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初ドイグ
予備知識がほとんどないまま見ましたが、どっぷりハマってしまい、会期中3回も足を運んでしまいました。
現代や近代といった枠を感じさせない作品ばかりで、満足な展覧会でした。
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会期 |
2020年2月26日(水)~2020年10月11日(日)
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会場 | 東京国立近代美術館 Google Map |
展示室 | 東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー |
住所 | 東京都千代田区北の丸公園3-1 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 5月7日(木) ※ただし3月30日、5月4日は開館 |
観覧料 | 未定 |
TEL | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://peterdoig-2020.jp/ |
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予備知識がほとんどないまま見ましたが、どっぷりハマってしまい、会期中3回も足を運んでしまいました。
現代や近代といった枠を感じさせない作品ばかりで、満足な展覧会でした。
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現代を生きるスコットランドの画家の展示。
「今日、世界で最も重要なアーティストの1人」とされるアーティスト。
ムンク、ゴーギャンなど前衛の画家たちの構成を参考にしていることもあってか、ロマンチックだったり、怖さがあったり、ドラマチックだったりとさまざまな作風が見られる。
1つ1つの作品をじっくり見るたびに発見があっておもしろい。
巨大なキャンバスに、丁寧に色をつけているのが感じられて好き。
木々の描写、水に反射する様子、線は緻密に描かれているけれど、色の置き方も丁寧なだけではなく、厚みがあって立体的な演出をしたりと質感を感じられるのも魅力的だった。
写真撮影可能であることも、この展示を楽しめる要素の1つかもしれない。
素晴らしい世界観に引き込まれる展示だった。
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9月18日金曜日に行ってきた。
いつの間にか夜間開館も再開。
金、土は20時まで。
まず作品の大きさに圧倒される。
日本初個展の「 ピータードイグ 展 」
どう見ていいのか分からないまま
進むうちに出口へ着いてしまった。
大型作品は32点。
後半に映画ポスターが40点だ。
気を取り直して再び入り口へ。
今度は解説を見ながら少しずつドイグの世界へ
ピータードイグ
1959年生まれ、現在61歳でご活躍中。
彼は、過ごしてきた土地の風景やゴーギャン、ゴッホなどの近代画家の作品、それに映画や広告など多様なイメージを組み合わせて制作しているらしい。
画中にそれらのモチーフを見つけると楽しいし、日本の小津安二郎の映画「 東京物語 」 も取り入れたと聞くと、さらに親しみがわく。
が、ずっと見ていたいか?と問われると答えに困る。
なんとなく不穏な空気が漂っている気がする。
ムンクの「 叫び 」であったり、ホラー映画「 13日の金曜日 」に登場した小舟をモチーフに使っているから?
夢のような画面に引き込んでおいて、
現実に戻されるような妙な感覚だ。
構図?
色?
塗りつぶされた顔?
この揺さぶられるような感じは何なんだろう?
まんまとドイグにやられてしまった。
整理がつかないまま映画ポスターの展示へ。
「 東京物語 」 「 座頭市 」 「 ピンポン 」などなど、
知ってるタイトルにちょっとホッとする。
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最も印象に残ったのは彼の描くドットだった。
天の川だったり降雪だったり水滴だったり。
画面いっぱいに描かれるドットがベールのように風景を覆い景色を物語へと一変させる。
まやかしの世界、妖しく艶やかで悲しげでロマンティックなムードを放ち始める。
とても魅力的だ。
そこでドットを観察してみる。
印刷や画像では平面だけれど、実際のドットは多くの色が交じり合い塗り重ねられ盛り上がっている。すべてがユニーク。そのうえ、時には人物だったりもする。
要するに、近づくと大きなドット。離れると群集のひとりに見えるという不思議さ。
全体を通してみれば、どの作品も、南国の明るい題材にさえ、美しさとせつなさが内包されている。その点にも惹かれた。
絵画そのものに力を感じた。
「実際に見る経験は何事にも代えがたいものだ」
そんな大英博物館学芸員のことばを考える。ピーター・ドイグの作品はネット上でも見られるけれど、実物から得られる心を動かすなにかはあの瞬間だけなのだと思う。
半券でMOMATコレクションも鑑賞可能。
こちらの小原古邨も素晴らしかった。
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美術館に実物を観に行く意味を再認識する美しさ。発色がすばらしかった。ユニテダビタシオンはどんな建築写真より印象的。
