4.0
溢れる才能
生まれがグラナダ、育ったのがローマやパリ、制作はヴェネツィアという、ヨーロッパの多彩な環境を吸収したかのような、有り余るほどの才能を感じさせる、総合芸術家の見事な作品の数々でした。
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軽くてしなやかな「デルフォス」(繊細なプリーツを施した絹のドレス)で一躍20世紀初頭の服飾界の寵児となったマリアノ・フォルチュニ(1871-1949)。
彼の邸宅兼アトリエを美術館として公開しているフォルチュニ美術館(ヴェネツィア)の全面的な協力のもと、本展では、フォルチュニ芸術の真骨頂である絹地のドレスやコートなどの服飾作品を軸に、絵画、版画、写真、舞台関連作品、彼が蒐集した日本の染め型紙を含むデザイン関連資料等を総合的に展覧します。
スペインのグラナダで生まれ、ローマとパリで育ち、ヴェネツィアで制作して成功をおさめた彼の生い立ちから多彩な創作活動まで、近年世界的に注目されている総合芸術家・デザイナーの全貌に迫ります。
会期 |
2019年7月6日(土)~2019年10月6日(日)
設備入替および建物メンテナンスのため、2023年4月10日から2024年11月22日まで全館長期休館中
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会場 | 三菱一号館美術館 Google Map |
住所 | 東京都千代田区丸の内2-6-2 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 ※ただし、祝日・振替休日の場合、 9月30日(月)とトークフリーデーの 7月29日(月)、8月26日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,700円(前売 1,500円) 高校・大学生 1,000円 小・中学生 500円
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://mimt.jp/fortuny/ |
4.0
生まれがグラナダ、育ったのがローマやパリ、制作はヴェネツィアという、ヨーロッパの多彩な環境を吸収したかのような、有り余るほどの才能を感じさせる、総合芸術家の見事な作品の数々でした。
4.0
友人に連れられての鑑賞です。「多彩多作」の方がピッタリの内容でした。
三菱一号館美術館の大きな窓から眺める中庭の景色は、一年を通して楽しめますよ。日々、草花が織りなすデザインと深く接する事もまた鑑賞ですね。
4.0
フォルチュニの作品はテキスタイルもドレスもランプも
シンプルで機能的で美しいデザイン。
ヴェネチアの邸宅を改装したフォルチュニの世界観がたっぷり味わえました。邸宅を改装した素敵なしつらえのフォルチュニ美術館はこの展示会で初めて知りました。
「デルフォス」のプリーツ技術はヴァレンティノや三宅一生さんにインスパイアされ新たな息吹となって受け継がれて現代に蘇っているようです。
5.0
やっと時間ができたので行ってきました。マリアノ・フォルチュニの生涯を通して沢山の芸術作品を鑑賞できました。激動の時代に画家・舞台照明・写真・そして服飾デザイナーとして活躍した彼の軌跡を会期終了までにもう一度行こうと思います。「デルフォス」本当に素敵でした!
5.0
直線的で美しい衣装に目を見張りました。布の縫製部にあるヴェネチアガラスのトンボ玉の色もとても美しい。
今、街中で着て歩いても全く時代を感じさせないデザインで、もし婦人服売場に置いてあったら欲しい!とうっとりしながら観賞しました。
マリアノ・フォルチュニ自身は舞台照明や舞台背景・装置・装飾を手掛け、インテリアやカメラでも成功を収め、船舶機械の特許まで得る、多岐な才能の持ち主だったそうなので、次の部屋には何が展示されているのかと最後までワクワクしながら順路を追いました。
ざっと2時間要しましたが、あっという間に感じられてとても満足しました。
4.0
連休の最終日に訪問。お昼近くですが比較的空いています。フォルチュニの絵画、舞台装置、織物やドレスなどが順を追って観覧できます。特に最も有名なドレスの「デルフォス」は各所に展示され、カラフルな色彩を楽しめます。写真にも造詣が深く、とにかく多彩な人だということがよくわかります。会期末に向けても平日なら余裕を持って見られそうです。
5.0
本展でマリアノ・フォルチュニという芸術家を初めて知りました。
彼の目を通して、その手から紡ぎ出される美しい世界に心が豊かになりました。
愛妻をモデルとした美しいドレスたちは美と夢に溢れ、ため息が出ます。
また、印象的だったのは淡い水色とピンクを多用した絵画たちです。
特にワーグナーのワルキューレ!
