3.0
文化人の絵画
6月4日訪問。
14時から15時のレクチャーも拝聴してから、麻生三郎展に赴いた。
レクチャーの概要としては、アトリエや作品の電子化の重要性というところにあったと捉えた。
作品自体は、全体的に暗く画家のこみ上げる感情を顕した芸術だと感じた。
経歴の表からは必ずしも自身の不遇を読み取ることはできなかったが、戦争や公害等、彼自身の不満や葛藤、嫌気がこのような作品を作り上げたのであろう。
効果的に光や色彩を用いる画風に惹かれる私にはやや重苦しく感じた。
同時開催のイカロス展に、高度経済成長期の情熱や昂揚を感じ、気分良く美術館をあとにした。