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現代アートで最近気になるワード「VOCA」
家族三人で美術館巡り、いつものごとくアートにあまり興味のない、息子と妻が先行し、私がじっくり鑑賞するパターンとなりました。ですが、せっかく来たので、必ず聞く質問「何が一番良かった?」
息子は、笹岡由梨子さんの「Animale/ベルリンのマーケットで働くクマ」が良かったとの事。私も全作品の中で一番インパクトがあったと思いますし、美術館を出てからもあの音楽が耳から離れない強さがありました。
妻は、小左誠一郎さんの「百合」が良かったとの事。色の組み合わせが綺麗でしたので、それを理由に選んだと思いますが、ちょっと意外でした。もっと具象的な作品を選ぶかと思っていました。
私は、松元悠さんの「サラバ化物(御徒町のパジャマ3枚、やっぱりやめよう、先生大丈夫入るよ)」です。先日、アーティストフェア京都2024で直接ご本人の話を聞けたことが、より作品を知ろうとの思いとなり、松元さんが法廷で聴講したエピソードを映像化した作品・タイトルを見て、そのエピソードの全体を把握しようとしましたがちょっと難しかったです。もう一つは、松延総司さんの「Pattern of Dark #49(Wall)、Pattern of Dark #2(Wall)」です。離れて全体を見ると単純に濃さの違う壁紙ですが、近づいてみると、ボールペンが書けるかなと試し書きをする意味のない模様でした。それが規則正しく敷き詰められていて、その対比が大変面白く感じました。
今回はじめて「VOCA」展に参加して、今まで以上に若手アーティストを応援したい気持ちが強くなりました。今後は「VOCA」展注目していきたいと思います。