2.0
”愛しの”の理由
パンを真っ青に塗ってみたり、アイロンに棘をつけてみたり、箒がさかさまに立ってたり、見て思わずクスッとしてしまう作品が多かった。なにかを問いかけるというよりも、自分が楽しんでいるという感じ。訴えたいというよりも、どうすれば見てる人が喜ぶか。そんなことを考えている人だったのかな。作品を小さくまとめてトランクに詰め込み持ち運べるようにしたという作品は、お気に入りのおもちゃを持ち歩くこどものようでもありそんなところも愛おしく感じてしまうのかもしれません。
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マン・レイ(1890-1976)は画家、写真家、オブジェ作家など、多彩な顔をもったマルチアーティストでした。そしてマン・レイは多様な考えをもつ友人達とも分け隔てなく親交を結んでしまう、陽気で憎めない人柄の持ち主でもありました。
本展では、東京富士美術館所蔵の作品と日本における無類のマン・レイ蒐集家また研究家である石原輝雄氏所蔵の作品と膨大な周辺資料を中心に、マン・レイの足跡を追いつつ、彼の愛すべき人間性を探ります。
会期 | 2025年1月11日(土)~2025年3月23日(日) |
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会場 |
東京富士美術館
![]() |
住所 | 東京都八王子市谷野町492-1 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日、1月14日(火)、2月25日(火) ※ただし1月13日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 大人 1,500円(1,200円) 大高生 900円(800円) 中小生 500円(400円) 未就学児無料
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TEL | 042-691-4511 |
URL | http://www.fujibi.or.jp/ |
2.0
パンを真っ青に塗ってみたり、アイロンに棘をつけてみたり、箒がさかさまに立ってたり、見て思わずクスッとしてしまう作品が多かった。なにかを問いかけるというよりも、自分が楽しんでいるという感じ。訴えたいというよりも、どうすれば見てる人が喜ぶか。そんなことを考えている人だったのかな。作品を小さくまとめてトランクに詰め込み持ち運べるようにしたという作品は、お気に入りのおもちゃを持ち歩くこどものようでもありそんなところも愛おしく感じてしまうのかもしれません。
4.0
週末に訪問。空いています。展示は終始ゆったり見られました。4章に分かれており、それぞれ特徴があります。一度は見たことがある唇の絵画や人体を楽器に見立てた写真が展示してあります。その他芸術家たちのポートレイトも興味深かったです。紙の作品リストはありません。展示数が多く、説明もかなりしっかり書かれているのでじっくり見ると相当時間がかかります。常設展は疲れてしまいパスしました。
4.0
マン・レイ、充実の回顧展でした!
最初期の油彩からメインの写真作品、オブジェ、それにデュシャンやシュルレアリストなど
同時代に活躍したアーティストなども含め豊富な作品群に魅力されました。
今回はポスター、雑誌、図録、書籍、絵葉書、手紙など多種多彩な資料が本当に充実していました。
少し展示替えはあるものの350点以上の作品を一挙に展観出来るのはスゴイですね。
キャプションも多く丁寧に記載されているので鑑賞には結構時間がかかるかもしれません。
マン・レイが宮脇愛子に贈ったという小品のノクターンが実に素敵。これは欲しい。
写真撮影不可。図録あり。
コレクション展ではアンドレ・ケルテスの全所蔵品200点を3期に分けて紹介。
贅沢を言えば一気に観たいけどそれでも60点を超える点数でケルテスを堪能。
好きな写真家なのでヴィンテージプリントで観られるのは本当に嬉しい。
こちらはコレクション展なので写真撮影可能。
写真家としてはケルテスのほうが好みなのでケルテスの図録があったら良かったです。
マン・レイとケルテス、両写真家を楽しめる満足度の高い展示で行って良かったです。
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