アルフォンス・ミュシャ展

八王子市夢美術館

  • 開催期間:2023年4月7日(金)~2023年6月4日(日)
  • クリップ数:58 件
  • 感想・評価:9 件
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-2
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-3
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-4
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-5
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-6
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-7
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-8
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-9
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-10
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-11
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-12
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-13
《スラヴ叙事詩展》1928年 OGATAコレクション
《ジスモンダ》1895年 OGATAコレクション
《月》1902年 OGATAコレクション
《宵の明星》1902年 OGATAコレクション
《北極星》1902年 OGATAコレクション
《明けの明星》1902年 OGATAコレクション
《装飾資料集》PL21 1902年 OGATAコレクション
《装飾資料集》PL29 1902年 OGATAコレクション
《装飾資料集》PL54 1902年 OGATAコレクション
《夜明け》1899年 OGATAコレクション
《黄昏》1899年 OGATAコレクション
《インカのワイン》1897年 OGATAコレクション
《1918-1928 独立10周年》1928年 OGATAコレクション
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1
アルフォンス・ミュシャ展 八王子市夢美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

19世紀末パリ、ベル・エポック(美しき時代)を彩り、アール・ヌーヴォーを牽引したアルフォンス・ミュシャ。1860年、民族意識の色濃いモラヴィア地方の村イヴァンチッツェ(現チェコ共和国)に生まれたミュシャは、27歳のときパトロンの援助を受けパリ留学を果たします。その後援助が終了すると、挿絵画家として細々と生計を立てていましたが、34歳のとき転機が訪れます。当時パリで名高い女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」の宣伝用ポスターを手掛けたことで、一躍時代の寵児となったのです。貼ったそばから剥がされるほど反響を呼んだミュシャのポスターは、サラの心をも掴み6年間のポスター制作契約を結ぶに至ります。

サラとの仕事で名を馳せたミュシャのもとには、ポスターはもとより装飾パネル、カレンダー、商品パッケージなど様々なデザインの依頼が殺到します。とりわけ装飾パネルは、リトグラフで制作することで大量生産と安価での販売が可能になり、それまで富裕層の特権であった芸術を、一般市民にまで広める役割を果たしました。そして何より、優美な女性像と草花の有機的な曲線美を活かしたデザインは、「ミュシャ・スタイル」としてひとつのデザインのジャンルを確立し、ついにミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する芸術家(ポスター画家、デザイナー)にまで昇りつめます。

1900年には第5回パリ万博において、ボスニア・ヘルツェゴビナ館の装飾および、オーストリア=ハンガリー帝国のためのポスター制作の依頼を受けます。特にボスニア・ヘルツェゴビナ館の装飾は、晩年の《スラヴ叙事詩》制作の足掛かりとなりました。ミュシャはこの後商業的な仕事からは距離を置き、後半生を祖国チェコとスラヴ民族に捧げることになります。

1906年以降アメリカに拠点を移したミュシャは、《スラヴ叙事詩》制作のための資金の目途が立つと、1910年チェコに帰国します。祖国に戻ったミュシャは《スラヴ叙事詩》制作と並行して、プラハ市民会館の壁面装飾のほか、1918年にチェコスロヴァキア共和国が独立すると、切手や紙幣など新国家に関連するあらゆるデザインを無報酬で引き受けました。こうした姿勢は、パリ時代に芸術を一般市民も親しめるものにしたいと尽力した姿と重なり、ミュシャが「民衆のための芸術」という信念を終生貫いたことを表しています。

本展では、パリ時代の華やかなポスター画、装飾パネルをはじめ、画学生の手引きになるようにと制作された『装飾資料集』などを中心に、祖国発展のため手がけた切手や紙幣のデザイン、《スラヴ叙事詩》のパネルなどを通して、後半生を捧げた祖国チェコへの献身にも焦点を当てます。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年4月7日(金)~2023年6月4日(日)
会場 八王子市夢美術館 Google Map
住所 東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F
時間 10:00~19:00 (最終入場時間 18:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 800円
学生(高校生 以上)・65歳以上 400円
中学生以下 無料
TEL042-621-6777
URLhttps://www.yumebi.com/

