2024年秋季特別展 ー多彩な抹茶の器ー 茶入
野村美術館|京都府
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包んで包んで マトリョーシカの如き茶入の次第一式
京博の国宝『綴織當麻曼陀羅』お目見えに合わせて、野村さんの秋季展示後期に行ってきました。紅葉で京都が混み混みになる前に。
いつもはほぼ独り占め状態の展示室に次々と来館者が。といってもじっくり拝見できます。
最初の掛物は『因陀羅筆 寒山図』少ない筆数で描かれた寒山は、キョンシーの様。
後期展示についても野村美術館さんのYoutubeでご紹介されています。
面白いのは『北野茄子茶入 次第一式』。こちらもYoutubeで館長自らが包みを解きながらご紹介されているので是非それもご覧になってからお出かけ下さい。神戸の香雪美術館(休館中)でも包んで包んでされた茶入れが阪神大震災の時にも守られたとのお話を伺いました。包まれた一つ一つも自分の手元にこの茶入れが来て愛おしむ思いが伝わります。
「なり」茶入の形状のヴァリエーションも考えての展示となっています。濃茶の茶入だけでも前後期全部展示替えです。どれだけお持ちなのかは想像を絶するが、後期は晩秋に合わせた季節のものが展示される凄さも毎回感じています。
唐物は眼福、来歴がものを云う茶道具の世界と実感します。次から次へと伝えられてきた名物茶入、終の棲家は野村美術館。
後期展示では、中央のケースに展示してある国焼、バリエーションに富む国焼茶入が私は気になりました。
後期は晩秋の茶席飾となっていました。水指『南蛮不識 銘 小人嶋』と建水『信楽 寄口』がずいぶん重そうな大振りでした。茶碗は『樂長次郎作 赤 銘 獅子』、茶杓は『薮内剣仲共筒』、掛物『千利休筆 妙一字』祖父利休の直筆であることを証した、千宗旦の極書を添えて表装されています。
地下では個展を開催。描き表装について作家の方が説明なさっていましたが、ちょっと間違っているように思いました・・・描き表装は鈴木其一もあるし、古くは東福寺の吉山明兆も描き表装ですよと心の中で・・・
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- BY morinousagisan