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大和文華館のマスコット 仁清の「色絵おしどり香合」のお箱と包み裂も展示されて
どこもかしこも混んでいそう、ここならゆっくりと新緑も展示もと伺ってきました。
大和文華館の館蔵品だけでの染織の展示はめったにないとのことでしたが、いやーなかなか色々なものをお持ちだと改めて思った次第です。
そもそも「手鑑」や「裂帖」なるものが好きなので、
貴重な裂を色や配置を考えながら貼ってある「手鑑」や「裂帖」は、それを貼った人の思いも伝わるようで愛おしくさえある。
広島藩浅野家は、中国絵画の名品には上質な桐箱、古更紗の帙に収納されていることが知られていたそうで、馬遠筆「竹燕図」(本当の所は馬遠筆かどうかは???らしいですが)のお箱と帙が展示されていました。古更紗って異国情緒もあって珍重されていたのでしょう。
とびっきり愛らしい大和文華館のマスコット 仁清の「色絵おしどり香合」のお箱と包み裂も展示され、いつもはここにしまわれているのねと拝見しました。
等身大の大きな「松浦屏風」は、着物の柄がよく分かるようにと本展では折らないでまっすぐに展示されていました。
やはり、デカイ!が、よく描けている。流石「国宝」
「輪舞図屏風」正円になって踊る女性たち、大勢が細かく描かれているが、皆違う模様の着物に描き分けられていました。
それほどに着物の模様って多様だったし、流行りもあったということでしょう。
観ていて面白かったのが『阿国歌舞伎草紙』衣装が凝っていました。
特別展ではないけれど、面白い企画展でした。
今回の担当、宮﨑もも学芸員の解説はいつもとても分かり易いので、お名前覚えちゃいました。
お庭の新緑もとびきり美しかたったです。