茶の湯の美学 ―利休・織部・遠州の茶道具―
三井記念美術館|東京都
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驚くほど来観客を慮った「早わかり茶道具展!」でした。
東京国立博物館の特別展 「#茶の湯」(2017)や、京都博国立博物館の特別展 「京(みやこ)に生きる文化茶の湯」(2022)等々、ここ最近の総復習講座!といっても過言ではない内容を、三井記念美術館サマの所蔵品だけで開催してはりました(驚愕するばかり)。
それと、三井サマのサイトに掲載されている「展示構成」(https://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html)の丁寧なこと。この詳細から、来館者の気持ちを第一に考えてとることに加え、収蔵品や展覧会に対する真摯な気持ちも、めっちゃ伝わります。
展示会場・展示室1では、利休→織部→遠州の時代とともに移り変わってゆく「美意識」が可視化されている。(展示室の行灯型の独立展示ケースを縫うように歩きながら、そのドキドキとワクワクがたまらない…何度も見ている茶道具のはずなのに、新鮮に思うのは、三井サマ独特の展示マジック)。
展示室2には、国宝《志野茶碗 銘卯花墻》(この場に唯一展示される作品は、毎回とても楽しみ)。
展示室3如庵には、有楽斎作品大集結(この心遣いがたまらず)。
展示室4「 千利休の美意識=わび・さびの美」は撮影OKの太っ腹。展示室入口には「村田珠光、武野紹鴎、北向道陳」の解説キャプテンがさり気なく掲示され、プチ予習コーナーに。
展示室5「古田織部の美意識=破格の美」は、展示作品が少なめな印象ではあったけれど、的確な選出とも。
展示室6(個人的に、この部屋の使い方が毎度気になる)には、「利休形」の茶器十二種。展示ケースの大きさは、棗を横並びに陳列するための設計ですか?と、今回も尋ねたくなる展示でした。
展示室7「小堀遠州の美意識=綺麗さび」に「中興名物の茶陶」として《玳皮盞 鸞天目》小堀遠州箱書 登場!
この展覧会を開催するための「展示室」ですか?と思うほどの「展示構成」と「展示室」がマッチしていて、今回も驚きました。とっても勉強に、復習になる展覧会でした。
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1-8 重要文化財《黒楽茶碗 銘俊寛》千利休箱貼紙 長次郎 桃山時代・16c室町三井家
1-12 《大井戸茶碗 銘須弥》(別銘十文字)伝古田織部所持 朝鮮時代・16c 室町三井家
4-1《漁村夕照図》伝村田珠光 室町時代・15c 新町三井家
4-2《山水図》伝村田珠光 室町時代・15c 新町三井家
4-10《千家名物 祇園祭礼図》伝千利休所持 千宗旦添書 桃山~江戸時代・16-17c室町三井家
4-27《聚楽第図屏風》桃山時代16c 新町三井家
4-44《黒楽茶碗 銘メントリ》伝長次郎 桃山時代・16c 北三井家
7-13重要文化財 中興名物《玳皮盞 鸞天目》小堀遠州箱書 南宋時代・12-13c 室町三井家
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