4.0
毎回行くまでグダグダするけど、行くと満足感が得られる美術館
東京富士美術館の展示は結構好きなんです。ただ、立地の不便さがネックになって毎回行くまでグダグダしています。
このところ、菊池契月の作品が気になっていたので、本展のメインビジュアルを見てすぐに行くことを決めたんですが、またもグダグダ。結局、前期の最終日に行くことになってしまったけど、やっぱり行ってよかったです!
菊池契月の「落花」は色合いがすごく好きですね。派手な色を使わずに華やかな佇まいを表現していて、これから破滅に向かう運命なのに悲壮感がまるでない。人物を丁寧に描き込んでいる一方で、馬の輪郭をゆるく描いた部分があり、表現の濃淡が動きを強調しているように感じました。
「源平合戦図屏風」が複数展示されていましたが、狩野一信と伝土佐光起の作品は特に見応えがありました。狩野一信のほうは群像図なのに人物が大きく描かれているから、表情や動作の機微がよくわかって合戦の臨場感が半端ない!伝土佐光起のほうは何百人いるの?というくらい細かい描写ですが、兜の細工にまで手を抜かない徹底ぶり。攻守を目で追うのが楽しくて、いつまでも見ていられそうな作品です。
次は行くと決めたらグダグダしないようにしよう。… Read More