4.0
毎度ではありますが、中国陶芸名品に、うっとりです。
恒例の「館蔵 中国の陶芸展」です。漢時代から明・清時代にわたる中国陶磁器コレクション約60点、春秋戦国時代の計量道具から、唐三彩の壺、宋時代の砧青磁、明時代の青花・五彩まで、時代順に展示され、2000年にわたる中国のやきものの歴史が展望出来ます。私としては大のお気に入りの砧青磁(青磁鳳凰耳瓶(重文・龍泉窯・南宋時代))、何度観てもうっとりです。《緑釉牡丹文鳳首瓶(乾瓦窯・遼時代)》も大好きです。今回、同時開催特集展示として、館蔵の刀剣コレクション國光の短刀他、名刀12振も公開されています。それほど刀剣好きではない私でも、国宝級ともいわれる刀剣類の輝きに出会える少ない機会でしたし、みな押形が添えて展示されているのも良かったですね。刀装具も数点展示されていて、こちらは刀装具好きの私としてはとても嬉しかったです。中国の陶磁器と日本の刀剣、全く異なるジャンルのコラボも、また楽しめました。平日午前、とても空いていてゆっくり鑑賞出来ました。梅は終わってしまいましたが、お庭の樹々も新芽の淡い色が動き始め、つつじの花芽も沢山育っていました。ご近所ではハクモクレンの巨木が見事に咲いていました。