4.0
永遠のソールライター
鏡や窓を使ったセルフポートレートが印象的。
ハーパーズバザーの撮影時の写真が好き。
『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』の映画も見てみたい。
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2017年、Bunkamura ザ・ミュージアムで日本初の回顧展を開催し、大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター。
1950年代からニューヨークで第一線のファッション写真家として活躍しながら、1980年代に商業写真から退き、表舞台から姿を消したソール・ライターが一気に忘却の世界から引きずり出されるきっかけは、2006年ドイツの出版社シュタイデル社から刊行された写真集『Early Color』。
当時すでに83歳になっていた彼の作品は世界の写真界に衝撃を与え、これを皮切りに世界各地で展覧会の開催や作品集の出版が行われ、さらにはドキュメンタリー映画が公開。
初めてソール・ライターを知る人々にもこの写真家の素晴らしさが理解される機会となりました。天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と呼ばれたソール・ライター。約8万点のカラー写真をはじめ、作品の大半を整理することなく世を去った写真家の「発掘作業」は、ソール・ライター財団により現在進行形で続けられています。
本展では、前回の展覧会では発掘しきれていなかった膨大なアーカイブの中から、世界初公開となる作品を含む多くの未公開作品と豊富な作品資料を通して、ソール・ライターのさらに知られざる一面を紐解き、その魅力に迫ります。
◆Saul Leiter ソール・ライター
1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しながら、58歳になった年、自らのスタジオを閉鎖し、世間から姿を消したソール・ライター(1923-2013)。写真界でソール・ライターが再び脚光を浴びるきっかけとなったのが、2006年にドイツのシュタイデル社によって出版された作品集でした。時に、ソール・ライター83歳。この新たな発見は大きなセンセーションとなり、その後、展覧会開催や出版が相次ぎました。2012年にはドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」(日本公開は2015年)が公開され、その名前と作品は多くの人に知れわたるようになりました。
会期 |
2020年1月9日(木)~2020年2月27日(木)
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会場 | Bunkamura ザ・ミュージアム Google Map |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 | 1月21日(火)・2月18日(火)のみ休館 |
観覧料 | 一般 1,500円(1,300円) 大学・高校生 1,000円(800円) 中学・小学生 700円(500円)
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URL | https://www.bunkamura.co.jp/museum/ |
4.0
鏡や窓を使ったセルフポートレートが印象的。
ハーパーズバザーの撮影時の写真が好き。
『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』の映画も見てみたい。
4.0
今回の展示で初めて知ったソールライター。
想像以上に美しい彼の写真の世界に感激したひと時でした。
モノクロもカラーもどちらの世界も素晴らしい。個人的にはモノクロームが好みだったかな。
特に後半に出てくる彼にとって大事な2人の女性の写真たちがよかった。
妹と愛した彼女、兄としての立場と恋人としての立場から撮影した作品たちはアプローチが違えどどちらも美しい。
写真展は久々でしたがとてもいい時間を過ごすことができた展覧会でした。
5.0
2017年の回顧展でファンになり、今回の展覧会も楽しみにしていました。彼の写真は沁み入るような抒情的な世界で、胸の奥がきゅっと締め付けられてしまいます。中でも、ソールライターの恋人、ソームズの写真が好き。恋人達の親密で飾らない空気感が伝わり、自分のささやかな経験の中の、ささやかな幸福感を重ねてしまいました。どの作品も透明感が溢れて、慌しい日常を忘れさせてくれるような写真でした。とても幸せな時間が過ごせました…
5.0
用意した被写体ではなく日常のひとコマを撮り続けたソール・ライター。展覧会最後の方に出てくるのが妹のデブラと恋人のソールマン。私はデブラとの関係が気になった。デブラと自らの写真をコラージュした作品が数点展示されてあるのだけれど、たった1枚の写真でこの2人がとても強い絆で結ばれているのがわかる。絵画は色々な考察が複雑に絡み合っているけれど、写真はズンと直接的に、ストレートに、シンプルに訴えかけてくるから好きだ。
