5.0
たっぷりの作品からこぼれだす「ワクワク」に、自然や生き物への愛に、魅了されました。
民藝の染色工芸家沙弥郎氏の大回顧展。初めて制作した型染布から、101歳の時に制作したコラージュまで、75年の創作活動の軌跡をじっくり辿ります。会期終盤ぎりぎりで、やっと行くことが出来ました。平日の開館時、入り口の行列を見てびっくりしました。今までアートギャラリーさんでかなり人気のありそうな展覧会も幾度か行ってはいますが、こんな行列は初めての体験です。まあ、会期終盤のせいもあったのでしょうが‥。それでも会場内は、作品が大きいせいもあり、特に見づらいこともなく、ゆっくりマイペースで鑑賞出来ました。
染色作品は本当にみんなみんな素敵です。好きな作品、なんて挙げていられません。天井や壁面にいっぱいにつられた作品。その色彩とデザインに包まれて、柚木氏が作品に込めた「ワクワク」が、見ている私たちをそのまま包み込んでいる、そんな感じでした。
絵本や切り絵などは、可愛らしく生き生きとしていて、氏の、自然や生き物や、身の回りの様々なものへの愛が伝わって来ます。日本のレオ・レオーニ?(夏にヒカリエで見たのでまだ印象が強いです)、なんて感じてしまいのした。国内外のゆかりの都市をテーマとした特集展示もあり、旅も大好きだった氏の色々な言葉も、とても良かったです。
一部を除いて、基本、撮影不可なのが残念。『柚木沙弥郎 永遠のいま』はネット購入しました。