八王子市夢美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

八王子市夢美術館 八王子市夢美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

ボリュームあり、大満足です。行ってみてよかった。

最終日昼前、1階ホールに20人少々の列があり、何だろうと思いながらエレベーター方面に進んでいくと、係の方が「ミュシャ展は入場制限をしています。あちら7最後尾にお並びください、」と声を上げていらしたのでびっくり!!「夢美」さんでそんなの初めてだったので‥。観覧者は主に女性ですが、お若い方からご高齢の方まで。ただその後、ほとんど待つこともなく、ワリトすんなり入場出来、会場内はだいぶ混雑気味でしたが、なんとか一点一点しっかり見て回る人ができました。撮影もオーケーなので、そのせいで人の流れが滞ってしまっているのかもしれず、何とも複雑な思いでした。ポスター中心と思っていましたが、挿絵や様々な商業デザインの商品、紙幣などと、特に感動だったのが、画学生の手引きになるようにと制作された『装飾資料集』が、なかなかに素晴らしかったです。スラブ叙事詩は彼の後半生をかけた作品だけに、全く触れない訳にもいかないのでしょうが、VTRはあの場所ではなく、入り口を入った右手ロビーに今までもよくしていた様に椅子を置いて、関連VTRとして流してほしかったです。2017に「国立新美」で2度観させていただいたし、その折かなりの資料を収集していたので、「夢美」さんは小さな美術館ですし、この程度の扱いで十分、と思いました。今回はショップもなかなか良かったです。

THANKS!をクリックしたユーザー
uchikoさん、micco3216さん、morinousagisanさん

4.0

点数がおおく、見ごたえあり

こちらのアートアジェンダさんから招待券をいただいて、行って参りました。
ポスターなどだけでなく、スケッチや、商品パッケージや、ポストカードなどと多くの展示があり、見ごたえがありました。

5.0

ただのポスター展ではない。

他の方も感想に述べられている通り、油絵がない。
なのに「スラヴ叙事詩」にわざわざ触れている。
ポスターがメインなのはわかっているので、どうかなぁ~と半信半疑で足を運んだ。
結論から言うと、ちょっとでも興味があれば行ってほしい。おすすめです。

①コレクションとして素晴らしい。集めた人がどれだけミュシャが好きかよくわかります。ミュシャは日本でとても人気があるので、ポスターやらリトグラフやら作品というか品がたくさんあって、当然沢山の美術館がお持ちでかなり見掛けるわけです。中でも状態抜群かとお見受け致します。しかもこれだけの量…。見応えあるし、とても大事にされてきた品だとわかります。
②ミュシャの画業がまるっと紹介されていて素晴らしい。図案家としてのミュシャをすっかり忘れてた! 図案が今回一番のハート鷲づかみポイントでした。しかも凄い摺りだな、こりゃ!
③「スラブ叙事詩」を、パネルや映像などを駆使してでも、何とかして紹介したい、という心意気に打たれるものがあった。
展示や解説を見ていて「ミュシャを紹介する上でこれは絶対外せない!」という熱いものを感じました。
ミュシャの展示をやろうと思ったら、展示品は主にポスターですし、彼の後半の人生に触れないで企画することもできたと思う。
それなのに、敢えて部屋一つ使って解説と展示してます。「ミュシャを知ってほしいんです!」という思い、伝わってきました。私も、ミュシャという画家を知ろうと思ったら「スラブ叙事詩」を抜いては語れないと思います。
多くの方に見て頂きたい展示です。

あと、物販が凄い物量で驚きました(笑)。図録も凄く良かったので、今悩み中です。

ぐるっとパス掲示で無料。

THANKS!をクリックしたユーザー
sharanraさん、loveandpeaceさん、karachanさん、morinousagisanさん、micco3216さん