とても満足して展覧会を出たらあら不思議。自分の目がまるでカメラのファインダーの如く、渋谷の街全てが被写体に見えるから不思議だ。
5.0
1枚1枚の物語性、
構図の絶妙さ、絵画のような色使いに
魅了されました。1枚にたくさんの要素が
つまっていていつまでもみていられる作品でした。
いったこともない都市なのに
どこか懐かしさがありました。
特に雨や雪の街頭風景は、その視点に
現代に生きる人間に共通のものを感じ
場所は違っても同じような日常が
繰り広げられているんだなーと思いました。
ありきたりな言葉になりますが
見過ごしがちな日常を切り取り
作品としてのレベルまで仕上げる才能に
感動しました。
4.0
ソウル・ライター展の第二弾。開催3日目に行ったけどそんなに混んでなかった。じっくり見て回れた。会場は若い人が多い。
そんなに特別な場所や場面を撮影しているわけじゃないのに、どうしてこんなに素敵な光景として映るのか。写真を勉強したわけでもない自分には到底わかりえないが、日常の切り取り方がうまいんだろう。いい小説家も日常の切り取り方がうまい。写真家も何気なく撮ってるわけではなく、そこには哲学とか、信念というのがあるのかなと思う。
美術館を出た後、早速ソウル・ライター風に渋谷の街中の写真を撮って回った。彼の真似するだけで街歩きが楽しくなる。
5.0
休日の午後に行きました。少し混んでいましたが1点1点じっくり見てきました。
モノクロ写真・カラー写真・絵画が展示されていました。
鏡や水たまりの反射をうまく使った写真が多かったです。
カラー写真は色彩の鮮やかさが印象に残りました。
私はニューヨークへ行ったことはありませんが、友人は今のニューヨークと
同じところもあったと話していました。
グッズも充実していて、ポストカードを何点か買いました。
5.0
一年ぶり?のライター。今回はまだ会期始まりということで比較的ゆっくり見ることができました。
写真の展覧会なので一枚一枚ゆっくり見たい方は早めにご覧いただくとよいかも。
今回はグッズも比較的多めにあるので、ライターの世界をお手元に置くことができるかも!!
5.0
ソール・ライター、最高に良かったです!
モダンでクールで、とってもカッコいい!
やはりカラーがすこぶる調子が良いです。
カラー写真が美術作品として評価されはじめたのは結構最近なんですね。
構図とか差し色とか本当にイイ。
年代的にモード・ジャズのような静かな熱気を感じます。
休日午前に伺いましたがそこそこ入っています。
ただ見づらい感じはなく自分のペースで観られますし牛歩になることもありませんでした。
ソール・ライター作品をじっくり味わうために早めの訪問が良いと思います。
ポストカード選びも悩ましいオススメ展覧会です!
5.0
公開から2日後に行きました。
人はそこそこいましたが、2列になって見なければならないほどの渋滞はなかったです。
ソールライターのカメラに対するこだわり、日常の色彩をとらえた作品、妹や恋人を中心とした人間関係が上手く構成されています。
驚くべきは、日常のかたちと色の切り取り方です。
車のボンネットが深紅のワインのような表情を見せたり、緑のペンキが堆積したエメラルドのようにも見えます。
個人的には、言葉を失うほど感動いたしました。
一方で、いいも悪いもないですが、写真にストーリーを求めたり、芸術を日常の連続として考えてない場合は退屈かもしれません。
私は最高でした。ありがとうございます。
5.0
展覧会初日の今日、来場者プレゼントの「フィルム型しおり」をお目当てに昼の12時前ごろに入場。
初日とは言えども平日だし、まだ100名も来てないだろう~と高をくくっていたら、もうすでにプレゼントは配り切っていたらしく、しおりは貰えずじまい。ソール・ライターの人気っぷりを侮っていた。
展示室の中も平日の昼にしてはほどよく賑わっており、この「永遠のソール・ライター展」を心待ちにしていた人がこんなにいたんだなあと感動。
(1/17(金)、1/24(金)の18:00以降"フライデーナイト"に来館した人先着100名には、別デザインの「フィルム型しおり」が来場者プレゼントとして用意されているらしい。)
2017年に同じくBunkamuraで開催された前回の「ソール・ライター展」は見逃してしまっていたので、大きな期待を胸に鑑賞したが、期待値を超える展示だと私は感じた。
個人的なお気に入り箇所は「スニペット」と呼ばれる小さいサイズの写真たち。ささやかなものたちに対するライターの柔らかい眼差しが、ああ、良いなあと思う。
あとは何と言っても「スライド・ショー」だ。暗い一室の中で「カラカラカラ…」という心地よい音と共にライターの未発表のスライドたちが一枚一枚映し出される様子は、とても趣き深い。目と耳と心にしかと焼き付けた。
これはぜひ空いている日、空いている時間帯に行って楽しんでほしい。
ショップの関連グッズも非常に充実していた。A5サイズのクリアファイルの柄が何種類もあって迷いに迷った。
とても心躍る展示だったので、もう一度、もう二度くらい観に行こうと思う。
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