの半分は表装を見ることなんですが、図録に載る機会がほとんどないのが大不満!
今年開催された展覧会でも素晴らしい表装がたくさんあったのに、図録に載るのはビッグネームの描表装くらい。やまと絵展「詠草 泊瀬山」の鳥の刺繍も、長沢蘆雪展「牛図」の描表装も、幕末明治の絵師たち展「向島花見図」刺繍表装も、記憶に留めておくしかできないのが本当に残念です。

というわけで、表装がメインの展覧会はうれしいですね。
文様の名前や裂の種類、掛軸の構成もわかる説明文で、理解度が増した気がします。展示を見ながら、自分でも表装を作ってみたくなりました。

京都の泉屋博古館は初めての訪問でしたが、青銅器の常設展示に圧倒されました。3000年前のものが普通に置かれている空間って、なかなかないですよね。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

住友家15代春翠と表具師井口邨僊の心温まる関係

泉屋博古館東京分館では床の間についての展示だそうで、そことも繋がりそう、長期休館前の「表装」に注目した良い展示でした。
表装に注目と申しましても、表装がそれなりと言うことは、中身も国宝、重文を含むそれなりの作品たちです。。
近代数寄者たちには、おかかえのお蔵番、馴染みの古美術商や表具師が居たようです、当然のことながら。ここでは住友家が特別に贔屓していた大阪の表具師井口邨僊、井口家に大切に残された資料も展示されています。
私が幼い頃は、表具屋さんや建具屋さんや畳屋さんが近くにあったものです。家の襖を張り替える際の見本帖とかも観るのが好きだったなぁと思いだしました。

大阪天王寺の大邸宅の襖もこの井口邨僊が請け負ったそうです。
表具師は、依頼された作品に似合う表装、依頼主(所蔵者)の好みに合わせた表装に仕立て上げねばなりません。表具師も表具の事だけでなく様々な知識が必要だったわけです。井口邨僊の顧客には、小林一三、野村得七、村山龍平など当時の関西財界人いましたが、中でも藤田家と住友家は特別だったようで、住友家用の特別の裂が別に用意されていました。住友春翠と井口邨僊の関係は、表具師とその依頼主以上の親しい関係にあったようで、春翠の書簡類を井口邨僊は画巻として大切に保管し、家宝としていたのでしょう。「きれいさび」がお好きだった春翠さん、写真も品があります、
何度も思う、この時代のお金持ちはちょっと器が違うなって。社会貢献や文化や芸術家の支援も惜しまずにドーンとしていますよね。
この展覧会が終われば、泉屋さんも長期休館になるらしい。

THANKS!をクリックしたユーザー
uchikoさん、黒豆さん、karachanさん、さいさん

4.0

今後の鑑賞にも!

これまで観てきた展覧会でも掛軸を観たことはもちろんありましたが、「表装」にそれ程注意して観たことはありませんでした。今回観に行って、その興味深さを知ることができました。これからは作品と共にその表装もしっくり鑑賞したいと思います。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
京都府で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

国宝《秋野牧牛図》伝閻次平 南宋時代

重要文化財《布袋図》画:黙庵霊淵 賛:月江正印 南北朝時代

重要文化財《佐竹本三十六歌仙絵切 源信明》鎌倉時代

《祇園祭礼図》伝長谷川久蔵 江戸時代

酒井抱一 椿棗添状 江戸時代

《戊辰切「八月十五夜」》藤原伊行 平安時代

《十二ヶ月美人》 八月 上島鳳山 明治42年(1909)

《十二ヶ月美人》 一月 上島鳳山 明治42年(1909)

《柘榴花白鸚鵡図》山田秋坪 大正9年(1920)

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE