速水御舟展

茨城県近代美術館

  • 開催期間:2023年2月21日(火)〜2023年3月26日(日)
  • クリップ数:18 件
  • 感想・評価:4 件
速水御舟展 茨城県近代美術館-1
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速水御舟展 茨城県近代美術館-5
速水御舟展 茨城県近代美術館-6
速水御舟展 茨城県近代美術館-7
速水御舟《鍋島の皿に柘榴》1921(大正10)年 絹本彩色・額装
速水御舟《洛北修学院村》1918(大正7)年 絹本彩色・額装 滋賀県立美術館
速水御舟《菊花図》1921(大正10)年 紙本金地彩色・四曲一双屏風
速水御舟《牡丹》1926(大正15年) 絹本彩色・軸装 遠山記念館
速水御舟《椿花妍彩》1926(大正15)年 紙本彩色・軸装 個人蔵(フジカワ画廊協力)
速水御舟《花ノ傍》1932(昭和7)年 紙本彩色・額装 株式会社歌舞伎座
《菊に猫》1922(大正 11)年 絹本彩色・軸装 豊田市美術館
速水御舟展 茨城県近代美術館-1
速水御舟展 茨城県近代美術館-1
速水御舟展 茨城県近代美術館-1
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速水御舟展 茨城県近代美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

速水御舟(1894-1935)は、明治の末期から昭和初期にかけて活躍した代表的な日本画家の一人です。明治維新以後、日本が近代化を進める中で、美術の世界、とりわけ日本画は大きな変化を強いられました。その渦中にあって、わずか30年ほどの活動を通じ、御舟はその後の近代日本画の展開に強い影響を与え、その方向性を決定づける仕事を多く遺しました。

古画の模写、写生に基づく叙情的な作品、大正期の精緻を極めた写実描写、そして古典的な絵画への回帰、単純化と平面性を伴う作品へと変化する画風には、一人の画家とは思えないほどの多彩な表現が見られます。ただ、そこには対象の真実に肉薄しようとした、御舟の一貫した姿を見ることができます。それは近代という時代に西洋と対峙する中で、日本画が直面せざるをえなかった様々な問題に真摯に向き合った結果ともいえます。

この展覧会では本画約100点と素描により、型にはまることを嫌い、振幅の激しい画業を通して描くことの意味を問い続けた、御舟の画家としての道筋をあらためて振り返ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年2月21日(火)〜2023年3月26日(日)
会場 茨城県近代美術館 Google Map
住所 茨城県水戸市千波町東久保666-1
時間 9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 会期中は休館なし
※3月13日(月)は一部作品の展示替えのため休室
観覧料 一般 1,100円(1,000円)
満70歳以上 550円(500円)
高大生 870円(730円)
小中生 490円(370円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※春休み期間を除く土曜日は高校生以下無料
    ※障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等を持参の方は無料
    ※3月11日(土)は満70歳以上の方は無料
    ◎ WEB予約推奨:茨城県近代美術館公式サイトで「日時指定WEB整理券」(無料)を取得の方が優先入場となります。来館日の1カ月前より予約可能です。詳細は茨城県近代美術館公式サイトをご確認ください
TEL029-243-5111
URLhttp://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/

茨城県近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

茨城県近代美術館 茨城県近代美術館

講演会・イベント情報EVENT INFORMATION

◆ 講演会
「速水御舟《埃及風俗図巻》の修復について」
講師:半田昌規氏(修復家、半田九清堂代表取締役)
日時:2023年3月5日(日) 午後2時~3時30分 
会場:地階講堂
定員:250名(参加無料) 

◆ 館長による鑑賞講座
「速水御舟、その生涯と芸術」
講師:尾﨑正明(茨城県近代美術館長、本展企画者)
日時:2023年2月26日(日) 午後2時~3時30分 
会場:地階講堂
定員:250名(参加無料) 

※詳細は美術館にお問い合わせください

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

短い生涯で常に挑戦し続けた速水御舟

2月26日鑑賞。

本展では初期~晩年までの画風の変化ごとにまとめられており、
40年という短い生涯で次々と新しい試みに常に挑戦し続けたことを強く感じさせられた。
多くの作品が間近で見ることができた為に線の細やかさ等がじっくり見ることができたのはとてもよかったが、作品ごとのエピソードに触れられているものはかなり少なくあっても技法についての記載のみだったのでもう少し速水御舟の人がわかるものがあったらもっとおもしろいのにと個人として感じた。

館長による鑑賞講座「速水御舟、その生涯と芸術」にも参加。
元々速水御舟が好きなこともありある程度の知識があったため伝わるものもあったが、何を伝えようと終始レジュメを読み上げているのか分からず、また時折スタッフへ話しかけるなどして口調がくだけたりマイクの音をほとんど拾えていない等してよりわかりにくく感じた。本展では展示されていない作品をスクリーン上で見られたのはよかった。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、micco3216さん

5.0

速水御舟ファンになりました

速水御舟展を鑑賞しました。
静かな広い空間に飾られた作品と共有するお時間は、何とも贅沢ものでした。
「菊に猫」、猫の丸みを帯びた曲線、ふわふわの毛並み、そして鋭い眼差し。
「花ノ傍」、着物の女性を画面中心に据えた大胆な構図、メリハリのある配色に好感。
「鍋島の皿に柘榴」、絵付された鍋島皿に盛り付けられた柘榴の艶に惹かれる、品ある作風。
 
伝統的な日本画から、精密な写実画、モダンアートに通じるデザインチックな作品など、
戦後の和洋の画家たちの名品を連想させる技法が御舟作品にたくさん散見されました。
もっと高齢になられた御舟さんの多様な作品を観たかったなあと惜しまれます。
 
この度、横浜から貴美術館を来訪し、素敵なお時間を夫婦共々過ごせて良かったです。
喫茶室の”ブルーベリーのパウンドケーキ”は、甘さ控えめでコーヒーとの相性がピッタリでした。
ありがとうございました。

THANKS!をクリックしたユーザー
orizome8532さん、micco3216さん

5.0

大ファンです。観に行きたいです。

速水御舟のフアンです。会期中に伺いたいと考えています。
速水御舟の「夜雪」を題材にした小説も書いています。
飛鳥世一 小説『 凍 裂 』という作品です。
それほど好きなのです。

世一

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出展作品・関連画像IMAGES

速水御舟《鍋島の皿に柘榴》1921(大正10)年 絹本彩色・額装

速水御舟《洛北修学院村》1918(大正7)年 絹本彩色・額装 滋賀県立美術館

速水御舟《菊花図》1921(大正10)年 紙本金地彩色・四曲一双屏風

速水御舟《牡丹》1926(大正15年) 絹本彩色・軸装 遠山記念館

速水御舟《椿花妍彩》1926(大正15)年 紙本彩色・軸装 個人蔵(フジカワ画廊協力)

速水御舟《花ノ傍》1932(昭和7)年 紙本彩色・額装 株式会社歌舞伎座

《菊に猫》1922(大正 11)年 絹本彩色・軸装 豊田市美術館

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