ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ

アーティゾン美術館

  • 開催期間:2025年3月1日(土)~2025年6月1日(日)
  • クリップ数:45 件
  • 感想・評価:6 件
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《「ダダ・ヘッド」とゾフィー・トイバー》1920年、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト 撮影:ニック・アルフ
《「臍−単眼鏡」とジャン・アルプ》1926年頃、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト
ⓒ VG BILD-KUNST, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2024 C4762
ゾフィー・トイバー=アルプ、ジャン・アルプ《デュオ・デッサン》1939年、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト ⓒ VG BILD-KUNST, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2024 C4772
ジャン・アルプ(ゾフィー・トイバー=アルプの作品に基づく)《無題》1950年代、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト ⓒ VG BILD-KUNST, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2024 C4772
ゾフィー・トイバー=アルプ《さまざまな要素のある垂直−水平の構成》1919-38年頃、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト
ゾフィー・トイバー=アルプ《パッチワークのズボン》1924年頃、アルプ財団、クラマール
ゾフィー・トイバー=アルプ《オーベット200(ストラスブールのオーベットのバーの天井デザイン》1927年、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト
ゾフィー・トイバー=アルプ《調節可能家具(グレーの棚)》1929年頃、アルプ財団、クラマール
ゾフィー・トイバー=アルプ《漸次的な移行》1934年、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト
ジャン・アルプ《花の頭部をもつトルソ》1924年、アルプ財団、クラマール ⓒ VG BILD-KUNST, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2024 C4772
ジャン・アルプ《無題(デッサン・デシレ)》1934年、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト ⓒ VG BILD-KUNST, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2024 C4772
ジャン・アルプ《貝殻-帽子》1965年、アルプ美術館バーンホフ・ローランズエック Photo: Mick Vincenz
人形劇「鹿の王」のための人形の前のゾフィー・トイバーとジャン・アルプ、1918年、チューリッヒ
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

テキスタイル・デザイナーとしてキャリアを開始し、緻密な幾何学的形態による構成を、絵画や室内空間へと領域を横断しつつ追求したゾフィー・トイバー=アルプ(1889–1943)と、詩人としての顔をもちながら、偶然的に生まれる形態に基づき、コラージュやレリーフ、彫刻を制作したその夫、ジャン・アルプ(1886–1966)。

本展は、この20世紀前半を代表するアーティスト・カップルをめぐり、個々の創作活動を紹介するとともに、両者がそれぞれの制作に及ぼした影響やデュオでの協働制作の試みに目を向け、カップルというパートナーシップの上にいかなる創作の可能性を見出せるか、再考するものです。ドイツとフランスのアルプ財団をはじめとする国外のコレクションより、ゾフィー・トイバー=アルプの作品約50点、ジャン・アルプの作品約40点、そして、多様な様態からなる両者のコラボレーション作品約15点、計100点余りを出品予定です。

◆ ゾフィー・トイバー=アルプ(1889 –1943)
スイスのダヴォスに生まれる。スイスとドイツの応用芸術学校に学んだ後、1915年にチューリッヒでジャン・アルプと出会い、1922年に結婚。テキスタイル・デザインの教育に従事する傍ら、色彩理論と幾何学的抽象の研究を基盤に空間装飾や絵画も手がけるなど、ジャンルを横断する創作活動を展開した。

◆ ジャン・アルプ(1886 –1966)
ドイツのシュトラスブルク(現在のフランスのストラスブール)に生まれる。ドイツ国内とパリで美術を学んだ後、「青騎士」やダダイスムの活動に参画。1920年代以降は、独自に創出した造形言語をもって、シュルレアリスムと抽象の間を行き来しながら、主にコラージュやレリーフ、彫刻の領域で創作を行った。

◆ 同時開催
硲伊之助展(5階展示室)
石橋財団コレクション選 コレクション・ハイライト(4階展示室)

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年3月1日(土)~2025年6月1日(日)
会場 アーティゾン美術館 Google Map
展示室6階展示室
住所 東京都中央区京橋1-7-2
時間
  • 10:00~18:00(最終入場時間 17:30)
    毎週金曜日は20:00まで(最終入場時間19:30)
休館日 月曜日、5月7日
※ただし5月5日は開館
観覧料 日時指定予約制
ウェブ予約チケット1,800円
窓口販売チケット2,000円
学生無料(要ウェブ予約)
  • ※予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットを購入できます
    ※中学生以下の方はウェブ予約不要です
    ※この料金で同時開催の展覧会を全て観覧できます
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル)
URLhttps://www.artizon.museum/

アーティゾン美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

アーティゾン美術館 アーティゾン美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

二人のコラボの軌跡 作品も人生も

本展のコンセプトの通り、ゾフィーとジャンの二人の結びつきに視点がいく。
ゾフィー、結婚後にテキスタイルから絵画へと表現分野を変え、色彩・抽象の探求を進めるにつれて、彼女自身の作品にジャンとの交差が生まれる。
実際に二人で共作した「デュオ=デッサン」の展示作品も良い。
が、より共感させられるのは、寧ろゾフィーの没後のジャンの制作だ。〈グラースで制作されたドローイングに基づく集合アルバム〉の6作品では、ゾフィーのドローイングに重ねたジャンの図像が絶妙のハーモニー。
更には、ゾフィーのドローイングを基にしたジャンのレリーフに至っては、喪失感から立ち直ろうとするジャンの思いを感じすにはいられない。

