4.0
神宝、出土品だけではない、仏像も凄い❗️
4章立ての展示構成の中、第4章「仏と政」は仏像ファン必見。大安寺の伝楊柳観音、唐招提寺の四天王の内2体、世尊寺十一面観音等なんと奈良時代の木彫仏更に脱乾漆国内最古、当麻寺持国天立像、出雲の古仏郡として注目の島根万福寺の四天王が出展。更に蔵王権現、牛頭天王等神仏習合の展示も見逃せません。
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令和2年(2020)は、我が国最古の正史『日本書紀』が編纂された養老4年(720)から1300年という記念すべき年です。
その冒頭に記された国譲り神話によると、出雲大社に鎮座するオオクニヌシは「幽」、すなわち人間の能力を超えた世界、いわば神々や祭祀の世界を司るとされています。
一方で、天皇は大和の地において「顕」、すなわち目に見える現実世界、政治の世界を司るとされています。つまり、古代において出雲と大和はそれぞれ「幽」と「顕」を象徴する場所として、重要な役割を担っていたのです。
「幽」と「顕」を象徴する地、島根県と奈良県が東京国立博物館と共同で展覧会を開催し、出雲と大和の名品を一堂に集めて、古代日本の成立やその特質に迫ります。
会期 |
2020年1月15日(水)~2020年3月8日(日)
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会場 | 東京国立博物館 Google Map |
展示室 | 東京国立博物館 平成館 |
住所 | 東京都台東区上野公園13-9 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 18:30)
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休館日 |
月曜日 2月25日(火) ※ただし2月24日(月・休)は開館 |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円/1,300円) 大学生 1,200円(1,000円/900円) 高校生 900円(700円/600円)
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TEL | ハローダイヤル 03-5777-8600 |
URL | https://izumo-yamato2020.jp/ |
4.0
4章立ての展示構成の中、第4章「仏と政」は仏像ファン必見。大安寺の伝楊柳観音、唐招提寺の四天王の内2体、世尊寺十一面観音等なんと奈良時代の木彫仏更に脱乾漆国内最古、当麻寺持国天立像、出雲の古仏郡として注目の島根万福寺の四天王が出展。更に蔵王権現、牛頭天王等神仏習合の展示も見逃せません。
5.0
政治の中心であった大和と宗教の中心であった出雲の文化財を展示。石上神宮七支刀など日本史の教科書に出てくる逸品が勢ぞろい。荒神谷遺跡や加茂岩倉遺跡出土の銅剣や銅矛なども一挙に展示されていて迫力に圧倒されました。
新型肺炎の影響で空いているかと思いきや、思ったよりも混雑していました。
5.0
銅鐸、銅矛、銅剣、銅鏡がずらっと並ぶ展示は壮観でした。蒔絵手箱、七支刀、延喜式など国宝がいっぱいありました。マイベストは藤ノ木古墳の金剛の馬具で、装飾が見事でした。
第4章は仏教がテーマのため、仏像が展示されていて、ほぼ全部がぐるっと360度の拝見できます。
みょーに足が疲れたと思ったら、2時間以上たってました。点数が多いので、思いのほか時間を要しました。
隣の企画展室で、朝鮮王朝の展示をやっていて、こちらもチマチョゴリや螺鈿細工が美しかったです。
歩き疲れましたが、「考古学」を楽しめて大満足でした。
4.0
平日午後の入館でしたが、全く混雑もなくゆっくり見ることが出来ました。
一応かつては史学科卒で考古ファンの自分ではありますが、日本の考古遺物展示は、なかなか難しいものがあります。古代史ロマンやお宝沢山!! の海外モノとは大分様子が違って、とても地味で、概ね状態もよくありませんから。トーハクさんは最近「土偶」や「縄文」で大成功しているだけに、なかなか期待されてしまうところ。私は儚い期待は持たずに、今回は後半の仏像群目当てで行かせて頂きました。
