4.0
刀剣が良かった
浮世絵は細かでした。驚いたのは目と鼻の先で鑑賞できたこと。
刀剣は12,13世紀作成されたものが こんなに綺麗な状態で輝いていました。楽しい時をすごしました。
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勇壮な英雄たち、ひるがえる刀剣、恐ろしげな怪異。スサノオノミコトとヤマタノオロチの戦いや源平合戦、そして上杉謙信と武田信玄の合戦など、軍記物語や武勇伝説に見られる英雄たちの姿を描いた武者絵は、浮世絵の祖と呼ばれる菱川師宣の時代から、多くの浮世絵師によって手がけられてきました。また、そうした武者絵と共通するイメージは、刀剣の鐔のデザインとしても使用されます。
本展覧会では、世界最高水準の日本美術コレクションを誇るボストン美術館の所蔵品から、武者絵118点、武者絵と共通のイメージがデザインされた刀剣の鐔27点、英雄たちの活躍を彩る重要な要素である刀剣20口を厳選して展示します。
また、武者絵の世界をより分かりやすく紹介するため、国内コレクションからも刀剣、浮世絵を特別出品します。江戸時代の人々が熱狂した英雄たちの物語をぜひお楽しみください。
会期 | 2022年9月10日(土)~2022年11月20日(日) |
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会場 |
兵庫県立美術館
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住所 | 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 (HAT神戸内) |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 9月20日(火)、10月11日(火) ※ただし、9月19日(月・祝)と10月10日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,800円(1,600円) 大学生 1,400円(1,200円) 高校生以下 無料 70歳以上 900円(800円) 障がいのある方(一般) 450円(400円) 障がいのある方(大学生) 350円(300円) 【前売 9/9まで】 一般 1,600円 大学生 1,200円
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TEL | 078-262-1011 |
URL | https://heroes.exhn.jp/ |
4.0
浮世絵は細かでした。驚いたのは目と鼻の先で鑑賞できたこと。
刀剣は12,13世紀作成されたものが こんなに綺麗な状態で輝いていました。楽しい時をすごしました。
5.0
初めての兵庫県立美術館。
あまり刀剣にも浮世絵にも興味が無かったのですが、舞台きっかけで刀剣乱舞にハマったこともあり、予備情報なしで行きました。
まず、兵庫県立美術館、建築物としてめちゃくちゃ素敵で感激。コンクリ打ちっぱなしの階段がかっこよくて、何枚も写真を撮りました。
本題、展示について。
浮世絵の多すぎる情報量を説明で補完されていて、とても理解しやすかったです。
浮世絵の登場人物によって毛深さが違うのは何なんだろう?という阿呆な疑問は浮かぶものの、英雄絵は歌舞伎的なキメのシーンばかりで迫力凄い。人物たちのお召し物も派手でオシャレさんだなぁと(笑)
刀剣は最後までじっくり鑑賞すると波紋のかたちを見分けられるようになっていました。オーディオガイド必聴です。
日本刀の祖・小烏丸の再現刀があり、両刃でめちゃくちゃかっこいいので、個人的には推しポイント。
日本刀の産地や流派なども知ることができ、日本刀初心者にぴったりな展示だと思います。
「刀剣」も「武者絵」もそれほど興味がない私で、今回はパスでもいいかなくらいに思ってました。
今回の展覧会で一番気になったのは、展示の仕方でした。人気を博した「怖い絵」展でのポール・ドラローシュ《レディ・ジェーン・グレイの処刑》…readmore
4.0
会期初日の朝に行きました。
日本書紀などの神代から、平安期の武将、源平合戦、南北朝期の戦い、江戸期の読本の登場人物まで、あらゆる「ヒーロー」を描いた武者絵の作品がメイン。
有名エピソードや誰もが知る武将ばかりではない。最初の方に展示されていた出雲伊麿が鰐と闘う作品が印象的。おどろおどろしい怪物との戦いなどでは大胆な構図の作品が多く、マンガ的な構図を感じさせる作品も。
絵画の合間に鐔や刀剣が展示されているのが特徴的で、その精緻さや美しさを絵画と交互に堪能。まさか小烏丸の写しがあるとは。刀剣は展覧会会場の4ヶ所から入場できるスペースでもまとまって展示されており、絵画より刀剣に興味のある方にもオススメ。
武者絵の作品の前にはエピソードの解説があるので、あまり武将とかわからないけど……という方も是非。4つのイラストと簡潔なまとめの解説もあり、4コママンガのようにサクッと要点を押さえられます。写真撮影もOKです。勇ましい武者の物語世界を楽しめる展覧会でした。
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