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油彩画32点、映画宣伝用ポスター40点と彼の作品をたっぷりと堪能できる。展示を順番に観て行くにつれて、技法の特徴や共通点、「しかけ」に気づく。解説板をよく読むことでよりその魅力をさらに感じることができ、非常に楽しい。サイズの大きなキャンパスに描かれた絵も多く、それらは特に筆遣いのニュアンスがよく伝わり、臨場感溢れるものであった。
アートアジェンダさんの抽選でチケットをいただいてから約半年ほど経ち、満を辞しての来館であったため、感動も非常に大きかった。機会があればもう一度観に行きたい。彼の世界観に何度でも浸りたい。そう思うくらいに幸せな空間であった。
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他の方の感想にもあったように、作品がどれもとても大きく、どの絵もかなり大きなサイズで展示されているという空間は、それだけで、贅沢な感じがあった。
スコットランドに生まれ、カリブ海の島国トリニダード・トバゴとカナダで育ち、ロンドンの学校でデザインを学び、そしてまたトリニダード・トバゴに住まう、という環境の変化が影響しているのか、はたまた、ゴーギャンやゴッホ、マティス、ムンク、バーネット・ニューマンといった様々な近代画家の作品の構図やモチーフを作品に取り入れているためか、表現のテーマは多様で、色選びが絶妙に美しい、そして、どこか幻想的で、未知でいながら、親しみを感じる、という心地よい感覚であった。
水辺が描かれた作品が多いのだが、画面の大きな作品が目の前にあると、自分もその空間にいるみたいに思える。
ピーター・ドイクの描いた様々な国や、幻想的な想像の空間など、いろいろな世界を旅をしてきた感じであった。
5.0
ニコニコの生放送を視聴し興味を持ったので鑑賞に伺いました。
単純に色彩が綺麗だったり、音声ガイドを聞きながら深読みしてみたり・・・
「第1章森の奥へ」で展示されていた、なんだか映画のようなアメリカの連続ドラマのような物語を感じる絵が特に気に入りました。
作品数としては少ないのかもしれませんが、大作品が多く見応えがありました。
また、ショップではNo.31「影」の裏verのようなTシャツが気に入り購入しました。
5.0
とにかく!大きい!!!展示会場に並べられた大きな作品にモチーフが堂々と描かれているのでとても迫力があります。くわえて、繰り返し出てくるカヌーやちょっと不思議な人物など、ミステリアスで想像の関亜が広がるような作品も多いので、じっくり時間をかけて見に行きたい展覧会です。
紅斑にある、映画のポスターもとてもユニークで楽しかったです。
5.0
ミステリアスで、幻想的で、夢の中のような絵画。サスペンスドラマのシーンのような絵では、自分がそのシーンに居合わせているような感じがし、いったい何があったのだろう?といろいろな想像が膨らむ。夢の中のような絵では、やっぱり自分がその夢を見ているような感じがし、このような夢のシーンで自分は次に何をするだろう?といった想像が生まれる。ライオンの絵は、一見ライオンが通りを歩いているようだが、よくみると後ろの扉にドアノブがついていない。ということは檻の中にいるのだろうか?それは何かのメタファーか?などなど、いろいろな想像を楽しめる絵画がたくさんあった。是非、実物の大きい絵の前で想像に浸ってほしいと思う。
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大作をこれほど一挙に観たの初めてだ。会場の設営も余裕があって観やすい。
とても不思議な絵画を創り出す。
観ていると既視感が発動、記憶を辿り始める脳が行き場を無くしてループしてしまうような感覚がある。
いつか見た夢、いつか見た場所、どこかで会った人……不確かな感じは不快では無い。
手法として特別なものは無い。しかし、この描き方をする他の作家は、大抵、暴力的・挑発的、不気味だったり不安を煽ったりするが、それは無い。大胆な筆致なのに、心の手触りはベタベタドロドロしてない。しかし観る側の心のバランスをユラユラいじられはする。もっともっと色々な作品を観たくなる。
《スタジオフィルムクラブ》シリーズの映画のポスターは、日本作品も多く、ちょっと嬉しい ♪。
惜しむらくは、初めての大規模個展なのでアイディアの原点の資料や、デッサン等も観てみたかった。
図録がとても良い。印刷もデザインもグッド。
休館直前の金曜日に慌てていった。許されるなら休館解除後6/14までの会期を延長検討して、多くの人に観て欲しい。
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見たとたんに度肝を抜かれた絵画作品です。 何が何だか訳が分からない。どうしてだろう。なぜ二人が湖畔の通路に立っているのかが解らない。一体何を話しているのか。誰かをまっているのか。空にはオーロラビジョンの中に星も瞬きしている。二重三重のイメージが重なり合っているようだ。現代社会の不可解な人間関係が根底にあり 二人はそれを嘆き悲しんでいるようにも見えてくる。タイルのモザイクはきっとサクラダファミリーの先頭モザイクを連想させる。きっと聖なる湖畔に立つ二人の道化師なのだ。
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