4.0
安井曾太郎を見に来たはずが面食らった
安井曾太郎の展示目当てで同時に見られる本展もとりあえず見とくかと言う程度の気持ちだったにも関わらず想定外に時間を費やしてしまった。しまったと言う必要はないのだが、なにかごっそり持っていかれたようなエネルギー消費が激しかったので、しまった表現をしてしまった。山城さんの展示では引き込まれるものがあり、つまみ食いではあるがなんとか意図するものを少しは飲み込むことができたのでは。
問題は志賀さんである。まず目に入ってくるのが手のひらに書かれたあのメッセージ。東北出身の自分からするとなんとなく気持ちが動くのとなんとなく不気味な予感。そして入り口の注意書きサインへの縦横無尽な手描き文字から主張の強さをバシッと感じた。巨大な展示物にある文字を読み進めた。動線設計がうまくストレスないのが素晴らしい。文を読む目線もちゃんと考えられてる。中盤、手のひらのあの文字のネタバレからその後の展開まで、素晴らしいストーリーに心打たれた。なんか本を大量に並べてるおまけコーナーみたいなのも圧巻だった。この人の熱量半端ない。とにかく熱いこの人が東北に住んでいるってことが嬉しく思った。表現をとにかく続けてほしい。そう思わせる熱量を感じた。この巨大な展示に出会えて良かったと思う。











