5.0
草花の伝統
ブランドに無縁過ぎて、「GUCCIってカバン屋さんなの?」という終わった認識で始まった鑑賞だったが、会場に入った途端写真を撮りまくってしまったのは、ブランドの力なのだろうか。
ブランドの財布や鞄っていうと無機質なイメージで余り楽しめなさそうと思っていたが、予想外にもボタニカルや海洋などの自然モチーフが多かった。細密な草花の描き込みには、ヨーロッパの博物学や植物図鑑の伝統を感じた。
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イタリアを代表するラグジュアリーファッションブランド グッチによる大規模な世界巡回展「Gucci Cosmos」を、上海、ロンドンに続き、京都市京セラ美術館を舞台に開催します。
本展では100年を超えるグッチの歴史の中でも、特にアイコニックなデザインを世界中から集め、没入型インスタレーションとして展開します。ブランドを象徴するモチーフやアイテムが、いかにして絶えず時代を映し出し、同時に自ら時代を定義してきたかを紹介します。また、上海とロンドンでの開催と同様に開催地独自の視点を織り込み、京都そして日本特有の文化に共鳴するストーリーやエレメントにもスポットライトを当てます。
◆ グッチ(GUCCI)
1921年、フィレンツェで創設されたグッチは、世界のラグジュアリーファッションを牽引するブランドのひとつです。ブランド創設100周年を経て、グッチはクリエイティビティ、イタリアのクラフツマンシップ、イノベーションをたたえながら、ラグジュアリーの再定義への歩みを続けています。グッチは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、アイウェアの名だたるブランドを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループであるケリングに属しています。
詳しくは、www.gucci.com をご覧ください。
会期 | 2024年10月1日(火)~2024年12月1日(日) |
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会場 |
京都市京セラ美術館
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展示室 | 本館 北回廊1階、新館 東山キューブ |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 祝日の場合は開館 |
観覧料 | 本展は予約優先制です 一般 2,200円(2,000円) 大学生 1,500円(1,300円) 高校生 1,000円(800円)
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TEL | 075-771-4334 |
URL | https://kyotocity-kyocera.museum/ |
5.0
ブランドに無縁過ぎて、「GUCCIってカバン屋さんなの?」という終わった認識で始まった鑑賞だったが、会場に入った途端写真を撮りまくってしまったのは、ブランドの力なのだろうか。
ブランドの財布や鞄っていうと無機質なイメージで余り楽しめなさそうと思っていたが、予想外にもボタニカルや海洋などの自然モチーフが多かった。細密な草花の描き込みには、ヨーロッパの博物学や植物図鑑の伝統を感じた。
4.0
まず、高級感溢れる会場の設えがGUCCIの世界観にぐっと引き込んでくれる。ブランドを象徴する品々が納められた、深めのグリーンが印象的な収納棚の回廊(TIME MAZE)は、それこそアーカイブルームといった雰囲気で特別感がある。見どころはやはり歴代デザイナーたちによるルックが立ち並ぶ壮観な空間だろうか。写真や映像で見たことのあるコレクションの一点一点が間近で楽しめる。セレブが着用した見覚えのあるドレスも。京セラ美術館の所蔵美術品とGUCCIの馬具や余暇製品で構成された展示室も、煌びやかなだけではない品格が漂う。
著名な海外ブランド展といえば、ディオール展の豪勢さが話題になっていたが、今回のGUCCI展のほうが見応えはあった。世界観が強めのディオールに比べると歴史へのフォーカスが際立っているように感じた。会場入口ではGUCCI史がまとめられた円環上の年表が設置されているのも印象的だった(しっかり「見せる」気はなさそうだが)。時折差し挟まれる映像と音声のインスタレーションも、GUCCIによるある種の映画的なドラマティックな語り口が際立っている。
このような内容であれば、現在までの歴史やファッションの図版がまとめられた重厚な図録が存在してもよかったのではないかと思うが、グッズ類含めそうしたものが皆無だったのは残念だった。美術館での「展覧会」とはいうものの、やはり刹那的な「イベント」という位置づけになってしまうのではないだろうか。もったいない。
4.0
VRとかありました。
私が一番いいと思った展示はやはり服が展示されている部屋ですね。
テイラースウィフトやレディーガガが来た衣装がありました。
GUCCIって感じでした。
20代ぐらいの人が多かったです。
5.0
たまたま開催期間中に京都にいたため、見てきました。GUCCIが日本に上陸して60年記念なのですね。
音声ガイドが夏木マリさんで落ち着いた声がぴったりとマッチしていました。GUCCIアプリをインストールしたり、登録しないと音声が聞けないため、ちょっと面倒でした。
VRは夜のフィレンツェの街並みを見ることが出来て嬉しかったです。
レディガガさんとテイラースイフトさんが着用した洋服が展示されていますが、表示はされていないため、これから見に行かれる方は、分からなければ会場のスタッフの方に聞いてみると親切に教えてくれますよ。
3.0
ここ数年、ファッションブランドの展覧会が多いですよね。
私はハイブランドを買わないし、ブランドの「世界観」なるものもよくわからないのですが(笑)、ちょっとの懐古趣味と凝った展示が見たくて、あちこち見に行ってる感じです。
本展は6つの展示室で構成されていましたが、いちばん気に入ったのが「ライフスタイル賛歌」の展示です。GUCCI製品と京セラ所蔵の絵画作品がコラボした部屋で、これは今までにない展示でしたね。丹羽阿樹子の「ゴルフ」は9月までのコレクション展では撮影禁止だったのに、今回は動画もOK!気持ちのいい空間でした。
逆に受け付けなかったのは、初っ端に強制的に見せられるインスタレーション。会場入り口の扉に写すので、見終わらないと入れない(泣)
各展示室を回廊で繋げて、どんどん印象を切り替えていく工夫が面白かったです。
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Courtesy of Gucci