5.0

ミュシャ、素敵でした。

好きなミュシャが地元で観られることができて、とても嬉しかったです。
想像以上の様々な展示の数で一般的に知られている画風とは違う絵もあり、これもミュシャの絵なのか、と驚きました。
やはり、ミュシャの描く女の人は本当に美しいです。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん

5.0

様々なミュシャ作品に出会える展覧会

今回のアルフォンス・ミュシャ展は、7章構成で、200点を超える作品が展示されています。しかも全作品撮影可能という、とても嬉しくありがたい展覧会です。

個人的に印象に残っている作品を上げると、
まず、1章の「ランスの香水ロド」。中身は当時のものなのかな?香水瓶に貼ってあるミュシャのラベルがとても小さいながら美しかったです。
次に、3章の「装飾資料集」と「装飾人物集」ですが、どちらもこれまで記憶になく初見だったかも。特に「装飾資料集」のデザインの細かさと豊富な種類にただただ圧倒。こういったデザインがミュシャの美しい作品のもとになっていくのですね。
最後に、4章の「イザナミとサクマの舞台衣装」にも驚きました。日本の作品も描いていたのですね。まったく知りませんでした。

それ以外にもおなじみのポスターだけでなく、お菓子の缶、容器、本などが展示されており、様々なミュシャに出会うことができ、大満足な展覧会でした。

★グッズ売り場
グッズ売り場にはポストカードの種類が豊富で、それ以外にはポスター、クリアファイル、マスキングテープなどが販売されています。

★会場アクセス
会場に車で訪れる際は、地下にある八日町夢街道パーキングを利用するのがおすすめです。美術館を利用することによって100円引きになりますよ。

★その他
グッズ売り場にいたときに、ちょうど来場1万人達成の瞬間に立ち会うことができました。こういう現場を見るのははじめてで、ちょっぴり嬉しい瞬間でした。1万人目の方、おめでとうございます!

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん

5.0

大満足!

ミュシャの作品が大好きで、開催決定から見に行くのを楽しみにしていましたが
先日やっと訪問ができました。

想像していたよりも展示されている作品数が多く、驚きと共に大変わくわくいたしました。
(失礼ながら足を運んだことのない美術館で、そこまで規模が大きくなさそうでしたので
ミュシャ好きだから一応見に行っておこうかな〜程度の気持ちが…大満足でした^ ^)
そして作品は全て写真撮影が可能!こちらも驚きです。
また私はタイミング合わず参加できませんでしたが、コレクターの方から作品についてお話いただけるイベントなどもあるようです。聞いてみたかった…。

ゆったりとミュシャの世界を堪能することができました。おすすめです。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、loveandpeaceさん、micco3216さん

3.0

オールラウンドなミュシャの活躍ぶりがよくわかる展覧会

年に一度くらい訪れる八王子市夢美術館。
街中のビルのワンフロアにある小さな美術館だが、気になる特別展は度々開催しているし、都内の美術館のように混雑しない、19:00まで開館しているのもいい。
今回は、アルフォンス・ミュシャの展覧会。
日本では、特に女性に人気のあるアーティストで、年中各地で展覧会が開かれている。
実は、私も大好きで大阪府堺市の堺アルフォンス・ミュシャ館に出かけたばかり。

当時のフランスの大女優、サラ・ベルナールとミュシャの出会いのエピソードともに、舞台「ジスモンダ」「椿姫」「ロレンザッチオ」等の宣伝用ポスターから始まるのはミュシャ展のお約束みたいなもの。
その他、一般庶民でも手の届く装飾パネルや後進のための装飾資料集・装飾人物集、カレンダー、お菓子のパッケージ、絵葉書、蔵書票、メニュー、切手、紙幣に至るまで、売れっ子であるがゆえに膨大な仕事をこなしていたよう。
その守備範囲の広さにも驚くが、加えて手抜きのない質の高いものを常にスピーディーに仕上げていたことは想像に難くなく、ミュシャは唯一無二の存在であったことは間違いない。
今回、ミュシャの描く女性たちの中に、俳優の北川景子さんやモデルのトリンドル玲奈さんによく似た女性を見つけた。
またひとつ、ミュシャの楽しみ方が増えて嬉しく思う。

