4.0
ほぼ個人蔵で、日本ではあまり知られていない筆触分割の画家の展覧会開催に拍手
作品も展示室も穏やかな静けさが漂っていました。
作品が持つ力が鑑賞する側の姿勢までも包み込む様でした。
最終日に駆け込みました。
私は全く知らない画家で、「最後の印象派」というサブタイトルが付いています。
印象派と同時進行していたマルタンは象徴派的でもありましたが、
二人の筆触は全く違えど、シニャックやスーラに近いと感じました。
ハッキリとした色彩のマルタンは主に壁画で活躍し、淡い色彩で細かな点描で描いた身近な風景画のシダネルはちょっと幻想的でさえ。
共に早くから認められて、幸せな画家人生を送った二人だった。
展示作品は個人蔵が多く、この二人の展覧会を開催して多くの人が知ることになったことになったのでは。
私にはまた新しく画家を知るきっかけとなった(感謝)