4.0
裏の襖絵も見たかったー!
今回は自分の不勉強さを痛感!
呉春については「与謝蕪村の弟子」くらいの認識しかなくて、ゆるい絵専門と思っていたら、蕪村没後に円山応挙に弟子入り志願をしていたんですね。「円山・四条派」の半分が抜け落ちていました…。
「白梅図屏風」の背景のブルーグレーが気になっていたのでキャプションと作品を交互に見ていたら、小学生の課外授業で学芸員レクチャーが始まったので、すみっこで一緒に聞いていました。ラッキー!
芭蕉布なんて目の粗い素材に絵を描くのもすごいけど、色が均一ではない布をそのまま背景にしてしまう感性が新しいですね。
それにしても、「四季耕作図」の裏が円山応挙の「松に孔雀図」だったとは!
小学生が離れた隙に学芸員の方と少し立ち話。大乗寺は行きにくいとか、サントリー美術館の両面展示にはビックリしたとか、そんな話ができて楽しかったです。展示場所の制約で見せられなくても、キャプションで伝えてくれるのは有難いです。
「柳鷺群禽図屏風」の鳥も可愛らしいし、数人で描いた「魚介図」も魚の表情がとてもいい。これから四条派のことを調べます!