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没後50年 生誕120年 奥村厚一 光の風景画家展

没後50年 生誕120年 奥村厚一 光の風景画家展

京都市京セラ美術館|京都府

開催期間:

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目も心も身も涼やかに

祇園祭を終えた京都は物凄い暑さでした。瀬戸内海に面した阪神間に住んでいる者には、京都、奈良、大阪は暑い!
「没後50年」ということは、福田平八郎と同時代を生きた日本画家さんです。平八郎より8歳年下ですが、同じように京都絵画専門学校で学んでいます。特別な師につかずに学校で学んだ平八郎とは違い、奥村は、京都生まれ、京都育ちで、西村五雲について絵を学んだ生粋の京都の日本画家でした。
平八郎となると「水の表現」を試行錯誤して「漣」が代表作と知られています。ところが、この奥村も水の表現や水の反射を描いていました。キラキラと輝く海の表現に惹きつけられて近くで見たり離れて見たりしました。雪景色の作品も多く、それは静かにふぉわぁと降り積もる静かな雪景色で真夏に涼感誘う雪景色でした。(実は、京セラ美の展示室はヒエヒエで物凄く寒かったです。)
長閑な風景画は、竹喬さんをも思わせ、山登りも好きだった山岳画家でもあったりしました。渓谷に流れ迸る水の勢いも、清々しいと言いましょうか気持ちいい!
スケッチも多く展示されて、それがどれもとっても良かったです。日本画なので、大下絵の前準備として多くのスケッチを描いていたのでしょうが、こんなにも上手いのかと、ここにも写生の画家が居ました。
奥村は1946年メインヴィジュアルとなっている『浄晨』で日展特選を受賞。翌年47年に特選に選ばれたのが東山魁夷『残照』です。昭和を代表する風景画家となった東山魁夷、唐招提寺の障壁画を描いたこともあったでしょう。同時代に生きた風景画家という点でも、奥村厚一もありだと思いました。
あまり話題になっていない展覧会かもしれませんが、清々しい気分で見終える展覧会です。個人使用に限って写真撮影OKです。
コレクション展は、女性画家が描いた女性像でした。

京セラ美を後にして振り返って写真に収めていると「うどんが食べたい」とイタリアの若い男の子が話しかけてきました。えっ!私?どう見ても英語を話せそうにない小さい日本人のおばちゃんに聞いてくるか?と思いましたが、英語で説明できないので、近くのおうどん屋さんまでお連れしました。お店の人に「彼女はなんて親切なんだ!」って話してましたが、イヤイヤ英語で説明できなかったからなの(笑)

京セラ本館でチラシを見て、京セラ別館へ移動。『未来の青』VRの世界を多分まぁまぁ長く生きてきて初めて体験しました(7/28まで)

地下鉄で京都駅まで移動して、時間があれば見に行くことにしている京都市立芸術大学芸術資料館(無料)第二期「日本最初京都画学校」南画家の田能村直入が関わっていたとは全く知りませんでした。京芸出身の若い作家さんの作品もお隣の京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(通称「アクア」)で開催中。京芸のお引越しを写真に記録した作品、芸術大学のお引越しって大変だなぁ。C棟6階アートスペースk.kaneshiroでは「江戸時代に制作された《源平合戦図屏風》六曲一双のうち右隻を展示」院生の模写はもっと観たかったです。

行こうと計画していた夏向け展覧会には、ほぼ出かけました。酷暑での外出はかなり体に堪えまして、これからしばらく”stayhome”で本を読みたいと思います。

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