5.0
様々な愛の形
たくさんの愛に溢れていました。
中でもやはりアモルの標的は最高でした。
一番初めにドーンと。
それで一気にテンションマックスになり、最後のグッズ売り場も楽しめました。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 312 の美術館・博物館と 545 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
人間の根源的な感情である「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマの一つであったといえるでしょう。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれています。
一方、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、信者たちに示されています。
ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された、ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、ジェラール、 シェフェールなど73点の絵画を通して、西洋社会における愛の概念がどう表現されてきたのかをひもときます。16 世紀から19 世紀半ばまで、 西洋各国の主要画家の名画によって「愛」の表現をたどる、これまでにない趣向の展覧会です。
会期 | 2023年6月27日(火)~2023年9月24日(日) |
---|---|
会場 | 京都市京セラ美術館 Google Map |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124 |
時間 |
10:00~18:00
|
休館日 |
月曜日 ※ただし、7月17日、9月18日は開館 |
観覧料 | 一般 2,100円(1,900円) 高大生 1,500円(1,300円) 小中学生 1,000円(800円)
|
TEL | 075-771-4334 |
URL | https://www.ntv.co.jp/love_louvre/ |
5.0
たくさんの愛に溢れていました。
中でもやはりアモルの標的は最高でした。
一番初めにドーンと。
それで一気にテンションマックスになり、最後のグッズ売り場も楽しめました。
3.0
ブーシェが見たくて行ってきました。ロココは問答無用で幸せに満ちていると私は思っています。ある意味能天気なくらいのハッピー感が好き。頭の中をお花畑にしたかったので、とても良かったです。
「ルーヴルには愛がある。」が当展のキャッチコピーだ。
LOUVREの6文字のうち、L, O, V, Eのみを浮き出させたメインビジュアルにかけてあって、デザイナーさんとコピーライターさんがTAG組んで知恵を絞った力作だ。
世界一の美術館から作品…readmore
4.0
入ってすぐ、メインビジュアルがお出迎え、フランソワ・ブーシェの『アモルの標的』をじっくり鑑賞しました。
ブーシェが描くアモルの肌感、赤ちゃんみたいに水分量高めなプニプニしてそうな肉感表現がすごいなと思いながら、全体を見渡していたら、アモルの形をした石像は水瓶から水が出ている噴水彫刻にもなっていました。その質感は、石で出来ているので、アモルとは真逆の固い表現になっています。その違いを見比べると、マチエールは同じように感じ、色彩の違いだけで質感がこんなにも違うのかと思い、驚きました。色彩によって受け取る印象がここまで違うのか、その理由を考えていくと、鑑賞者側が持つ色彩のイメージによってもだいぶ左右されることに気づき、もしかして、プニプニの石像を想像した人もいるのかなと思いながら、、、楽しいひとときを過ごしました。
3.0
「愛」という、かなり抽象的かつ哲学的な要素も多分に含んだテーマを選択した割には、あまり深みが感じられない。ルーヴル美術館が収蔵する膨大なコレクションの中から16-19世紀頃の西洋絵画に焦点化したことで、タイトルの持つ良い意味での抽象度が減退してしまっている印象だった。もともと本国で現代美術なども含めた「愛」をテーマにした展覧会が開催されていたらしく、それに想を得ているという本展でも、ぜひとも作品や時代の幅を持たせてほしかった。
大枠では神話画、宗教画、風俗画におけるさまざまな「愛」の表現を紹介しているのだが、そもそも「愛」が分類されている状況そのものに味気なさを感じてしまう。絵画に主題や物語が込められているのは当然のことながら、世俗の愛や神の愛など形式立てて説明されると、絵画そのものの視覚表現や物語性の味わいが薄れていくように感じるのは私だけだろうか。
とはいえ、画家がどのように「愛」を感じさせようとしたのか想像する楽しみを否定するわけではない。印象的なのはやはり「まなざし」だ。相手に対して愛おしさを感じているまなざし、相手を誘惑する(かのような)まなざし、あるいは交わることのないまなざしなど、視線のやりとりは「愛」を語る重要な表現だろう。そうした「まなざし」の表現の妙を作品ごとに見比べてみるのもいいかもしれない。
5.0
男女の愛、親子の愛、神々の愛。
さまざまな思いが交錯する中で、表現はそれぞれでも共通する「愛しく大切に思う気持ち」を描いた絵画を集中して見ることができました。
ルーブル美術館も、よくこれだけの所蔵を貸し出してくれたものだ、と感じています。
愛す気持ちは尊いけれど、思いが強まるとエゴ的な情愛へと変化する。
それは今も昔も変わらない。
そんなことを感じる企画展。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
京都府で開催中の展覧会