5.0
ガレの魅力満載、充実の内容
エミール・ガレ、オンリーの展覧会でも、那須の美術館や、2017ポーラ美術館や、今年のみなとみらい美術館だけでなく、結構色々観て来ていると思うのですが、今展、なかなかに素晴らしかったです。
この日平日の11時少し前、美術館に着くと、入り口前に20人以上の行列。こちらにお並びくださいの札がたてられていて、開館の時間を間違えた? かと思ったくらいです。今まで随分松濤さんには来させていただいていますが、初めてのことでした。会期末ではありますが、流石ガレ、すごい人気なんだなと‥。でも、別に入場制限されていた訳ではなかった様で、7-8分程で入館出来ました。中は、それなりに観覧者は多めでしたが、特別に混雑と言うこともなく、観辛いこともなく、小さい作品から大きめの作品まで、一点一点じっくり観ることが出来ました。皆さん書かれていますが、アールヌーボー前の作品の充実、ガラス以外の陶器や家具などがしっかりとりあげられていて、ガラス作家、アートディレクター、植物学者と多岐にわたる仕事の中で、自然美を追求していくガレの情熱や愛がヒシヒシと伝わって来ました。ガレの魅力満載。本当に見どころ十分で、キャプションもとても良かったです。よく、2階ホールでVTRがあったりしていますが、今回はなかったので少しだけ残念です。エントランスホールにいた陶器のねこちゃんのみは、撮影可でした。
来年サントリー美術館さんでの「エミール・ガレ:憧憬のパリ」展も楽しみにしています。