生誕150周年記念
菱田春草と画壇の挑戦者たち
―大観、観山、その後の日本画へ

美術館「えき」KYOTO

  • 開催期間:2024年5月25日(土)~2024年7月7日(日)
  • クリップ数:14 件
  • 感想・評価:3 件
生誕150周年記念 菱田春草と画壇の挑戦者たち ―大観、観山、その後の日本画へ 美術館「えき」KYOTO-1
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菱田春草 《竹に猫》 1900年 水野美術館所蔵
菱田春草 《朝之牡丹》 1906年 水野美術館所蔵
菱田春草 《桐に小禽》 1908年頃 水野美術館所蔵
横山大観 《無我》 1897年 水野美術館蔵
下村観山 《朝日ニ瀧》制作年不詳 水野美術館蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

明治後期に新しい日本画のあり方を模索しながら、数々の傑作を生みだした日本画家・菱田春草(1874-1911)。36歳という若さで世を去るまで、常に革新的な表現を求め続けたその画業を辿ります。

本展では、春草が試みた表現を「線」や「空気・光」「色彩・古典」などの視点から紹介し、ともに研鑽を積んだ横山大観、下村観山ら春草とゆかりの深い作家の作品と併せて画壇の挑戦者たちの表現に迫ります。

また、本展は春草の故郷・長野県において初期日本美術院作家の代表的な作品を数多く所蔵している水野美術館の特別協力により、その貴重なコレクションのなかから選りすぐった作品による展覧会となります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年5月25日(土)~2024年7月7日(日)
会場 美術館「えき」KYOTO Google Map
住所 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
時間 10:00~19:30
  • 入館は閉館の30分前まで
休館日 会期中無休 
観覧料 一般 1,100円(900円)
高・大学生 900円(700円)
小・中学生 700円(500円)
  • ※( )内は前売料金。「障害者手帳」を提示の本人と同伴者1名は、当日料金より各200円割引
    ※高・大学生の方は学生証を要提示
TEL075(352)1111(大代表)
URLhttps://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/

美術館「えき」KYOTOの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

美術館「えき」KYOTO 美術館「えき」KYOTO

講演会・イベント情報EVENT INFORMATION

◆ ギャラリートーク
会場:美術館「えき」KYOTO
日時:6月8日(土) 14:00から、6月9日(日) 11:00から
講師:野口春花氏 (水野美術館 学芸員)
※各回約30分
※マイクを使用し、会場内を移動しながらお話しいただきます。
※事前申し込み不要。参加は無料ですが、美術館入館券は必要です。
※混雑した場合は、入館制限のある場合がございます。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

解説もとても分かり易かった

展示作品は、全てがキノコのホクトの水野美術館所蔵でした。
長野ゆかりの作家ということもあり、春草作品を所蔵し、その周辺の蒐集へと広がったものと思います。
夭折の画家ではありますが、岡倉天心を師として、大観と共に時代を代表する画家で、画業は決して長くないが、世によく知られた代表作は多い。
「朦朧体」として知られる、新しい日本画の表現を探究していた時期でしょう。
没線法とか輪郭線を描かない朦朧体を描いたイメージがありますが、最初期は日本画は「線」と毎日線を描く練習をしていたというところから始まるこの展覧会は”目から鱗”でした。
色面での表現や琳派からの影響で装飾的表現への流れも追え、春草だけでなく、大観や彼の周辺画家の作品も展示され、分かり易い解説と共に彼らの生きた時代背景もよく分かる展示でした。

人間性も穏やかだったと伝わる下村観山、美学校に入学する以前から橋本雅邦について狩野派を学んでいて、基礎がしっかりして、画力がありますよね。
原三溪が好きだった観山、関西での展覧会はないですね。纏めてじっくり観たい画家です。「エキ」さん企画してほしいです。

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ぷりんさん、serigraphieさん、harukaさん、karachanさん、黒豆さん

5.0

下村観山「春秋」最高!

菱田春草がメインの展覧会ですが、画壇の挑戦者たちの中の下村観山の印象ががらりと変わりました。琳派研究を仲間に取り入れた第一人者と知り、見方が変わり、私の中で下村観山の株がぐっと上がりました。その上で「春秋」という作品と出会い、この絵好き!と心奪われました。背景の薄ブルーグラデーションに藤の花の紫が映えていて、とにかく美しいです。絵ハガキを自分用と友人用に2枚買いました。また、キャプチャーに紹介されていた第一回文展出品作品「木の間の秋(1907)」、今回展示されていませんでしたが、東京国立近代美術館所蔵ということで、いつか本物を見てみたいと思いました。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、黒豆さん、くつしたあつめさん、morinousagisanさん

5.0

瑞穂国の湿潤

 絵画たちを見ながら感じていたのは、「水」ということだった。靄のかかった山、滝壺の飛沫などが、(多分)たっぷりと水を含んだ筆で煙るように描かれている。さらに、水が描かれていない絵からも水分を感じる。たとえば牡丹の花の絵。ただの牡丹ではなく、「朝之牡丹」というタイトルが良い。淡い色調からは朝のしっとりとした空気感が伝わってきた。しまいには、日本画特有の何も描かれていない空白からも、湿り気の多い日本の潤んだ空気を感じた。日本の景物を描くのに一番適している形式や画材は、やはり日本画(に用いられるもの)なのかもしれない。

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karachanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

菱田春草 《竹に猫》 1900年 水野美術館所蔵

菱田春草 《朝之牡丹》 1906年 水野美術館所蔵

菱田春草 《桐に小禽》 1908年頃 水野美術館所蔵

横山大観 《無我》 1897年 水野美術館蔵

下村観山 《朝日ニ瀧》制作年不詳 水野美術館蔵

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