東北へのまなざし 1930-1945

東京ステーションギャラリー

  • 開催期間:2022年7月23日(土)~2022年9月25日(日)
  • クリップ数:36 件
  • 感想・評価:4 件
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芹沢銈介《日本民藝地図(現在之日本民藝)》部分、1941年、日本民藝館
勝平得之《秋田風俗人形》昭和初期、秋田市立赤れんが郷土館
ブルーノ・タウト(原型指導)《椅子(規範原型 タイプC)》1933年原型指導、仙台市立博物館
ブルーノ・タウト(デザイン)、左:《卵殻螺鈿丸形パウダーケース》、右:《卵殻螺鈿角形シガレットケース》いずれも1934年、群馬県立歴史博物館
《刺子足袋(宮城県)》1940年頃、日本民藝館
芹沢銈介『手仕事の日本』挿絵原画より《けら(陸奥)》1945年、日本民藝館
《こけし(木地山系)》1925-41年頃、原郷のこけし群 西田記念館
今和次郎《積雪地方農村経済調査所 雪国試験農家家屋 透視図》1937年、工学院大学図書館
今純三《今和次郎宛考現学調査ハガキ 自宅アトリエノ窓外風景》1931年、工学院大学図書館
今和次郎《山形県南遊佐村のハンコタナの巻き方》1939年頃、工学院大学図書館
吉井忠《佐々木カヨ 金沢村ニテ》1942年、個人蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

タウト、柳宗悦、ぺリアン、今和次郎らは
何を見ようとしたのか ――


1930年代以降の日本は、太平洋戦争へと傾斜を深める一方で、写真などのグラフィカルな視覚文化が到来し、建築や生活文化が変貌するなど、モダンとクラシック、都会と地方の両極で揺れ動いた時期でもありました。

そしてこの頃、先端的な意識をもった人々が相次いで東北地方を訪れ、この地の建築や生活用品に注目しました。ナチス政権発足の1933年に来日した建築家ブルーノ・タウト、1926年に日本民藝美術館設立趣意書を掲げて民藝運動を展開した柳宗悦、1940年、商工省に招聘されたシャルロット・ペリアンなどがその一例です。

また、素朴なこけしや郷土玩具への関心は昭和に入って飛躍的に高まり、民藝運動に呼応するように、郷土玩具を収集する動きが広まりました。さらには、考現学の祖として知られる今和次郎や、『青森県画譜』を描いた弟の今純三、東北生活美術研究会を主導した吉井忠ら東北出身者たちも、故郷の人々と暮らしを見つめ直し、戦中期の貴重な記録を残しています。

本展は、こうした東北に向けられた複層的な「眼」を通して、当時、後進的な周縁とみなされてきた東北地方が、じつは豊かな文化の揺籃であり、そこに生きる人々の営為が、現在と地続きであることを改めて検証するものです。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年7月23日(土)~2022年9月25日(日)
  • 会期中一部展示替えあり
    前期 7/23~8/21、後期 8/23~9/25
会場 東京ステーションギャラリー Google Map
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※金曜日は、20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日 月曜日 
※ただし8月15日、9月19日は開館
観覧料 一般 1,400円
高校・大学生 1,200円
中学生以下 無料
  • ※障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)
    ※最新情報・チケット購入方法は美術館の公式サイトでご確認ください
    ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催内容が変更になる場合があります
TEL03-3212-2485
URLhttp://www.ejrcf.or.jp/gallery
割引券http://www.ejrcf.or.jp/gallery/campaign.html

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

東北へのまなざし 1930-1945 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

東北の風俗と文化

まず印象深かったのはタウトと勝平得之、それぞれの日記を年表形式で対比させた大型展示だ
両者の視点から見た出来事と、それらに関連する民具の展示

第一章でのタウトの日記や写真や彼の仕事の紹介などが思いのほか楽しく満足感があったので
二章以降があるのをうっかり忘れてしまっていた(笑)

