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華やかな屏風に囲まれた1日
相国寺は金閣寺や銀閣寺等を山外塔頭に持ち、境内も広く、多くの草木が植えられ、大変静かな大寺院です。その承天閣美術館で相国寺蔵の屏風群が公開されましたので早速見学に伺いました。外では小雪が舞い、強い風が吹いていたが、館の中はほどよい温度に調整され、ゆっくりと気持ちよく見学する事が出来ました。
展示は次の3っの章に分類され
第一章は相国寺を荘厳する屏風
第二章は人々の営みを描く屏風
第三章は自然を描く屏風
江戸時代の作品を中心に、室町、桃山、明治時代と幅広く展示されていました。又、作者も伊藤若冲や長谷川等伯、呉春他狩野派の絵師たちなど何れも名前の通った人達の絵が沢山間近で見れて良かったです。
描かれている内容は日本の風俗や花鳥、中国の故事等多岐にわたり、見ていて飽きる事が無く、半日沢山の屏風を楽しませて頂きました。
又、十牛の庭と名付けられた手入れの行き届いた庭の回廊には色々な絵や掛軸が飾られ、特に回廊の片隅に置かれていた中国周代に造られた青銅の大きな盛水器が目にとまりました。四っの獣耳が付いていて綺麗な紋様が外面に刻まれていました。それはマムシがトグロを巻いている紋様だと説明文に有りました。非常に力強い器で2000年も前の遺物が間近で見れて大感激です。何回か来館していますが、気がついたのは今回が初めてで、何か得した気持ちになりました。
承天閣美術館は相国寺の歴史の重みを感じさせる静かな落ち着いた美術館であり次の展示が有れば是非拝観させて頂きたく、強く感じて帰路につきました。













