伝統技術が現代に継がれた芭蕉布の世界を、目の前で堪能できる喜び
「実芭蕉(みばしょう)」と呼ばれるバナナの木と同じ仲間で、その実が食用には向かない「糸芭蕉(いとばしょう)」の木の繊維を糸にして織りあげる芭蕉布を取り上げた展覧会。
芭蕉布は、風通しが良く涼やかさのある夏の着物である。本展…readmore
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芭蕉布とは亜熱帯を中心に分布する植物・芭蕉からとれる天然繊維を原料とした、沖縄を代表する織物です。第二次世界大戦後に消滅しかけた伝統技法を復興させ、現代へ繋いだ女性こそが平良敏子です。その功績により、2000年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。
本展では沖縄本土復帰50周年に寄せ、平良敏子の情熱と、彼女が本島北部の小さな村・喜如嘉(キジョカ)に設けた工房で紡がれる手仕事を紹介します。民藝運動の主唱者・柳宗悦に「今時こんな美しい布はめったにないのです。いつ見てもこの布ばかりは本物です」と言わしめた手織物の数々を約70点にわたり公開します。
芭蕉の糸が織りなす透けるような風合い、沖縄特有の力強い色彩、バラエティに富んだ絣柄の世界をはじめとする芭蕉布の魅力をお楽しみください。
会期 |
2022年6月7日(火)~2022年7月31日(日)
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会場 | 大倉集古館 Google Map |
住所 | 東京都港区虎ノ門2-10-3 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 祝休日の場合は翌火曜日 |
観覧料 | 一般 1,300円 大学・高校生 1,000円 中学生以下 無料
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TEL | 03-5575-5711 |
URL | https://www.shukokan.org/ |
「実芭蕉(みばしょう)」と呼ばれるバナナの木と同じ仲間で、その実が食用には向かない「糸芭蕉(いとばしょう)」の木の繊維を糸にして織りあげる芭蕉布を取り上げた展覧会。
芭蕉布は、風通しが良く涼やかさのある夏の着物である。本展…readmore
3.0
芭蕉布、地下で上映している15分の映像を見てからの鑑賞が良さそうです。
藍色の着物良いですね。庶民の色なのか。
今の東京の暑さにもピッタリなんでしょうね。
4.0
沖縄の民族衣装「芭蕉布」は超絶技巧の上に出来ている。
天然染料の素朴で優しい色合い、リズミカルに繰り返される模様の美しさ。
一見単純に見える模様や織りが目を凝らせば複雑でとても手の込んだ物だと分かり驚く。
一見、麻の様だがずっと繊細な美しさが有り沖縄の気候にぴったりの布だ。
作者、平良敏子の緻密な計算と想像力、根気の入る丁寧な仕事に深く感動する。
地下で芭蕉布制作工程の映像を見た。
大きく育てた芭蕉から糸にするまでの大変な作業の数々、固く切れやすい糸を布にする苦労は並大抵ではない。
展示数に比べ拝観料が高いがこの30分程の映像を見られたのでトントン。
ずっと放映していて欲しい。
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