2024年秋季特別展
ー多彩な抹茶の器ー 茶入 

野村美術館

  • 開催期間:2024年9月7日(土)~2024年12月8日(日)
  • クリップ数:8 件
  • 感想・評価:2 件
2024年秋季特別展 ー多彩な抹茶の器ー 茶入  野村美術館-1
2024年秋季特別展 ー多彩な抹茶の器ー 茶入  野村美術館-2
2024年秋季特別展 ー多彩な抹茶の器ー 茶入  野村美術館-3
北野茄子茶入 【通期展示】
利休茶入 銘 地蔵 【後期展示】
小島漆壺斎作 七宝蒔絵鮟鱇形茶器 【前期展示】
2024年秋季特別展 ー多彩な抹茶の器ー 茶入  野村美術館-1
2024年秋季特別展 ー多彩な抹茶の器ー 茶入  野村美術館-1
2024年秋季特別展 ー多彩な抹茶の器ー 茶入  野村美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

13世紀の日本に登場した抹茶を入れる器は、茶の湯の成立発展とともに大きく変化します。茶の湯で呈される茶が濃茶と薄茶に分化すると、抹茶を入れる器も濃茶器と薄茶器に分化し、主に濃茶では焼き物が、薄茶では塗り物が用いられるようになります。当初中国産の唐物が主流でしたが、茶の湯人口の拡大と、中国での小壺類の生産停止にともない、国産、主に瀬戸地方で茶入が生産され、次第に京都など他の地域でも生産されるようになります。

唐物茶入は15世紀頃から形態による分類が行われていましたが、国産の多くを占めた瀬戸茶入では、生産時期と形態を組み合わせた窯分けと手分けによる分類が行われ、松平不昧が『瀬戸陶器濫觴』を発刊するにおよび瀬戸茶入の分類法が確立しました。しかし近年瀬戸地方で発掘調査が進展すると、不昧が行った生産時期分類は否定され、瀬戸茶入の多くは17世紀前半に生産されていたことが判明しつつあります。

今回はそうした発掘調査結果を踏まえながら、茶入を唐物・瀬戸・国焼に分け、従来の分類には拘らず産地別に展示します。さらに前期は地階展示室にて多種多様の塗り物茶器も陳列します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年9月7日(土)~2024年12月8日(日)
  • 前期:9月7日(土) ~10月20日(日)
    後期:10月26日(土)~12月8日(日)
    ※10月21日 (月)~25日(金)は展示替のため休館
会場 野村美術館 Google Map
住所 京都府京都市左京区南禅寺下河原町61
時間 10:00~16:30 (最終入場時間 16:00)
休館日 月曜日、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
※ただし9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・祝)は開館
観覧料 大人 800円
高大生 300円
中学生以下 無料
団体(20名以上)600円
TEL075-751-0374
URLhttp://nomura-museum.or.jp/

野村美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

野村美術館 野村美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

茶入、棗をいーっぱい拝見しました

今回のテーマは「茶入」一応野村美さんのYouTubeで予習していったつもりでしたけど。
濃茶用はやきもの、薄茶用は塗物。なーんか濃茶用のやきものの方が格上な感じがしますが、繰り返し見てもよーわからんが正直な感想です。お盆っていうんですか?茶入が載っている小さなお盆も美しくてまじまじと見ました。ころっとした小さな文琳が可愛いですけれど、多人数の茶会用ではなかったでしょう。得庵や即翁のような大名茶に憧れた人は来歴にもこだわり、ドーンとした存在感のある茶入を好んだのでしょうねー。仁清の茶入がモダンに見えました。前期地下展示は、全部が棗。多種多様な棗が一堂にって感じで、あーんなに棗をまとめて観る機会はないでしょう。野村さん持ってはります。
前後期で全部展示替え、後期展示では茶席飾りは晩秋ようになっているだろう、楽しみです。
北村美や野村美、茶道具の美術館で出くわす上等なお着物姿のご婦人方、きっとお茶の先生だろうと思いますが、それにしても五月蠅い。茶道は確かに仲間内で集まって和やかに茶を飲むことであっただろうけれど、お道具を拝見に来て仲間内でベチャベチャお話になると上品とは言い難い。この点から☆1つマイナスです。

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karachanさん、黒豆さん

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北野茄子茶入 【通期展示】

利休茶入 銘 地蔵 【後期展示】

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