琳派展24 抱一に捧ぐ―花ひらく〈雨華庵〉の絵師たち―
細見美術館|京都府
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抱一の終の棲家「雨華庵」を引き継いだ絵師たち
姫路藩主酒井家の次男として生まれた酒井抱一(1761-1828)は、400年前の俵屋宗達に私淑した300年前の尾形光琳を100年後に私淑した江戸琳派の絵師の祖として知られています。酒井家は、歴代文雅を好み、そのような環境の江戸屋敷で生まれ育ち、自然と文化的な教養が身についていたのでしょう。俳諧や狂歌は玄人はだしでした。文人墨客が集まる文化サロン的な場でもあった吉原の遊郭で、若いころは遊興の日々だったとも伝わります。
兄が亡くなると。西本願寺で得度して在家の僧となったなりました。僧となった抱一には彼の画風を愛でる優美な仏画の注文も多かったようです。出家以降に光琳風の絵を描くようになったようですね。50歳前に吉原の遊女を身請けして、吉原にも近い谷根岸の百姓家に庵を構えます。亡くなるまで18年を過ごした抱一の終の棲家となり、仏事を行う場であり、アトリエであり、門下生が絵を習う画塾でもあったこの庵を「雨華庵」と名付けました。江戸琳派の後継者である鈴木其一や池田孤邨ではなく、この雨華庵を引き継いだ絵師やその周辺の抱一の系譜を紹介する展覧会です。
「雨華庵」ゆかりの絵師の作品を中心に江戸琳派の作品を所蔵する個人コレクション「うげやん」コレクションからこれまであまり目にすることのなかった絵師の作品が展示されています。「雨華庵」は抱一を1世として5世抱祝まで、ナント戦後1956年まで続いていました。京都文化博物館で展覧会があった「石崎光瑤」の最初の師、山本光一がこの系譜に居ました!光瑶の展覧会の折、この絵師の絵も見てみたいと鑑賞レポートに描いたのですが、思いの外早く実現しました。
これまで知らなかった絵師やその作品について教えてくれる展覧会は面白い。冬休みに底冷えのする京都へと予定の方には一見の価値ありです。
※詳しくは、アートブログへ投稿します。
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