4.0
東北の風俗と文化
まず印象深かったのはタウトと勝平得之、それぞれの日記を年表形式で対比させた大型展示だ
両者の視点から見た出来事と、それらに関連する民具の展示
第一章でのタウトの日記や写真や彼の仕事の紹介などが思いのほか楽しく満足感があったので
二章以降があるのをうっかり忘れてしまっていた(笑)
もう一つ印象深いといえば、そんなに大きな展示というわけではないのだけど
第三章の系列ごとにまとめられた郷土玩具こけしの展示だろう
地域ごとに特徴があることは知識としては知っていたのだけど
ここまで多様な特徴だとはは知らなかった
まずざっと見比べて、説明を見て、そしてまた見比べる
うんこれは楽しい
文化や玩具などの「楽しい」ことばかりの展示ではない
凶作や恐慌といったややシビアな視点にも触れられる
東北の暮らしをほんの少し、垣間見ることができる展示だ