山岳風景もフォルチュニにかかると美しい色彩の世界となるのですね。
会期終了までにまた観に行きたいです。
4.0
母と共に観覧させていただきましたが、ふたりで目配せしながら、感動を分け合ってきました。三菱一号館美術館が大好きで、今回の展覧も非常に楽しみにしておりました。ファッションに精通しているわけではありませんが、息をするのも忘れてしまうくらい見入ってしまいました。感想に書かれていらっしゃる方もいましたが、私も婦人の素晴らしさに胸がときめいていたような気がします。素敵なパートナーに出逢えてから更なる魅力を発揮されていたのだなという印象を受けました。
モニターで上映されていたフォルチュニ美術館館長のお話も非常に愛情に溢れたもので、展示と同じくらい感動しました。
5.0
暑さ復活の日でしたので、涼しさがありがたかったです。
現在みてもすばらしいテキスタイル、舞台芸術、ワーグナーの世界観も見事に表しています。奥様が、すごうで、だったのですね。屋敷もヴェネツィア市に寄贈されており、すばらしいことです。
3.0
紹介されているクンドリ等の絵画が好みだったので楽しみにしていました。
実物もそれは色鮮やかで素晴らしかったです。
今回初めて知った方でしたが、絵柄が好み。
お父様の絵とも似ていて面白かったです。
なので、もっと絵画を見たかったな。
印象としては、写真>ドレス>絵画。
デルフォスは写真で見た時はシンプルであまり興味も惹かれなかったけど、
実物は本当に素敵で、びっくりしました。
プリーツの細やかさが凄い!
あと、収納の仕方が斬新で面白かったです。
写真も当時の人々や風景が写っていて興味深くはありますが、
絵画を期待して足を運んだので、ちょっとだけ残念でした。
4.0
サポーター貸切鑑賞会でいってきました。
ちょうどギャラリートークが始まったところでデルフォスの解説が聞けてよかったです。デルフォスのプリーツ技術の再現に一世紀掛かっているとかかなりすごい。
服飾・染織デザイナー、画家、版画家、舞台芸術家、写真家とマルチにできそれらの作品が展示されていました。
2.0
マリアノフォルチュニ、う~んイマイチでした。
デルフォスやテキスタイルなどは素敵だし、いくつか目を引くものもあるのだけれど
欲しい!と思える作品が無いのでやはり魅力的な展覧会には思えなかったですね。
自分は年パスを持っていますが、正規の入館料でこれでは割高感が否めないです。
展示方法や演出などもうちょっと頑張ってくれてもいいんじゃないかなぁ。
2019年度の三菱一号館美術館の企画展はちょっとパッとしないなぁ。
5.0
マリアノ・フォルチュリ、あまりなじみがなく、デザイナーとしての経歴しか知らなかったので、画家を目指していたことや舞台装置の製作などのマルチに活躍していたことを初めて知り、とても興味深かったです。
特に舞台の装置や背景の原画やイメージ画が素晴らしくかった!!画家を目指していたことや家族がみな芸術関係だったこと、プラド美術館との関係とか本当に何もかも新しく知ることだらけで、とてもたくさん学びました!!
あのドレスで有名だった彼の人生や家族との関係、日本へのリスペクトなどのかかわりもおもしろかったので、再訪してまたじっくり鑑賞したいと思います。
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