もう一つ印象深いといえば、そんなに大きな展示というわけではないのだけど
第三章の系列ごとにまとめられた郷土玩具こけしの展示だろう
地域ごとに特徴があることは知識としては知っていたのだけど
ここまで多様な特徴だとはは知らなかった
まずざっと見比べて、説明を見て、そしてまた見比べる
うんこれは楽しい

文化や玩具などの「楽しい」ことばかりの展示ではない
凶作や恐慌といったややシビアな視点にも触れられる
東北の暮らしをほんの少し、垣間見ることができる展示だ

4.0

結構ボリュームあった。

・「東北」というテーマで、民藝も無視せず含めながらも、逆に「民藝」という括りで落ちてしまう部分をあらためてこんな章立てで考察してみませんか?、という内容かな、と。
・関係図で富本憲吉が民芸運動から「距離を置く」みたいなことが書かれていて、そこが気になった。
・青森県画譜見てみたくなった。
・結構展示数が多く、展示や解説の文章量もなかなかだったので、時間も掛かったし、満足度も高かった。
・民藝好きな人だともうお馴染みの物とか多くてちょっとテンション下がるかな?
・初めての会場で、恥ずかしながら重要文化財だと知らなかったので、建物の方でテンション上がった。展覧会の中はだめだけど、階段は撮影OKとのことでした。
・最後の休憩室みたいなところで映像作品2作の映像が鑑賞できる。約15分位。
・結構寒かった。
・ミュージアムショップにまた立ち寄りたいなぁと思ったのですが、東京ステーションギャラリーに訪れた人のみしか利用できないとの事で、ちょっと残念。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん、ファイさん

3.0

ブルーノ・タウトや柳宗悦が発見した戦前の東北は今でも面白いけど…

展示物の量もそこそこあるけど、読まなければならない解説も多い。というわけで、わりと疲れました。でも会場はそこそこ明るいし、テキストもそこそこ読みやすかったし、そんなに混んでなかったので、いい疲労感です。

ブルーノ・タウトや柳宗悦、今和次郎といった方々が、地元の方々は別にたいしたもんでもないし、よくあるものだしって思っているものを、そんなことはない、とっても興味深い、と評価する過程とか結果を見せてくる展示でした。実際、面白いですよ。

ブルーノ・タウトや柳宗悦の見方は今でも有効なんでしょうが、展示されているモノで、今でも使われていたり、作られていたりするモノがどれだけあるのか、と考えると、こけしのような郷土玩具は現役なんでしょうが、あんまりないように思える。一方で、過去にどう見られていたか、を再確認することはできたわけで、と頭の中でぐるぐると回ってしまう、なかなか考えさせる展示でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、内線38さん、他1人

3.0

黒こけし怖し

東北展、まあまあです。

思ったより資料が多くお勉強の側面が強い印象を受けました。
焼きもの、蓑、こけしは良かったです。黒こけし怖い。
もう少しモノの分量が多ければ。もっと見たかったです。

展覧会を見ずとも図録で十分な感じの内容でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん

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出展作品・関連画像IMAGES

芹沢銈介《日本民藝地図(現在之日本民藝)》部分、1941年、日本民藝館

勝平得之《秋田風俗人形》昭和初期、秋田市立赤れんが郷土館

ブルーノ・タウト(原型指導)《椅子(規範原型 タイプC)》1933年原型指導、仙台市立博物館

ブルーノ・タウト(デザイン)、左:《卵殻螺鈿丸形パウダーケース》、右:《卵殻螺鈿角形シガレットケース》いずれも1934年、群馬県立歴史博物館

《刺子足袋(宮城県)》1940年頃、日本民藝館

芹沢銈介『手仕事の日本』挿絵原画より《けら(陸奥)》1945年、日本民藝館

《こけし(木地山系)》1925-41年頃、原郷のこけし群 西田記念館

今和次郎《積雪地方農村経済調査所 雪国試験農家家屋 透視図》1937年、工学院大学図書館

今純三《今和次郎宛考現学調査ハガキ 自宅アトリエノ窓外風景》1931年、工学院大学図書館

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