5.0
夢の世界
暑くなる前に、7月初めの平日午後、日時指定で行きました。
あいにくの雨で、庭は素通りになりました。
ラリックの逸品と、このお屋敷、最高の相性で、雨の日は光線の感じがとても素敵になります。個人のコレクションにある逸品たちが極上でした。
このような宝飾品を、身に着ける場もなくなってしまった時代ではありますが、せめて記憶の中で輝いてくれればと思い、目に焼き付けてきました。
日時指定というシステムは、とても良いので、感染症が収まった未来でも同じようになさるとよいと思います。
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19世紀末から20世紀半ばにかけて、ジュエリー作家/ガラス工芸家という肩書を超えて、生涯を通して芸術家としての独自の道を切り拓いたルネ・ラリック(1860-1945)には、尽きることのないインスピレーションがありました。
とりわけフランス、シャンパーニュ地方のアイという小さな村に生まれたラリックにとって、幼少期から身近な存在だった「自然」は、その多様なインスピレーションの根源ともいえるでしょう。自然を注意深く観察することによって培われた眼差しは、やがてイギリスでの経験や日本美術からの影響、大戦間期における古代ギリシア・ローマへの回帰やエキゾティックな嗜好、新しい女性たちのイメージなど、20世紀初頭のフランスに起ったさまざまに異なる芸術潮流と結びつきながら磨かれていきました。
例えば浮世絵にインスピレーションを得て、パリ郊外の自邸付近で撮影した雪景色を表現したペンダントや、1909年に他界した妻アリスの面影をシダのなかに刻印した香水瓶。同時代の世界と日常身辺の心躍る事象や個人的な記憶に、鋭い観察眼と想像力によって新しいかたちを与え、「装飾品」として人々の身近なものにしたのです。
希少なジュエリーからより多くの人々のためのガラス作品への転換は、急速に変化する社会のなかで芸術と生活がどのような関係を結ぶことができるのかを示そうとするものでした。生きることとつくること―ルネ・ラリックが、自然を起点としてどのように世界を観照し、装飾という芸術を希求したのかを明らかにします。
| 会期 | 2021年6月26日(土)~2021年9月5日(日) |
|---|---|
| 会場 |
東京都庭園美術館
|
| 住所 | 東京都港区白金台5-21-9 |
| 時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
| 休館日 |
月曜日 8月10日(火) ※ただし7月26日、8月2・9・30日は開館 |
| 観覧料 | 一般 1,400円(1,120円) 大学生[専修・各種専門学校含む] 1,120円(890円) 中学生・高校生 700円(560円) 65歳以上 700円(560円)
|
| TEL | ハローダイヤル 050-5541-8600 |
| URL | https://www.teien-art-museum.ne.jp |
5.0
暑くなる前に、7月初めの平日午後、日時指定で行きました。
あいにくの雨で、庭は素通りになりました。
ラリックの逸品と、このお屋敷、最高の相性で、雨の日は光線の感じがとても素敵になります。個人のコレクションにある逸品たちが極上でした。
このような宝飾品を、身に着ける場もなくなってしまった時代ではありますが、せめて記憶の中で輝いてくれればと思い、目に焼き付けてきました。
日時指定というシステムは、とても良いので、感染症が収まった未来でも同じようになさるとよいと思います。
5.0
庭園美術館とラリックと聞いて「あー、それはありがちだね」と思うなかれ。庭園美術館の光でラリック作品を観る喜びに心溶ける。
ジュエリー・ガラス作品が自然光に透ける反射する煌めく。「自然」を愛したラリック作品の数々の魅力が遺憾なく感じられる。心全体が暖かい光に包まれる思いがする、至福の時間。部屋と光と作品の一体感は、美術館スタッフの力量もうかがえる。
新館の作品も素晴らしいのだが、突然閉鎖された現代空間でのライティングのみの展示に、違和感は否めない。これが普通なんだけどねw。
点数多く、緻密な作品群をしっかり見ていくと、あっという間に時間も溶けていく。
*撮影可。手荷物検査有り。
緊急事態宣言が延長されている中、8月下旬の週末にお邪魔しました。
土曜日でしたがそれほど混雑しておらず、ゆっくり味わって鑑賞する事ができました。
建物入り口の手前で、テロ対策防止のための手荷物検査がありましたが、短時間で終…readmore
5.0
昨年の展覧会は行けなかったので、ようやく行くことができました。珍しいジュエリーから花瓶、香水瓶まで飾られていました。
暑い日でしたが、ガラスの展示が気持ちを涼しくさせてくれてゆっくり鑑賞することができました。
4.0
ラリックと庭園美術館、やっぱり良いですね。
出品数は少ないですけど館内もじっくり鑑賞出来るので問題なし。
女性客が多く予約制なので見づらいということもないです。
写真撮影可能、昼下がりは特に映えそうです。
新館の作りも凝っています。
ラリック工房の映像作品が立派なのでお見逃しなく。
5.0
フランス、シャンパーニュ地方のアイという小さな村に生まれ育ち、自然が身近にあり、それを注意深く観察する目を持っていたといいます。
虫や鳥や魚などの生き物や植物、ギリシャ神話から浮世絵まであらゆるものをインスピレーションの源として、デザインにしていく発想の豊かさもすごいけれど、それを実際にジュエリーやガラス工芸として、形にしていく技術があることがすごいです。
優れた職人であり、芸術家であるルネ・ラリックの作品世界は、今に引き継がれていて、それを継承する人々の仕事を紹介する映像も観られます。
5.0
美しい建築にまさにふさわしい展覧会かと。
エナメルや七宝、オパルセンなど、様々な技法を尽くした豪華で華麗な作品から、繊細で細やかな作品がたくさんあり。
写真もOKなので、作品と共に建築も合わせて堪能してほしい展覧会です。
5.0
大自然や妖精のような女性たちを小さなジュエリーや工芸品にそのまま閉じ込めたようなラリックの世界は、時間が経つのを忘れてしまうほど惹き込まれる作品ばかりでした。1933年に建築された会場の旧朝香宮邸内装にはラリック自身も参加しており、その時代にタイムスリップしたかのような気分で鑑賞することができ、見応えのある素晴らしい展覧会でした。
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ペンダント《冬景色》1898年頃、個人蔵、協力:アルビオン アート・ジュエリー・インスティテュート
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香水瓶《シダ》1912年、北澤美術館蔵、撮影:清水哲郎
香水瓶《シダ》(部分)1912年、北澤美術館蔵、撮影:清水哲郎
花瓶《ラングドック》1929年、ギャルリー オルフェ