夜の本気散歩

先週は3連休全部仕事でさいあくだった。連勤が終わったら美術館に行こう、と心に決めていたが、12連勤最終日の金曜日、久しぶりに定時退勤できそうで、京都国立近代美術館は金曜日20時まで開いているから、あれ?これ行けるんじゃね?と思ったらムラッときて行くことにした。退勤後すぐに仕事道具を持ったまま京都国立近代美術館に向かった。ゆらゆら帝国の「夜行性の生き物3匹」をずっと聴いてた(イヤホンで聴いてると1:53のところで左右交互に音が聞こえるとき、左から右へ、右から左へ飛び交って勢いよく線が引かれるように感じる。それがスタンレー・ウィリアム・ヘイターの版画の線みたいでかっこよくて好き)。

京セラ美術館には何度も行ってるけど、夜中にライトアップされてるなんて知らなかった。
今日はコレクション展だけ見にきた。堂本印象の企画展もやっていたが(堂本印象に恨みはないが)。

「堂本家の人々と東丘社」のコーナーでは、堂本印象ゆかりの人々の作品を見ることができた。こういう風に、毎回コレクション展が企画展と関連づけられているのが、京都国立近代美術館の好きなところ(あと、公式サイトにキャプションが上がっていて家に帰ってじっくり読めるところも好き)。大きくて色が楽しめる日本画を見ることができた。
三輪晁勢、印象の弟子。画風の違う作品が4枚並べられていたのが面白かった。

一番左のメインビジュアルになっている「泳影」、てっきり印象派のコーナーかと思っていたら日本画だった。来年2月、京セラ美術館で開催される前衛日本画展に出そうだと思って公式サイトを調べてみたが、今のところ名前は挙がっていなかった(どれだけ楽しみなんだ)。

ダニー・ライアンの「死者との対話」シリーズ。一見、国立国際美術館のコレクション展で見た清水晃のコラージュみたいだった。

刑務所という環境が、写真に写る一人ひとりの個別性を薄れさせていて、コピー&ペーストしたみたいになっている。

その結果、撮影者がこう並びなさい、と指示したわけではなく、刑務所の一コマを撮影したはずなのに、強烈な構成性を感じる。

六代清水六兵衛の陶芸。「玄窯梅花瓶」、透けるほど薄い部分と濃い部分があるのが、梅の花びらって感じが出ててよかった。

「銀緑泑花瓶」、陶器と書いてあるが、翡翠を削って作ったとしか思えない。
京都国立近代美術館のコレクション展は、毎回展示のジャンルが多様で、何かしら刺さる作品があるのが好き。

ユールズマンの「オール・アメリカン・サンセット」を見てたらハンバーガー食べたくなったので、マクドナルドでダブルチーズバーガーを食べて帰った。
