ボテロ展 ふくよかな魔法

京都市京セラ美術館

  • 開催期間:2022年10月8日(土)~2022年12月11日(日)
  • クリップ数:22 件
  • 感想・評価:2 件
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フェルナンド・ボテロ 《モナ・リザの横顔》 2020年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《泣く女》 1949年 水彩/紙
フェルナンド・ボテロ 《バリェーカスの少年(ベラスケスにならって)》  1959年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《楽器》 1998年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《オレンジ》 2008年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《黄色の花》(3点組) 2006年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《青の花》(3点組) 2006年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《赤の花》(3点組) 2006年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《コロンビアの聖母》 1992年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《守護天使》 2015年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《バルコニーから落ちる女》 1994年 パステル/紙
フェルナンド・ボテロ 《通り》 2000年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《バーレッスン中のバレリーナ》 2001年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《踊る人たち》 2002年 パステル/紙
フェルナンド・ボテロ 《踊る人たち》 2019年 鉛筆、水彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《象》 2007年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《空中ブランコ乗り》 2007年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《マリー=アントワネット(ヴィジェ・ルブランにならって)》 2005年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ 《アルノルフィーニ夫妻(ファン・エイクにならって)》 2006年 油彩/カンヴァス
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

“南米のピカソ”と称されるコロンビア出身の芸術家、フェルナンド・ボテロ(1932年~)。1950年代後半から欧米で高く評価され、今日では現代を代表する美術家のひとりに数えられています。人物も動物もふくよかで、果物は熟れきっているかのように膨らみ、楽器や日用品さえも膨張しています。ボリュームを与えられた対象には、官能、ユーモアやアイロニーなど複雑な意味合いが含まれ、観る人のさまざまな感覚に力強く訴えかけます。それは世界中で注目され続けるボテロ独特の「魔法」ともいえます。

南米だけではなくヨーロッパや北米、アジアでも大規模展が開催され、世界各地で人気を博しているボテロ展ですが、日本国内では26年ぶりの開催となります。2022年、生誕90年の記念すべき年にボテロ本人の監修のもと、初期から近年までの油彩ならびに水彩・素描作品など全70点で構成される本展は、ボテロとの新たな出会いを生む貴重な機会となることでしょう。

心奪われるあざやかな色彩と、ふくよかなフォルム。あなたがまだ知らない「ボテリズム」を体感してください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年10月8日(土)~2022年12月11日(日)
会場 京都市京セラ美術館 Google Map
展示室本館 北回廊1階
住所 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
※10月10日(月・祝)は開館
観覧料 [前売・団体券]
一般・大学生 1,600円
中学・高校生 1,100円

[当日券(平日)]
一般・大学生 1,700円
中学・高校生 1,200円

[当日券(土日祝)]
一般・大学生 1,800円
中学・高校生 1,300円
  • ※学生料金で入場の際には学生証を要提示
    ※本券の変更・払戻・再発行・転売不可
    ※団体は20名以上
    ※小学生以下無料
TEL075-771-4334
URLhttps://www.ytv.co.jp/botero2022/

京都市京セラ美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

ボテロ展 ふくよかな魔法 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

ボテロの平面作品全貌を拝見

京都市京セラ美術館でアンディ・ウォーホル展の後にボテロ展を拝見しました。東京では渋谷のBunkamuraで開催してましたけど、Bunkamuraの狭さが気になって躊躇しているうちに名古屋に巡回してしまった。そして、なんとか京都の開催に間に合いました。

ボテロの平面作品、初期の作品から2020年に描いた作品まで、まさに全貌という感じ。驚くのは2020年の作品。ボテロは1932年生まれなので、88歳の作品です。タイトルは《モナ・リザの横顔》でダ・ヴィンチへのオマージュらしい。2022年現在は90歳で、まだまだ現役という感じ。作品全体に通していえるのは、すべてボテロ調で、すべてがふくよかであること。人物も静物もすべてふくよか。一方で、テーマはいろいろで、美術史上の名作の翻案、サーカス、ラテンアメリカ、宗教、静物などがあって、それぞれに味わい深いけど、でもふくよか、というあたりがよろしい。

撮影OKっていうのもありがたいし、ウォーホル展のようにスマホのみ撮影可とかいう、意味不明な縛りもなくよかったです。会場はウォーホル展の会場、東山キューブのように天井は高くないのが残念なところですが、まあまあ広いので、ゆっくり鑑賞できました。まあ、できればボテロの立体作品も展示してもらって、ボテロの全貌をまとめて見たかった。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、シンディさん

4.0

念願かなってボテロの展覧会へ 目は笑ってない。

当時小学生だった娘のお気に入りの画家はミロでした。ある日「面白い絵を見つけたよ」と見せてくれたチラシがふくよかなモナリザ像、ボテロの作品でした。私が全く知らない南米コロンビアの画家さんでした。それ以来どこかで観たいなぁと思いつつ、まるっこい彫像に会うことはあっても展覧会はありませんでした。そうしてこの秋「ボテロ展」が京セラ美に巡回することを知りとても楽しみにしていました。早速出かけてきました。京セラ美の友の会に入っているので、観覧料は800円でした。
ソフトスクラプチャーのような、静物画、楽器もテーブルクロスも綿入れ状態です。プクプクと可愛いなぁ・・・と観ていたのですが、
描かれている人たちは顔の作りは小さく、みんな同じ目をしています。
思い出したのは、若冲の「百犬図」の目、どの犬も同じ目をしていたあの絵を。
故郷南米コロンビアの厳しい政治状況だったり、メキシコの壁画運動だったり、キリスト教やイタリアやヨーロッパの絵画史であったり様々なものが見えてきます。
回りが抽象画を追いかけていた時代に、具象画を描きつつけて、自分の画風にたどり着きました。
話題のゲルハルト・リヒターと同い年なんですね。

いろんな色が使ってあるのですが、画面の色彩も綺麗なんですよねー
一番影響を受けたのはピエロ・デラ・フランチェスカ、有本利夫もそんなことを言っていたなぁ。
何故かピエロ・デラ・フランチェスカに惹かれる人が多いように感じます。
ということで、一番気になっていたのは、フランチェスカにならっての「ウルビーノ公夫妻の肖像」とファン・エイクにならっての「アルフィーニ夫妻」も。
ところが、実際に見て見るとラファエロの「フォルナリーナ」が可愛い!この女性だけ元の作品と同じように瞳がパッチリでした。
写真撮影すべてOKでした。
ウォーホル展帰りの人が多かったかな。ボテロは、まだメジャーではないかもしれないけれど、一度見たら絶対覚えている画家さんですね。
良い展覧会でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん、さいさん

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出展作品・関連画像IMAGES

フェルナンド・ボテロ 《モナ・リザの横顔》 2020年 油彩/カンヴァス

フェルナンド・ボテロ 《泣く女》 1949年 水彩/紙

フェルナンド・ボテロ 《バリェーカスの少年(ベラスケスにならって)》  1959年 油彩/カンヴァス

フェルナンド・ボテロ 《楽器》 1998年 油彩/カンヴァス

フェルナンド・ボテロ 《オレンジ》 2008年 油彩/カンヴァス

フェルナンド・ボテロ 《黄色の花》(3点組) 2006年 油彩/カンヴァス

フェルナンド・ボテロ 《青の花》(3点組) 2006年 油彩/カンヴァス

フェルナンド・ボテロ 《赤の花》(3点組) 2006年 油彩/カンヴァス

フェルナンド・ボテロ 《コロンビアの聖母》 1992年 油彩/カンヴァス

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