特別展「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」
京都国立博物館|京都府
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「国宝祭」後半戦始動しました。お目当ては”Anselm Kiefer”@二条城
「美のるつぼ」は、京博の所蔵も多く、また取りまとめの担当が漆器ご専門のこともあり漆器類が多く展示されています。他の国宝展ほどに主要な作品の展示替えもない。関西圏以外の所蔵の作品を観たい。抱一筆《夏秋草図屛風》の展示にあわせて出かけてきました。国宝祭、兎に角午前中は混みに混んでるよとの警報が出ておりましたので、午後3時入館を目指しました。5時半まで開館ですので、所要時間は2時間半です。とらリンのShort YouTubeで専門の研究者が作品を1点ピックアップして解説されており、それを見ています。
2番目の展示室は、正面に宗達の「風神雷神図」、右壁面には抱一筆「夏秋草図屛風」と妙心寺の「瓢鮎図」と余裕のある展示となっています。「瓢鮎図」は禅問答の例として何度もお目にかかっております。国宝なんですねー。抱一の「夏秋草図屛風」ももちろん観たことはあるのですが、東博蔵となると、私の場合次はないかもしれません。銀地に、風に揺れ、雨に打たれる夏草秋草の美しさに再会したいと、3階は4時を回ってから上がって来て、近くで離れてじっくり拝見してきました。横の宗達の「風神雷神図」も本当に良く描けているなぁとつくづく、風神さんはまさに天から駆け下りてきているふうだぁと。
再度確認したかったのが、林忠正の助言を得て出版された《L'Art Japonais(『日本の美術』)》、ビングが編集した《Le Japon artistique(『芸術の日本』》の表紙となった浮世絵と本展の基軸となる《Histoire de l’Art du Japon (『日本美術史』)》です。どれも印刷がとても綺麗ですよね。明治期の印刷技術の高さを再認識しました。今回の1つの注目作品のはずの国宝「宝相華迦陵頻伽蒔絵そく冊子箱」は、スコスコに空いていてグルグルと回りから迦陵頻伽さんたくさん見てきました。静嘉堂文庫美術館蔵の唐物茄子は二つ並べて見たかったです。なかなかお目にかかれそうにない、また所蔵先へ出掛けそうにもない名古屋市秀吉清正記念館蔵《花葉文様刺繡陣羽織》にもお目にかかりたかったですが、「夏秋草図屛風」とは入れ違いの展示替えで観る事かなわず残念でした。
それでも3時頃、お手洗いやロッカーは混んでいました。地下も開放されていますので、そちらを利用されている方はないので、帰りにロッカーによるのを忘れないように、地下を利用されるのも良いかと思います。
さてさて、二条城の「アンゼルム・キーファー:ソラリス」展です。二条城では時々現代美術展を開催しています。二条城入場だけのチケットと京都市民以外のキーファー展チケットで3000円也です。(お高い!) 一期一会の作品との出会い、豊田美へゲルハルト・リヒターに出かけずとっても後悔しました。本展の会期末もせまり、次京都へ来るのは京近美のキモノ展なので、今しかないと行ってきました。他のレビューも読んできましたが、AAさんのレビューは大きく背中を押してもらいました。二条城 二の丸御殿台所・御清所に据えられた現代アート、歴史と存在を問うとでもいうのでしょうか。今はなかなか入手しがたい立派な材木で建てられた広い空間の「陰翳礼讃」、「白砂青松」に建つ黒いドレス。キーファーやリヒターは、世界的な大御所ですが、そこに胡坐をかいたりはせず、まだまだ攻めている現代進行形の作家だと思いました。
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- BY morinousagisan