コレクション展も良し。最後の部屋、ザオ・ザーキーの大作がずらりと並び壮観。

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morinousagisanさん、黒豆さん

3.0

へそ

チラシデザインに惹かれて鑑賞

勝手なイメージだが、アーティゾン美術館が好きそうだなぁと思った。
フォルムを簡略化しているセンスがバツグンだった。
中でも、へその作品はとてもかわいらしくて好きだった。

途中、新築祝いの仮装パーティーの写真がまた可愛く、スライドショーに映る、操り人形も可愛かった。

デザインって、見ていて楽しいと改めて思った。
整列された線よりも、自由気ままに描かれた線が好き。

5.0

抽象の階梯

 東京駅に近いからという理由で予習無しで訪問した。3つのフロアで別の展覧会が開かれていて、2,000円で全てを観ることができた。
 2人とも全く知らないアーティストだったけれども、興味深かった。展示してあるのは抽象的な表現だった。抽象絵画は何が描いてあるかわからないため、どうせ理解出来ないんだろうな、と思考が停止してしまう。しかし、今回の作品は、元々の題材がわかるものからわからないものまで抽象化が段階的で、観ているうちにだんだん抽象表現に馴染んでいくことができた。こうやって見るとやはり人体は芸術の題材になりやすいんだなと思った。

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morinousagisanさん

3.0

対等な芸術家としてのゾフィーとジャン

アーティゾン美術館に行った。「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」展を見るためだ。アルプ夫妻を取り上げた展覧会は日本でも度々開かれてきた。しかしたいていジャン・アルプの作品が中心になり、女性のゾフィーは付け足しのように触れられてきた。同展は、展覧会名にゾフィーが先に来ていることからも分かるように、両者を対等に扱っている。また2人のコラボレーション作品を展示して共同制作の試みを紹介していた。ゾフィーはもちろんテキスタル・デザイナーとして活躍したが、それに止まらず家具や建築など幅広いデザイン活動をした。また数多くの構成主義的なドローイングや平面作品を残している。ジャンのレリーフや抽象彫刻はもちろん素晴らしい。2人が共同して制作したドローイングを見たが、主に直線はゾフィーが曲線はジャンが試み、完全に1つの作品となっており分けることは出来ない。またゾフィーの死後、アルプが彼女のドローイングをもとに制作したレリーフは、2人の絆の強さが感じられ記憶に残った。

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Camdenさん、morinousagisanさん
  • 2
  • BY aki

4.0

アルプ夫妻の共同制作に胸熱く

妻ゾフィーの直線を駆使した幾何学模様のテキスタイル、夫のジャンの曲線だらけのレリーフや彫刻が出会って融合していく過程が丁寧に展示されている。

この時代につき物の2つの大戦を跨ぎ世界情勢にもまれながらも個々の個性が花開き、平面立体作品ばかりではなく室内装飾、家具に人形劇と幅広く活躍していく。自宅の内装などはゾフィーが仕切っていたのかな。

特に中盤、ゾフィーが直線を描くとジャンが曲線をと交互に一筆づつ描いて出来上がる予測不能だが均整のとれたデュオ=デッサンは素敵。
二人の楽しむ姿が思い浮かぶ。
後半のジャンによるデッサンを基にした立体作品に胸が熱くなる。

私はゾフィーの「漸次的な移行」が大好き。
不安定で平べったい形態が積み重なる模様だがリズミカルで面白い。

夫婦二人三脚の活躍というと近年展覧会てみたアントニン・レーモンド、ノエミ夫妻や上野リチ(リチ·フェリーツェ·リックス)伊三郎夫妻を思い出した。時代もほぼ一緒なのにも感慨深いものを感じる。

写真撮影可。平日比較的空いていた。
同時開催の硲伊之助展、常設展示もたっぷり楽しめ滞在時間2時間半。

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん、karachanさん、アバウトさん、morinousagisanさん

4.0

幅広い作品が見れました!

アーティゾン美術館に初上陸!
6階から「ゾフィー・トイバーとジャン・アルプ展」が始まり、降りていくと「硲伊之助展」「石橋財団コレクション」と続きます。
正直、アルプ夫妻も硲伊之助さんも知りませんでした。
でも、硲伊之助さんって凄い人!!
アンリ・マティスなど海外の画家と交流があり、日本での展覧会を開催させたり、
今の展覧会があるのは硲伊之助さんのおかげ?
作家との手紙も展示されていて、翻訳されているので読むと面白いです。
一館で幅広い作品が見れて、1階に戻ってきた時にはすごい充実感でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん

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出展作品・関連画像IMAGES

《「ダダ・ヘッド」とゾフィー・トイバー》1920年、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト 撮影:ニック・アルフ

《「臍−単眼鏡」とジャン・アルプ》1926年頃、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト
ⓒ VG BILD-KUNST, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2024 C4762

ゾフィー・トイバー=アルプ、ジャン・アルプ《デュオ・デッサン》1939年、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト ⓒ VG BILD-KUNST, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2024 C4772

ジャン・アルプ(ゾフィー・トイバー=アルプの作品に基づく)《無題》1950年代、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト ⓒ VG BILD-KUNST, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2024 C4772

ゾフィー・トイバー=アルプ《さまざまな要素のある垂直−水平の構成》1919-38年頃、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト

ゾフィー・トイバー=アルプ《パッチワークのズボン》1924年頃、アルプ財団、クラマール

ゾフィー・トイバー=アルプ《オーベット200(ストラスブールのオーベットのバーの天井デザイン》1927年、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト

ゾフィー・トイバー=アルプ《調節可能家具(グレーの棚)》1929年頃、アルプ財団、クラマール

ゾフィー・トイバー=アルプ《漸次的な移行》1934年、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト

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