4.0
階段がこたえる
細川護立のコレクションが見られました。
4階から展示がスタートするため、階段を昇り降りします。息が切れる
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 299 の美術館・博物館と 573 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
およそ100年前に細川護立がパリで自ら求め、永青文庫に唯一残るセザンヌを展示します。
永青文庫の設立者・細川護立(もりたつ 1883~1970)は、白隠(はくいん)・仙厓(せんがい)などの禅画、刀剣、近代絵画、東洋美術などを幅広く蒐集し、「美術の殿様」とも呼ばれました。本展で久しぶりに公開するポール・セザンヌ(1839~1906)の水彩画「登り道」は、文芸雑誌『白樺(しらかば)』に掲載されたのち、大正15年(1926)にヨーロッパ滞在中の護立がパリで自ら購入した思い出の作品です。1874年の第1回印象派展以前に描かれたセザンヌの初期作であり、日本にもたらされた最初期のセザンヌと考えられています。この「登り道」について、護立は後に「私がもっとも大切にしているもの」と語っています。
また護立は、学習院の同級生であった武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ 1885~1976)らとの交友から『白樺』の活動を支援するほか、梅原龍三郎(うめはらりゅうざぶろう 1888~1986)や安井曾太郎(やすいそうたろう 1888~1955)など同時代の芸術家とも親交を結びました。永青文庫に残る書簡や逸話からは、彼らの親密な交友が見て取れます。本展では、そうした芸術家との交流によって細川家に集った洋画を中心に、永青文庫の近代絵画コレクションの一面を紹介します。
会期 | 2023年7月29日(土)~2023年9月24日(日) |
---|---|
会場 |
永青文庫
![]() |
住所 | 東京都文京区目白台1-1-1 |
時間 | 10:00~16:30 (最終入場時間 16:00) |
休館日 |
月曜日 9月19日 ※ただし9月18日は開館 |
観覧料 | 一般 1,000円 シニア(70歳以上)800円 大学・高校生 500円
|
TEL | 03-3941-0850 |
URL | https://www.eiseibunko.com/ |
4.0
細川護立のコレクションが見られました。
4階から展示がスタートするため、階段を昇り降りします。息が切れる
4.0
初期のセザンヌを鑑賞できるチャンスとあって、訪問するタイミングを見ていた。
週末というよりも、思い切って出勤前(午後出社の日に)に立ち寄らせていただいた。
1867年、28歳のセザンヌの作品。
色が美しく、明るい。
サント=ヴィクトワール山を思わせるような美しさ。
まったく大きな作品ではなかったけれど、細川護立さんが本当に大切になさっていたのだろうなと思いを馳せて鑑賞。
同年代を生きた画家たち、安井曾太郎や武者小路実篤などとの書簡は、
そして分かりやすく書き出してあり、温かみや親しさが感じられた。
1940年あたり以降の、日本の由緒あるご一家の暮らしが垣間見れた。
庭園も広くてご立派。
束の間の静かで、充実した時間を過ごして1日をスタート。
4.0
猛暑で暑いし、永青文庫は我が家からは少々遠く、永青文庫で洋画??と思うところもあり、迷っていたのですが、今日はちょっと涼しそうだから、えいっ!!と出かけました(歩いてる途中で、にわか雨・・・)。
点数は多くありませんが、作品の背景にある事情(購入にまつわる話、画家とやりとりした手紙など)が詳しく、各画家の代表作と言える作品の下絵や、旅先でのスケッチなども珍しかったです。
4階や洋画、3階は日本画(小林古径のブドウのスケッチが素敵)と陶磁器、お名前を見るとあぁっという方ばかりで、細川護立氏の交流の広さを感じました。神田の古書店で購入したという森鴎外ほかの自筆原稿も必見です(古書店で買ったということにびっくり)。
2階は幕末から明治にかけての切子ガラスが並び、涼やかでしたが、解説がほとんどなく、少々、唐突感がありました。
★のマイナスは、2階の唐突感。
雨にふられましたが、出かけてよかったです!
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都文京区で開催中の展覧会
ポール・セザンヌ「登り道」1867年、永青文庫蔵
細川護立と妻・博子
安井曾太郎「座像デッサン」昭和4年(1929)頃、永青文庫蔵
安井曾太郎「清晏舫」永青文庫蔵
安井曾太郎「承徳の喇嘛廟」昭和12年(1937)、永青文庫蔵
藤島武二「婦人像」永青文庫蔵