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可愛いイタズラうさぎ
「ピーターラビットのおはなし」出版120周年の展覧会。
日本語版の絵本では掲載されなかった挿絵の原画を含めて、彩色画全点を見る事が出来ます。
原画は思っていたよりも小さいです。ただ、とても細かく描き込まれており、彩色も美しく、改めてビアトリクス・ポターの画力に驚かされます。
あれは原画のサイズそのままだったんですね…。
てっきり原画はもっと大きくて、縮小印刷されているのだと思っていました。
ポターが可愛いがっていたウサギのデッサンや絵手紙もあり、ピーターラビット誕生の原点を見る事が出来ます。
子供の頃、小さなサイズの本とウサギの絵が可愛いらしくて、何度も読んだ記憶が蘇りました。
ピーターのお父さんはウサギのパイにされてしまっているし、ピーターも畑でイタズラして追い掛けられ、散々な目にあって…。
とことん動物目線のお話しで、人間は悪者と言う話。子供ながらに「何だか怖いなぁ」と思っていたのは、動物VS人間の切り離せない問題までも描かれているからなんでしょう。
ポターがイギリス湖水地方の景観を守る為にナショナルトラストの活動に尽力するのも納得です。
会場内にはフォトスポットが5か所、設けられています。
物語の世界に迷い込んだ様で子供達には好評の様でした。
120周年記念のグッズも充実しています。
バック、ぬいぐるみ、食器や缶入りお菓子、ロールシール等、散財する事必須です。
常設のショップにも特別展ショップとは違うハガキやぬいぐるみ等があるので気になる方はお忘れなくチェックしてみて下さい。