5.0
日本美術の面白さ
「キモカワ」「サムライ」「デザイン」「黄金の国」「四季」「富士山」の6つの章からなっています。
まず最初に若冲の「象図」「群鶏図」が並びます。曾我蕭白、写楽、国芳の作品など、まとめてキモカワ。
「サムライ」のコーナーでは戦場での浮世絵や兜、具足、刀など。
「デザイン」では長谷川派の「白菊図屏風」の立体的に菊の花にのせられた胡粉がとても美しくみいってしまいました。お目当てだった鈴木其一の「風神雷神図襖」、軽やかに空を駆ける姿が印象的でした。
「黄金の国」では洛中洛外図屏風、蒔絵の硯箱や大書棚など金のきらびやかさに溜め息がでます。
「四季」では日本ならではの美しい花や風景が心を落ち着かせてくれます。
最後に、皆大好きな「富士山」。横山大観、北斎、広重、吉田博、川瀬巴水とそうそうたる作家の作品が並びます。その中でも作者不詳の「武蔵野図屏風」は日本の侘び寂び。最後にこの作品が来るのが、まさに日本(This is Japan)という感じでとても良かったです。