ART BLOGS

アートブログ

魅惑のサウスポー

刈谷市美術館「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」に行ってきた。

個人的にはNHK日曜美術館の宇野亞喜良特集を再放送も含めて3回くらい観たこともあり、そこでも登場した、俳句とイラストがセットになった作品が好きだった。それを集めた画集が出たら、絶対買いたい。上記番組で宇野亞喜良が実際にイラストを描く映像が流れていたが、紙から離れず進んでいく鉛筆により生まれる線画から目が離せなかった。

そういった宇野の多彩な仕事が網羅的に収めてあった。古い作品だけだと、その当時を過ごした人が感じる懐かしさのようなものを感じ取れずに疎外感を抱いてしまうが、知っている作家の本の表紙などがあるのを見ると嬉しくなってしまう。

また、企業の古いポスターやカレンダーなどを見ると、当時の人はここから詩情を感じていたんだろうなと思う。前にデ・キリコ展に行った時に、同行者が「北斗の拳の空みたい」と言っていた。両者の関係は不明だが、世紀末の景色を形而上絵画やシュールレアリスムから取り込んでいたのだとしたら、当時の視聴者は知らないうちに上記の絵画芸術に触れていたことになる。それと同じように、身近に宇野の作品があった当時の人々は、イラストから画家が影響を受ける、という次元だけでなく、生活の中で良きものに触れて詩情を育むことが出来ていたんだなぁと羨ましくなった。


プロフィール

くつしたあつめ
通報する

この記事やコメントに問題点がありましたら、お知らせください。

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE
CLOSE
いいね!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE