「清流の国ぎふ」文化祭2024
PARALLEL MODE オディロン・ルドン
ー光の夢、影の輝きー

岐阜県美術館

  • 開催期間:2024年9月27日(金)~2024年12月8日(日)
  • クリップ数:6 件
  • 感想・評価:5 件
「清流の国ぎふ」文化祭2024 PARALLEL MODE オディロン・ルドン ー光の夢、影の輝きー 岐阜県美術館-1
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オディロン・ルドン《オリヴィエ・サンセールの屛風》 1903年 岐阜県美術館
オディロン・ルドン《自画像》1867年 オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (Musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski/ distributed by AMF
オディロン・ルドン《卵》 1885年 フランス国立図書館
© Biblioth è que nationale de France
オディロン・ルドン《眼を と じて》 1890年 個人蔵(フジカワ画廊協力)
オディロン・ルドン《起源 1 .おぼろげな物質の奥底で生命が目覚めた時》 1883年 フランス国立図書館
© Biblioth è que nationale de France
オディロン・ルドン《起源 8. そして人間が現れた。彼が出てきた。彼を引き寄せる大地に訊ねながら、暗い光に向かって道を切り開いていった》 1883年 フランス国立図書館
© Biblioth è que nationale de France
オディロン・ルドン《絶対の探求…哲学者》 1880年 岐阜県美術館
オディロン・ルドン《若き日の仏陀》 1905年 京都国立近代美術館
オディロン・ルドン《ダブル・プロフィル》 制作年不詳 岐阜県美術館
オディロン・ルドン《窓》 1906年頃 岐阜県美術館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

19世紀後半から20世紀初頭にかけてフランスを中心に活動した画家オディロン・ルドン(1840-1916)を紹介する展覧会を開催します。ルドンはジャン=レオン・ジェロームやロドルフ・ブレスダンに学び、木炭画や版画、パステル画や油彩画と表現媒体を変えながら、イマジネーションの世界を描きました。その夢幻の芸術は、フランスのみならず日本においても美術や文学、音楽、漫画等、幅広い分野に影響を与えています。本展覧会は、万国博覧会の象徴となった技術革新における流動的な社会情勢にあった19世紀後半から20世紀はじめまでの欧州が舞台です。アカデミックな芸術に対して印象派などが台頭する中で、フランスで生まれたルドンが、伝統と革新の狭間で独自の表現を築き上げていく姿を紹介します。

特に技術革新は画材の種類を豊富にし、芸術家に新たな技法や表現への挑戦の機会をもたらしました。ルドン作品における多様な表現の成り立ちを検証し、保存科学や修復時における作品情報の力も借りながら、表現の真実にせまります。また、日本でルドンを紹介する意義として、ルドンと同じ時代を生きた日本の芸術家への影響を紹介しながら、現代の私たちが見ていること、見えているものを解き明かしていきます。約330点の作品により、両国で愛されてきたルドンの作品を読み解きながら、知られざる色彩の秘密へといざないます。

◆ オディロン・ルドン(Odilon Redon,1840-1916)
フランスの画家。ボルドーでスタニスラス・ゴランに学び、ロマン主義の芸術観に触れる。その後植物学者アルマン・クラヴォーとの交流を通して顕微鏡下にうごめく生命の神秘や、哲学、文学に興味を持つ。パリでジャン=レオン・ジェロームに師事し、さらにボルドーでロドルフ・ブレスダンからは版画を学んだ。画業の前半期は木炭画や版画を中心にモノクロームの作品を発表、1890年代以降はパステルや油彩絵具による色彩豊かな作品へと移行。国内外での評価やコレクターの獲得とともに、各国文学者や次世代の芸術家たちに影響を与えた。1916年パリで没。日本でも存命中の明治末頃から紹介され、今日に至るまで、洋画家に限らず日本画家や文学者、音楽家、漫画家まで、様々なジャンルの芸術家たちに刺激を与え、受容されている。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年9月27日(金)~2024年12月8日(日)
会場 岐阜県美術館 Google Map
展示室展示室 3
住所 岐阜県岐阜市宇佐4-1-22
時間 10:00~18:00
  • ※夜間開館 10月18日(金)、11月15日(金)は20:00まで
    ※展示室の入場は閉館の30分前まで
休館日 月曜日 
祝・休日の場合は翌平日
観覧料 一般 1,500円(1,400円)
大学生 1,200円(1,100円)
高校生以下 無料
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、特定医療費(指定難病)受給者証の交付を受けている方およびその付き添いの方(1名まで)は無料
    ◎山本芳翠展・オディロン/ルドン展共通券
    一般 2,000円 大学生 1,600円
    ※共通券は団体割引なし
TEL058-271-1313
URLhttps://kenbi.pref.gifu.lg.jp/

岐阜県美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

岐阜県美術館 岐阜県美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

色彩からモノクロ、モノクロから色彩へ

こちらのレビューを拝見して、ルドン展開催中と知り、ルドンをいっぱい持っている岐阜県美術館でどんなルドンに出会えるのかとワクワクしながら訪れた。
皆様の報告にある通り、素晴らしい展覧会だった。
 見せ方も良い。はじめに日本の画家等が持っていたルドンの絵、これは色のついた絵が多い。その後彼の制作年代に沿って 始めにモノクロの版画を展示される。日本屈指のルドンコレクションを持つ岐阜美術館だけあって、同じ石版画を複数展示し、そうすることで同じ版から摺った石版画でも、濃淡の具合が違って 違うニュアンスで見えてくる。
アポリネールの「悪の華」の扉絵や挿絵を描いていたことも初めて知った。
ルドン最後の石版画集「聖ヨハネ黙示録」が見られたのも良かった。
 そして後半は色彩の洪水の世界に入っていく。特にパステル画が醸し出す、様々な色が画面に置かれ、きらめきながらも1枚の絵の中にしっくり存在するルドンの花束の絵の数々を楽しんだ。色彩画の方は各地から集められ、それを一堂に見られたのは嬉しかった。
 こちらのサイトでの皆様のレビューのおかげで たくさん、たくさんのルドンに出会えた。感謝。
 

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、Camdenさん、morinousagisanさん

5.0

花々の色彩

版画、油彩画共に充実した数のコレクションを観ることができた

花瓶に生けられた花の油彩画たちがめちゃくちゃ良かった 特徴的な緋色とそれに対する水色や紫色の色彩対比がひたすら美しい 油絵の質感を活かしたタッチも良 離れて観ても近寄って観ても美しい

版画では挿絵を収録された本ごとに区分けがされていて良

ルドンの生涯を追いながら網羅的に作品を観ることができたので満足

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アバウトさん、karachanさん

4.0

黒も色彩も充実、岐阜県美渾身の企画展

「パラレル・モード」と銘打ちルドン&山本芳翠の二本立て。今秋の全国の展覧会の中でも屈指の企画展と期待して岐阜県美術館を初訪問しました。
とにかく、素晴らしいです。これが首都圏や関西だったら、大変なことでしょう。

ルドンの画業前半の黒の作品、後半の色彩画、どちらも大変な充実ぶりです。

リトグラフ中心の黒の作品は、大部分が館蔵作品。版画集や挿絵原画集を丹念に収集されていて、作品集ごとにスペースを区切って展示されてます。中には、同じ作品の異なる刷りを並べて比較展示するものも多数。ルドンの石版画は版上の表現が細かいため版が壊れやすく、刷り方の強度やインク量によって印象が異なるからだそうです。
「夢の中で」「起源」などの代表作が整然と並び、目玉のモチーフ、地平線・水平線に浮かぶ肖像の構図、といったザ・ルドンも登場します。
「瞳をとじて」シリーズのリトグラフバージョンが違う刷り具合で三作あり、味わい深い。

画業後半の色彩画は、全国から、ギャラリー経由での個人蔵も含めて、実に幅広く集められており、当館のご尽力に敬服します。パステル画が中心だがパステル調の油彩画もあり、ルドンの技術が垣間見られます。《オリヴィエ・サンセールの屏風》は当館のお宝でしょう。《瞳をとじて》は勿論良し。キリスト教のみならずヒンズー教・仏教を題材にした作品は印象的であり、宗教の主題は空想表現のルドンの得意とするところか。

花の絵、これはまた別の作風作品群と感じました。写実と幻想の混ざり方が作品ごとに異なる。とはいえ静物画ではない、キラキラとして動きがある。絵具の乗せ方には印象派的筆致がうかがえ興味深い。

展示全体の構成をみると、「プロローグ」の章にある約10作品の存在感は大きく、最初から感度高く鑑賞すると良いのでしょう。途中、膨大な量の黒の版画作品で中だるみしそうですが。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、黒豆さん、uchikoさん、アバウトさん

3.0

苦手

ルドンの版画は、少し苦手。なんか心の奥底を覗かれている、覗いている気持ちになって、落ち着かない感じです。逆にパステルや油彩で描い花などは幻想的でもあり、明るくて見ていて気持ちが上を向きます。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん

5.0

名古屋岐阜遠征2

ルドン展、凄すぎました!
黒ルドン、色ルドンどちらのファンも楽しめる大充実、大満足の回顧展です。
岐阜県美術館のルドンコレクションの凄さも再確認。
他館やギャラリーからも借用してパステル画や花の絵画もたくさんありました。
ルドンの作品はとても喚起力が高くて、ココではないどこかへ連れていってくれるのが魅力です。
そして一番驚くべきはガラッガラに空いています!
都内で開催したら混雑になるような展示なのにどの作品も独り占め出来るくらいの空き具合です。
この展示を見るために岐阜に行く価値あります。
図録あり。写真撮影不可。
ルドンに溺れるかなり贅沢な展覧会です。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、アバウトさん、morinousagisanさん、Camdenさん

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出展作品・関連画像IMAGES

オディロン・ルドン《オリヴィエ・サンセールの屛風》 1903年 岐阜県美術館

オディロン・ルドン《自画像》1867年 オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (Musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski/ distributed by AMF

オディロン・ルドン《卵》 1885年 フランス国立図書館
© Biblioth è que nationale de France

オディロン・ルドン《眼を と じて》 1890年 個人蔵(フジカワ画廊協力)

オディロン・ルドン《起源 1 .おぼろげな物質の奥底で生命が目覚めた時》 1883年 フランス国立図書館
© Biblioth è que nationale de France

オディロン・ルドン《起源 8. そして人間が現れた。彼が出てきた。彼を引き寄せる大地に訊ねながら、暗い光に向かって道を切り開いていった》 1883年 フランス国立図書館
© Biblioth è que nationale de France

オディロン・ルドン《絶対の探求…哲学者》 1880年 岐阜県美術館

オディロン・ルドン《若き日の仏陀》 1905年 京都国立近代美術館

オディロン・ルドン《ダブル・プロフィル》 制作年不詳 岐阜県美術館

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