特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」
東京国立博物館|東京都
開催期間: ~
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実物を拝見しながら、蔦重のプロデュース力に圧倒され通し。
東京国立博物館の蔦屋重三郎展、静かでじっくり鑑賞できる金曜の夜間開館へ。
展示室に入る前、VRで超体験「大江戸の世界」を拝見。「吉原遊郭編」もしくは「日本橋編」を選択(体験時間3分)。遊郭編では、遊廓街で目の前を通り過ぎる花魁道中を見物など。日本橋編では、船で日本橋入り。蔦重のお店で錦絵の初売りに立ち会える。
展示作品の大半は、東博サマご所蔵品の摺本から錦絵まで、超大量に展示(ここまで出揃う機会は稀)。
展示作品は、「墨摺小本」をはじめ、殆どの出品物が聞き覚えのある名称ばかり(大河ドラマのナイス!スリコミ)。そして、実際に目にする印刷物の小ささ、美しく細かで繊細な線の文字、情報量の多さ…等々、驚くことばかり。エレキテルに関しては、そのお姿を目にしただけで涙。富本に関しては、展示が少なくてかなり残念。
展覧会の最後、附章のタイトルは「天明寛政 江戸の街」。江戸東京博物館や深川資料館ぽい演出。蔦重のお店「耕書堂」にも入れて、かなりテンションが上がる。 この展覧会の難点は出品図書の数がべらぼうに多いこと。解説も含め、じっくり丁寧に読んどると、かなりくたびれます。
目玉の3点(勝手に選抜)は、前期のみの展示と。
①(重文)平賀源内作「エレキテル」(郵政博物館蔵)
②喜多川歌麿 筆「婦女人相十品 ポッピンを吹く娘」 [寛政4-5年(1792-93)頃、東京国立博物館蔵]
③ 東洲斎写楽 筆「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」[寛政6年(1794) 、東京国立博物館蔵]
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7 山東京伝序跋《江戸風俗図巻》[寛政4-5年(1792-93)頃、東京国立博物館蔵]:蔦重と同時代の人物26名が描かれている
8 手柄岡持(朋誠堂喜三二)詞/鍬形蕙斎筆/山東京伝詞、鍬形蕙斎筆《近世職人尽絵詞》中巻:居酒屋、鰻屋、鋳物師(できあがった店先の鐘)、金具師(神輿の細工)、歌舞伎興行(看板に「義経千本桜、大物の船槽、吉野の花槽」):松平定信の注文による
11 歌川豊国筆《二美人図》[寛寛政中期(1801-1789)、東京国立博物館蔵]:展示解説に「深川あたりの芸者が描かれている」と記載。「深川あたりの芸者」…「あたり」って、どんだけ上から目線なんや東博。
15 (重文)平賀源内作《エレキテル》[寛江戸時代18c、郵政博物館蔵]:展示解説に「源内は長崎で壊れたエレキテルを復元し、病の治療に用いたり、見世物として話題を集めた」と。(大河ドラマでは投獄後に無念の最後を迎えてはったけど、長崎に行かはったんや!と、妄想。)
42 桜田治助作/北尾政演(山東京伝)画《色時雨紅葉玉籬 上 表紙》:意外に少なかった富本正本の展示。
127 宿屋飯盛撰/喜多川歌麿画《龢謌夷》喜多川歌麿画[1789(天明9年)、東京都江戸東京博物館]:正月風景、マルイチ(丸一)の二人入り獅子舞、笛、太鼓、ささら。
130 喜多川歌麿筆《青楼仁和嘉女芸者部 竹次 おいよ 荻江 大》[1783(天明3年)、東京国立博物館]:吉原芸者らが仮装して練り歩く「吉原俄」を題材とした図。
142 喜多川歌麿筆《婦女人相十品 ポッピンを吹く娘》[1792-93(寛政4-5年)、東京国立博物館]:イヤホンガイドでは「ポッピン」の音が聴ける。
151 喜多川歌麿筆《当世踊子揃 鷺娘》[1793-94(寛政5-6年)、東京国立博物館]:白雲母摺がよくわかる背景
177 鳥文斎栄之筆《風流五節句 七夕》[1793-94(寛政5-6年)、東京国立博物館]:解説には「芸能の上達を願う」とあるが、この絵から判断は困難。
193 喜多川歌麿筆《虫売り》[1797(寛政9年)、東京国立博物館]:虫売り男と花魁
195 鳥居清長筆《子宝五節遊 上巳》[1794-95(寛政6-7年)、東京国立博物館]:五人囃子(謡、笛、小鼓)
197 勝川春潮筆《御殿福引の図》[1789-1801(寛政期)、東京国立博物館]:福引きで長芋が当たる人(お福さんの面)
201 窪俊満筆《六玉川 三島》[1789-1801(寛政期)、東京国立博物館]:砧
202 窪俊満筆《六玉川 野田》[1789-1801(寛政期)、東京国立博物館]:潮汲み
205 栄松斎長喜筆《四季美人 雪中美人と下男》[1792-94(寛政4-6年)、東京国立博物館]:「菅原伝授手習鑑三段目」
211 栄松斎長喜筆《見立茶番》[1793-94(寛政5-6年)、東京国立博物館]::みたて茶番三人の評判娘の『暫』より
213 勝川春朗(葛飾北斎)筆《市川鰕蔵の山賤実は文覚上人》[1797(寛政3年)、東京国立博物館]
214 勝川春朗(葛飾北斎)筆《三代目坂田半五郎の旅の僧実は鎮西八郎為朝》[1797(寛政3年)、東京国立博物館]
215 勝川春英筆《三代目瀬川菊之丞の静御前実はお辰狐》[1792(寛政4年)、東京国立博物館]:静御前の小鼓。解説に春英は役者絵を得意としたと記載。
218 (重文)東洲斎写楽筆《谷村虎蔵の鷲塚八平次》[1794(寛政6年)、東京国立博物館]:八平次が鷺坂左内に斬りかかろうと刀を抜く瞬間(よりめ!)
219 (重文)東洲斎写楽筆《初代市川男女蔵の奴一平》[1794(寛政6年)、東京国立博物館]:女一平襲いかかろうと刀に手をあて
220 (重文)東洲斎写楽筆《三代目大谷鬼次の江戸兵衛》[1794(寛政6年)、東京国立博物館]:江戸兵衛と向き合う
221 歌川豊国筆《役者舞台之姿絵 まさつや》[1794(寛政6年)、公益財団法人平木浮世絵財団]:3代大谷鬼次(政津屋)の全身像
226 (重文)東洲斎写楽筆《三代目坂田半五郎の藤川水右衛門》[1794(寛政6年)、東京国立博物館]
227 (重文)東洲斎写楽筆《二代目坂東三津五郎の石井源蔵》[1794(寛政6年)、東京国立博物館]:父の仇藤水に斬りかかろうとする石井
240 東洲斎写楽筆《篠塚浦右衛門の都座口上図》[1794(寛政6年)、東京国立博物館]:まるで4中村鴈治郎サマ
241 東洲斎写楽筆《三代目大谷広次の名護屋が下部土佐の又平》[1794(寛政6年)、東京国立博物館]:若い時の9松本幸四郎サマ
244 東洲斎写楽筆《三代目大谷鬼次の川島治部五郎》[1794(寛政6年)、東京国立博物館]:こんな人おる!
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