入場してすぐに目に飛び込んでくる展示は、2000年に出雲大社境内から発見された「宇豆柱」と「心御柱」そして「旧本社推定復元模型」。これらは2012年秋の古事記1300年・出雲大社大遷宮 特別展「出雲―聖地の至宝」の時と同じものですね。ただあの時全くの白木だった「模型」が、今度は茶色というかきれいな飴色になっていました(笑)。前回は古事記1300年。今回は日本書紀1300年ですって。で、もちろん日本書紀(巻二)も注目です。本当は前期の神代巻が見たかったのですが、国宝「秋野鹿蒔絵手箱」のため後期に来ました。「古代祭祀の源流」をたずねる展示では、各遺構から大量に出土した銅鐸や剣、貝輪などがずらり並び、「王権誕生地大和」に入ると、画文帯神獣鏡・三角縁神獣鏡など、これでもかというほどずらり展示されています。私的には、主なもの数点の展示と、最初に銅鐸であった様な発掘時の復元模型に、あとは映像で全てと一部クローズアップで見せ、更に大量出土の意味するところの所説を諸先生方のインタビューVTRなどでも見せてくれた方が、良かったと思います。また、銅鐸の絵柄や剣の銘文などは、拓本なども上手く使ってほしかったと思います。でも大量に並んだそれらにはただそれだけで、迫力あることは確かです。
『出雲大社に鎮座するオオクニヌシは「幽」、すなわち人間の能力を超えた世界、いわば神々や祭祀の世界を司るとされています。一方で、天皇は大和の地において「顕」、すなわち目に見える現実世界、政治の世界を司るとされています。つまり、古代において出雲と大和はそれぞれ「幽」と「顕」を象徴する場所として、重要な役割を担っていたのです。』と今回解説文にある割に、特に「幽」と「顕」を感じさせる展示は無かったかと思います。
実は最近、高田崇氏小説などが展開している、貴重な産物… Read More
4.0
古代日本の形成に出雲と大和が果たした役割を知れてよかった。その後仏教伝来によって国の基礎が形成されていき、現在に繋がっていることが実感できた。
展示は、鎌倉時代の出雲大社を構成する宇豆柱と心御柱に始まり、中でも加茂岩倉遺跡や荒神谷遺跡から出土した弥生時代の青銅器群が圧巻だった。
3.0
国宝、重文が沢山。興味を唆られるテーマではあるが、考古学好きでないとやや物足りない展示かもしれない。出雲と大和の古代の宝物が集合した展覧会という感じだった。
4.0
後半の仏像展示が目指すところだったので、圧倒的存在感の当麻寺の持国天に再会しただけでOK。
正直言って、出雲と大和の何?という感じでテーマがあまりよくわからなかった。
銅鏡はあんなに沢山並べるなら裏も見たい、と思ったのは私だけ?
3.0
日曜日の午前中に伺いましたが、混雑はありませんでした。
展示室に入るとまずドーンと宇豆柱などの展示がありますが、もっと空間をとって展示が出来ていたら迫力も伝わるのでは?と感じてしまいました。
銅剣、銅鐸、銅矛に鏡と沢山ありすぎて目移りしてしまいます。
ただキレイに展示されているので「こんなのが一度に出てきたのか!」という感動は薄れるかも。もちろん、発掘時の写真やレプリカの展示はあるのですが…。
出雲の博物館で見たことがあるので、比べてしまっている所が大きいのかも知れません。
初見で見たら感じ方も違ったと思います。
それでも埴輪や七支刀、仏像群、日本書紀などの歴史書を見ていくと、しみじみと古代の歴史を感じることが出来ます。
グッズも「しまねっこ」のキャラクターグッズや「見返りの鹿」の縫いぐるみ等かわいらしいものもあって楽しかったです。
5.0
日本の始まりからをじっくりと味わえる展覧会。
日本書紀から始まり、その後の外国とのつながりや日本の歴史への関連などもわかりやすく展示されています。
銅鐸・銅矛・銅剣も発掘されて状況のパネルとともに展示狩り、リアルに発掘時の感動も味わえました!何よりも、銅鏡マニアとしてはたまらない垂涎ものでした。(泉屋博古館分館さんの展覧会もすごかった!ですが、それに劣らない数です!!!)
古代のロマンに浸ってみては???
3.0
流石のトーハク、貴重な品々を根こそぎ借用しての圧巻の展示、スゴイですね。
資料としても史料としても別格。
ただ個人的にはカッコよくないんです。
熱気熱量なら顔真卿、カッチョいい仏像なら東寺、精巧緻密なら三国志、美麗さなら正倉院と
どれも地味で簡素でちょっとパッとしないんですよねぇ。
半年後に振り返ったときにアレ凄かったと言えるようなキラーコンテンツがありませんでした。
考古好きトーハク平成館好きには堪えられない展示なのも確かです。
撮影スポット2箇所あります。
2020年日本国のルーツを探る展覧会、後期には混雑しそうです。
5.0
教科書やニュースで見たことがある、大和・出雲の古代の宝物が、こんな近くにこんなにいっぱいあるなんてーー!と驚きました。両地方の類似した出土品が左右に展示されていて、比較できるのが面白かったです。藤ノ木古墳の馬具の出土品は、そのレベルの高さでとても印象に残りました。ところどころ複製品で撮影できるコーナーがあったのも良かったです。
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