タピオ・ヴィルカラ 世界の果て
市立伊丹ミュージアム|兵庫県
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フィンランドの手仕事
カタカナの名前が覚えられない。特にフィンランドやポーランドの作家の名前は覚えられない。タピオの妻セラミック・アーティストのルート・ブリュック、その個展はとても印象深く、フィンランドにとって国民的作家として珍しく名前が記憶に残る。本展はその旦那様、タピオ・ヴィルカラは、北欧モダンデザインの巨匠と紹介されています。いつもパイプをくわえ、もじゃもじゃ髭のタピオ、妻とラップランドに居を構えてその生活中でインスピレーションを得て何枚も何枚も描くスケッチとそこから生まれる造形。
実をいうなら本展のメインヴィジュアルがとても素敵で、夏の終わり(まだまだ残暑は厳しいが、日は短くなり朝夕はすこーし涼しい)に観る、硝子や古染付は良い。
彼のファミリーヒストリーには、手仕事があり、当然の如く進む道は決まったのではないでしょうか。イッタラのデザイナーとして出発したタピオですが、その仕事はガラスにとどまらず、多彩多様なプロダクトデザインへ広がります。
グラフィック要素の構成に長け、左右の手でスケッチし、フリーハンドで完璧な円が描けるほど器用だったと解説されています。
タピオ紹介映像でサラサラとスケッチする手元は気持ちがいいほどですし、木を削るゴツゴツした手も職人の手です。
ムーミンやマリネッコから出発して、アイノ&アルヴァ・アアルトにみる北欧の暮らし、リュイユ―フィンランドのテキスタイル・・・自然との共生を感じるフィンランドデザイン、心が落ち着き安らぎます。
本展も観覧料がお安い!空いています!市立伊丹ミュージアムは、阪急からもJRからもアクセスがよく、二駅を繋ぐ道も整備されています。手工芸アーティストの育成も支援し、酒造業を営んでいた旧岡田家住宅(国指定重要文化財)の一角に、伊丹郷町クラフトショップが併設されています。
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- BY morinousagisan