美術館の照明があまりよくなかったので★三つ。
美術館であれば、作品本来の色に影響を与えるような照明はできるだけ避けてほしい。

4.0

ミュシャの商業人生を辿る

存外、楽しめた。
まず、先に言っておくと油彩画の類いは無く、直筆は見たところ、クレヨンの
スケッチが1点だけである。その他はほとんどカラーリトグラフである。
だが、それこそがミュシャの真骨頂なのである。
挿絵画家から始まり、そこから大人気のデザイナー、イラストレーター、商業画家として
名を馳せていく。トップビジネスマンとしての側面を大いに知る事が出来る流れと
なっている。本当に多種多様な業界と結び付いて仕事をしている人だと思った。
あの画風から女性向けであったり、オシャレな物や菓子類の
パッケージデザイン、宣伝ポスターを手掛けている事は容易に想像出来るが
銀行の保険証書や有価証券のデザインも手掛けていたとは畏れ入る。
更には超大作『スラブ叙事詩』の制作金を工面する為、アメリカに渡り
意欲的に仕事をしていたバイタリティにも頭が下がる。
いつだったか、国立新美術館でのミュシャ展でその内の数枚を見たが、その背景には
こんなにも情熱的なエピソードがあったとは。
ミュシャの作品が広く知れ渡ったのは彼の努力以外の何物でもないが
彼が常々語っていた
「私は芸術のための芸術を創るよりも、大衆のための絵の製作者でありたい」
この言葉が彼の芸術人生を表している様に思う。
だから、一点モノの絵画よりもリトグラフの方が彼の功績を語る上では
重要なのである、、と私は思う。

落ち着いていて、ゆっくり見れて良かったです。(´▽`)

THANKS!をクリックしたユーザー
mizuking0417さん、karachanさん、Boodlesさん、loveandpeaceさん、さいさん、他1人

5.0

招待券が当たったので行ってきました!

正直これに行きたくて、招待券に応募するために登録したと言っても過言ではありませんでした。そして運良く当たったので!!!友人と2人、会期2日目にして行ってきました!(当選嬉しかったです。ありがとうございます。)
八王子市夢美術館は行ったことがなかったので、どんなところかもわからないまま行ったのですが、結構広くてびっくりしました。おお、まだ続く!って感じで。また展示作品数も満足以上の数で、観るのが大変でしたが本当に楽しかったです。絵のご提供しているコレクターの方もいらっしゃり、少しお話もできました。こんなこと初めて、、、。
一番印象に残ったのは、いやスラブ叙事詩とかも捨てがたいし色々いい作品はあったのですが、あくまで個人的に印象的なのは植物の絵です。めちゃくちゃ細かくて、すっごく「観察の人」だったのだな、と。そしてその観察がリアルかつ装飾的なミュシャの表現として絵の随所に散りばめられていて。感動ものでした。
そして全作品撮影可能です!まだ始まったばっかりなので、ここで記載している以上の感動が皆さんを待っております!!! ほんと、行ってきてください!!!

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、loveandpeaceさん、morinousagisanさん、micco3216さん、Min3232さん

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都八王子市で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

《スラヴ叙事詩展》1928年 OGATAコレクション

《ジスモンダ》1895年 OGATAコレクション

《月》1902年 OGATAコレクション

《宵の明星》1902年 OGATAコレクション

《北極星》1902年 OGATAコレクション

《明けの明星》1902年 OGATAコレクション

《装飾資料集》PL21 1902年 OGATAコレクション

《装飾資料集》PL29 1902年 OGATAコレクション

《装飾資料集》PL54 1902年 OGATAコレクション

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE