4.0
版元が果たす重要な役割を、初めて知った
版画もアーティスト次第と思っていたが、版元の提案で作品がこうなったという趣旨の作品解説が多いのを見て、版元がいかに大事か学びました。版画独特の世界。ギャラリートークで学芸員さんから教えていただいたことも合わせて、得ることが多かった。惜しいのは、会場の明かりが暗すぎ、白い光で作品の細部が見にくかったのが、とても良い展示だけに残念。他地への巡回も、見ます
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「新版画」は、新時代の浮世絵を提唱した版元・渡邊版画店(現在の渡邊木版美術画舗)の渡邊庄三郎によって考案されました。明治末期、衰退しつつあった伝統的な浮世絵版画の制作手法を踏襲しつつ、西洋の写実表現など近代的な画風を取り入れた「新版画」は、今日においてもその繊細で流麗な仕上がりに評価を得ています。
本展では、「新版画」の生みの親である渡邊庄三郎と渡邊版画店に焦点をあてて紹介します。伊東深水らによる美人画、山村耕花らによる役者絵、川瀬巴水、笠松紫浪らによる風景画、小原祥邨による花鳥画などの日本人画家に加え、当時日本に関心をよせ「新版画」の発展に大きく貢献した外国人画家らによる作品なども紹介し、瑞々しい情趣や清新に包まれた、その魅力に迫る展覧会です。
会期 | 2022年7月16日(土)~2022年8月28日(日) |
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会場 |
ひろしま美術館
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住所 | 広島県広島市中区基町3-2(中央公園内) |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | 一般 1,300円(1,100円) 高大生 1 ,000円(800円) 小中生 500円(300円)
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TEL | 082-223-2530 |
URL | https://www.hiroshima-museum.jp/ |
4.0
版画もアーティスト次第と思っていたが、版元の提案で作品がこうなったという趣旨の作品解説が多いのを見て、版元がいかに大事か学びました。版画独特の世界。ギャラリートークで学芸員さんから教えていただいたことも合わせて、得ることが多かった。惜しいのは、会場の明かりが暗すぎ、白い光で作品の細部が見にくかったのが、とても良い展示だけに残念。他地への巡回も、見ます
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