きもののヒミツ 友禅のうまれるところ
京都国立近代美術館|京都府
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1点見たさに2日続けて行ってきました。だって3年待ったんだもん。
今回の遠征のメインは本展。というか、もっとピンポイントで今尾景年の『群仙図』。
もともと美術は好きだったけど、頻繁に通うようになったのは2022年に京セラ美術館で開催した「綺羅めく京の明治美術-世界が驚いた帝室技芸員の神業」が契機です。
前期の終わり頃に行って群仙図を見たんですが、まさかの片方のみの展示。
結局、もう片方を見るために後期も行ってきました。
合わせ技で一双とはなったけど、どうしても左右そろった完品の状態で見たい!
一双で見る機会を探るうちに、所蔵する千總さんがギャラリーを構えていることを知り、京都に行くたびに千總ギャラリーに寄るようになりました。
ついでにスタッフの方に「群仙図の展示予定はありますか?」と毎回聞いていました。
で、昨年行ったときに「来年は470年記念の展覧会があるんですよ」と聞き、それから待つこと1年。
周年記念には出品されるだろうと思っていたけれど、前・後期のどちらで出品されるのか、一双で展示されるのか、リストが出るまで本当にドキドキしていました。
という経緯があって念願叶ったわけですが、いやー、至福の時間でした。
そもそも混雑していないうえに、他の方はキモノに興味があるようで、屏風や画譜に足を止める人は少数。
おかげで思う存分、独り占め鑑賞を楽しみました。
群仙図とか羅漢図とか、人も神仏も動物も楽しそうにワサワサしている世界観が好きなんです。
楽しげで、親しげで、でもベタベタしていない感じが心地よさそうで、私にとっては理想郷です。
特にこの作品は、背景の色使いや仙人の表情などが本当に好きですね。
結局1度の鑑賞では足りず、予定を調整して2日めも行ってきました。
滞在時間の7割を群仙図に費やしましたが、他にも素敵な作品がありました。
柴田是真や高村光雲ら8名の合作『福禄封侯図飾棚』は凝った作りで、猿や蝙蝠を見つけるのが楽しい作品です。
今尾景年と幸野楳嶺の画譜は保存状態が良く、鳥や花の瑞々しさが印象的でした。
遠征時はあれもこれも見ようと頑張るんですが、今回は1作品をじっくり鑑賞するという貴重な体験ができました。大満足です!