3.0
過去のものと思っていた刀に美術刀剣という未来があって良かった
昭和記念公園に来たついでに、ぐるっとパスがあるからと寄った。
夏に来た時とても気に入って来たが、正直サムライアートはどんなものかあまり期待しないで行った。
サムライと聞くと大河ドラマのイメージしかなかったが、島津斉彬の甲冑や、数々の美しい刀など見応えがあった。
ただ刀を見ると、人を切ったのかも知れないという恐ろしさもあり、そこまで愛でる気になれなかったが、エピローグで美術刀剣の展示をみて刀の未来を垣間見られて良かった。
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刀剣や甲冑をはじめとする武器・武具類は、実戦で用いられるのと同時に、武威や家格を誇示する宝物として珍重され、鑑賞の対象とされました。優れた工芸技術と武家文化の隆盛を背景に、刀などの武器・武具は日本独自の発展を遂げ、今日では「サムライ・アート」とも称されます。
現代に伝わる武士の遺愛の品は、消費され失われた実用品とは一線を画し、いずれも武士の美意識や匠のこだわりを反映しており、贅を尽くした逸品といえます。また、歴史上の戦や軍記物語を題材とした合戦絵や武者絵には、武具甲冑を身に帯び、刀を振るって戦う侍の勇姿が溌剌と描かれています。
本展では、東京富士美術館の収蔵品を中心として、刀剣、刀装具、甲冑、兜などを一堂に展覧するとともに、絵画資料に描かれた武士の姿を紹介し、「サムライ・アート」の魅力に迫ります。
会期 | 2024年10月12日(土)~2024年12月22日(日) |
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会場 | 東京富士美術館 Google Map |
展示室 | 本館・企画展示室1〜4 |
住所 | 東京都八王子市谷野町492-1 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日、10月15日(火)、11月5日(火) ※10月14日(月・祝)、11月4日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 大人 1,500円(1,200円) 大高生 900円(800円) 中小生 500円(400円) 未就学児無料
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TEL | 042-691-4511 |
URL | http://www.fujibi.or.jp/ |
3.0
昭和記念公園に来たついでに、ぐるっとパスがあるからと寄った。
夏に来た時とても気に入って来たが、正直サムライアートはどんなものかあまり期待しないで行った。
サムライと聞くと大河ドラマのイメージしかなかったが、島津斉彬の甲冑や、数々の美しい刀など見応えがあった。
ただ刀を見ると、人を切ったのかも知れないという恐ろしさもあり、そこまで愛でる気になれなかったが、エピローグで美術刀剣の展示をみて刀の未来を垣間見られて良かった。
4.0
東京富士美術館の展示は結構好きなんです。ただ、立地の不便さがネックになって毎回行くまでグダグダしています。
このところ、菊池契月の作品が気になっていたので、本展のメインビジュアルを見てすぐに行くことを決めたんですが、またもグダグダ。結局、前期の最終日に行くことになってしまったけど、やっぱり行ってよかったです!
菊池契月の「落花」は色合いがすごく好きですね。派手な色を使わずに華やかな佇まいを表現していて、これから破滅に向かう運命なのに悲壮感がまるでない。人物を丁寧に描き込んでいる一方で、馬の輪郭をゆるく描いた部分があり、表現の濃淡が動きを強調しているように感じました。
「源平合戦図屏風」が複数展示されていましたが、狩野一信と伝土佐光起の作品は特に見応えがありました。狩野一信のほうは群像図なのに人物が大きく描かれているから、表情や動作の機微がよくわかって合戦の臨場感が半端ない!伝土佐光起のほうは何百人いるの?というくらい細かい描写ですが、兜の細工にまで手を抜かない徹底ぶり。攻守を目で追うのが楽しくて、いつまでも見ていられそうな作品です。
次は行くと決めたらグダグダしないようにしよう。
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