THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦

茅ヶ崎市美術館

  • 開催期間:2022年9月10日(土)~2022年11月6日(日)
  • クリップ数:27 件
  • 感想・評価:5 件
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川瀬巴水《清洲橋》 昭和6年(1931)
川瀬巴水《東京十二題 こま形河岸》 大正8年(1919)
川瀬巴水《東海道風景選集 馬入川》 昭和6年(1931)
チャールズ・W・バートレット《ホノルル浪乗競争》 大正8年(1919)
フリッツ・カペラリ《黒猫を抱く女》 大正4年(1915)
平野白峰《対鏡(鏡の前)》 昭和7年(1932)
山村豊成(耕花)《梨園の華 十三代目守田勘彌のジャン・バルジャン》 大正10年(1921)
小原祥邨《山葡萄に四十雀》 昭和初期
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

江戸時代に確立された浮世絵木版画(錦絵)は、明治以降の西洋の写真や印刷技術導入の影響で、衰退の一途をたどっていました。その中で、あえて伝統的な絵師、彫師、摺師による分業体制の浮世絵木版画技術を使い、高い芸術性を意識した同時代の画家による取り組みが、「新版画」の始まりとされています。これを牽引したのが渡邊版画店(現在の渡邊木版美術画舗)・渡邊庄三郎(1885-1962)でした。

渡邊庄三郎は17歳で浮世絵商・小林文七の輸出の出店(横浜店)に勤め、そこで出会った浮世絵の、とりわけバレンで摺る木版画特有の美しさに魅了され、木版画の復興と新しい木版画制作を志します。その後独立し、明治42年(1909)に東京・京橋に渡邊版画店を構え、浮世絵研究と販売を行うかたわら、大正4年(1915)から、来日した外国人画家の作品の版画化を試み、鏑木清方門下生を中心とした新進気鋭の画家たちを絵師に起用します。絵師、彫師、摺師の協業のもと、高品質な材料を用い、それまでにない複雑かつ華麗な彩色に「ざら摺り」など手摺りならではの技法を駆使するなど、庄三郎の創意工夫と優れた審美眼に支えられた新たな「浮世絵木版画」を世に送り、昭和の初めに国内外で巻き起こる“新版画ブーム”の火付け役となりました。
本展覧会では、その「新版画」の精神を今もなお受け継ぐ渡邊木版美術画舗の全面的なご協力のもと、残存数が少ない貴重な初摺の渡邊版をとおして、渡邊庄三郎の挑戦の軌跡をたどりながらモダンな精神に彩られた瑞々しい表現の魅力をご紹介いたします。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年9月10日(土)~2022年11月6日(日)
  • ※前期・後期で作品の入れ替えあり
    【前期】9月10日(土)~10月10日(月・祝)
    【後期】10月12日(水)~11月6日(日)
会場 茅ヶ崎市美術館 Google Map
展示室展示室1・2・3
住所 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
9月20日(火)、10月11日(火)
※ただし9月19日、10月10日は開館
観覧料 一般 800円(700円)
大学生 600円(500円)
市内在住65歳以上 400円(300円)
  • ※高校生以下、障がい者およびその介護者は無料
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※前期のチケット提示で後期の観覧料100円引き(一人一回限り有効/他の割引サービスとの併用不可)
TEL0467-88-1177
URLhttps://www.chigasaki-museum.jp/exhibition/6861/

茅ヶ崎市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

色彩が美しい。美し過ぎるわ。

美しすぎて号泣。久々にきた。もうびっくりでしたよ。知らなかったわ、こんな世界。「江戸時代よりはるかに明るくバリエーション豊かになった顔料」みたいな絵の具良くなったからみたいなことが書いてありましたが、いやそれだけはでないでしょうよ。絵師・彫師・刷師のコラボの賜物もあるでしょうよ、やっぱり。
版画好きなんだけど、やっぱり絵画より下みたいに見られたりする傾向まだあるんだろうし、その中でも木版って言ったらさらに下みたいな感じも全く知らないわけじゃないけど、これ見たら二度とそんなこと考えないわよ。
下絵とその版画を見比べられるところがあったけど、私は明らかに版画の方が美しいと感じた。勿論版画にする前提で描いてるってことはあると思うけど、普通に筆で描いたのでは出ない独特の風合いっていうのが並べて観るとよくわかって、版画っていう表現は本当にしみじみいいもんだなぁ、と思えて、本当に観てよかったです。
即図録購入決定。また観せて頂きたいものです。

THANKS!をクリックしたユーザー
Nine Livesさん、ファイさん、uchikoさん、micco3216さん、morinousagisanさん

5.0

新版画に俄然、興味が湧いてきました。

千葉市美術館と両方を訪ねると浮世絵がどんな風に現代へ引き継がれていったのか、変遷が
わかり、益々興味を持ちました。私は、梶よう子氏の小説を読ん浮世絵とはどんなものかと興味を持ちました。
渡辺庄三郎氏の功績は素晴らしいなどと簡単に言えるものではないかもしれませんが、
ヨイ豊と庄三郎氏が天で会ったら、どんな話をするのかしらと想像を膨らませ、買ってきた図録を家で見ています。全くの初心者にはいろいろなことがわかり、よくできて図録だなと。遠いのですが、足を延ばして見てきて良かったです。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、さいさん

4.0

巴水多めです

茅ヶ崎新版画、良かったです。

新版画を網羅的に紹介しているので千葉と被りはあります。
川瀬巴水、笠松紫浪、バートレットのホノルル物、肉筆原画が楽しめます。
展示替え有り、すべて写真撮影不可。

とにかく沢山観たければ千葉、初刷の状態の良い作品を楽しみたい向きは茅ヶ崎
吉田博が好きならチバ、やっぱり電線巴水でしょという方はチガ、
という選択もアリかなと思います。

どちらも良い新版画展ですよ。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、シンディさん

5.0

木版画ってこんなに綺麗だったんだぁ

高い芸術性を目指し、新しい木版画を手掛けた渡邊庄三郎。
その美しい木版画を楽しめる展覧会となっている。

大正から昭和初期の作品を中心に川瀬巴水、伊東深水などの有名どころが見られる。
他にも意外と珍しい外国人版画家の作品も楽しめる。
川瀬巴水の東京近郊を題材とした作品は見知った地名もあるので
つい現代と比べて、知りもしないのに昔はこうだったんだなぁ、となぜか
しみじみしてしまう。

中央市場(魚の市場)の作品は魚市場感が薄いとの理由で魚や道具が足された様で
そういったワンエピソードも楽しめるので是非、オススメしたい。

珍しくグッズコーナーも展開されている。
ポストカードも豊富にあります。
常に釣り銭不足な様で、細かいお金のご準備を。あっ、現金払いのみです。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、さいさん

5.0

稀少な初擦り作品で版画ならではの繊細、華麗な彩色を堪能出来ます

日本画とはまた違う版画の色彩の美しさが実感出来る展覧会です。キャプションで渡邊庄三郎ならではのこだわりや制作秘話が提示されているのも嬉しい。人気の巴水作品多数展示されてますが、カペラリ、初公開の水彩画作品含むチャールズバートレット作品、伊藤深水の美人新版画作品をまとめて観れる嬉しい展示です。精度の高い渡邊版の小原小邨作品、笠松紫波、石渡江逸の代表作も良いです。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、micco3216さん
  • 2
  • BY TK

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川瀬巴水《清洲橋》 昭和6年(1931)

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小原祥邨《山葡萄に四十雀》 昭和初期

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