那波多目功一の世界
—花と生命(いのち)へのまなざし—

郷さくら美術館

  • 開催期間:2024年12月7日(土)~2025年2月24日(月・振)
  • クリップ数:23 件
  • 感想・評価:5 件
那波多目功一の世界—花と生命(いのち)へのまなざし— 郷さくら美術館-1
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那波多目功一《さゞ波》1994年  郷さくら美術館蔵
那波多目功一《松山》1950年 茨城県近代美術館蔵
那波多目功一《はぐくみ》1973年 ひたちなか市蔵
那波多目功一《寂光》1978年 ひたちなか市蔵
那波多目功一《耀》1986年 茨城県近代美術館蔵
那波多目功一《月輪》1990年 茨城県近代美術館蔵
那波多目功一《昇陽菊図》1999年 郷さくら美術館蔵
那波多目功一《寂》1995年 郷さくら美術館蔵
那波多目功一《昇陽 (ディアナ神殿)》2006年 郷さくら美術館蔵
那波多目功一《待春》2009年 茨城県近代美術館蔵
那波多目功一《春に憩う》2014年 郷さくら美術館蔵
那波多目功一《古都の春》2017年 郷さくら美術館蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

那波多目功一(なばためこういち)は1933年茨城県にて、日本画家・那波多目煌星の長男として誕生しました。1950年17歳の時に再興院展に初入選し、翌年には日展でも初入選を果たすなど、早くから日本画壇に実力が認められました。

堅山南風が主催する「翠風会」に参加し、松尾敏男に師事しながら制作を続けました。写生に基づいて表現された自然の風景や花々は高く評価され、1990年には日本美術院同人に推挙されました。また、2000年には日本藝術院賞を受賞し、2002年には日本藝術院会員に就任するなど、現代日本画壇を代表する存在として、現在も精力的に制作を行っています。

本展は、那波多目功一の約75年にわたる画業を振り返る回顧展となります。学生時代に制作された初期の作品群、西洋絵画からの影響を受けて描かれた作品群、そして現在も続く写生に基づいて制作された国内外の風景や四季の花々を描いた作品群まで、多彩な作品を紹介します。時の流れや空気さえも繊細に描写された優美な作品をご堪能ください。

同時開催:桜百景vol.38
「桜百景vol. 38」展は、特別展に合わせて那波多目功一の桜の屏風や、茨城県・日本美術院に関連した作家による桜の作品十数点を展示いたします。瑞々しい桜花の優美な風情をお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年12月7日(土)~2025年2月24日(月・振)
会場 郷さくら美術館 Google Map
住所 東京都目黒区上目黒1-7-13
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日、年末年始(12月28日~1月3日)
※ただし1月13日、2月24日は開館、翌日は振替休館
観覧料 一般 800円
大高生 300円
中学生以下 無料
(小学生は要保護者同伴)
TEL03-3496-1771
URLhttps://www.satosakura.jp/

郷さくら美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

郷さくら美術館 郷さくら美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

豊かな気持ちになれます

日本美術院同人で、現在も画壇でご活躍の那波多目画伯。その画歴を辿る展覧会。
会期末の週末午後の訪問で、やや混みあってました。

最初の部屋、1階A展示室には1990年代~2000年代の大作が並び、お出迎えです。
静謐でやさしくて、描かれた光や牡丹・菊が楚々と揺らいでいるような。心沁みる作品の中でも、日展大臣賞受賞作《寂》は特に印象的。

次の間、1階B展示室では、18歳で日展初入選作《松山》から始まり、40歳代辺りまでのスタイル変遷。ジョルジュ・ルオー、ブラック、クリムトと、西洋の大家にインスパイアされて入魂に描き込んだ意欲作は、活き活きとして楽しい。

3階展示室に移動すると、そこは白い花の空間。牡丹の花弁や蕊の質感、そして、マット感ある色彩の背景との組み合わせが素晴らしい。時の移ろいや生命に向けられた視線が慈悲深い。那波多目氏の真骨頂に息をのみます。

最後の2階展示室。当館コレクションの中核である現代日本画家の桜の作品群「桜百景Vol.38」。そのなかに那波多目氏の作品も数点あり。満開の桜の枝に3羽の孔雀がとまる《春に憩う》、って、非日常的情景ながらもストレートな美しさを素直に感じます。

氏が日本画家になった動機が執念深い。画家の父親は公募展に落選続くなか、父の親友が入選し。その後辱めを受けて不仲に。見返したい思いで画を始め、好きで始めた訳ではないと。

氏は、見ることの大切さを語られてます。圧倒的な写生力。作品は失敗の連続であり、失敗を上手に活かせるようになって現在に至る、と。ですが、そんな卓越した画力は作品では自己主張せず。優しさや慈み、謙虚さに包まれます。素敵です。

コンセプトのしっかりした小さな美術館で、とても豊かな気持ちになれました。
纏まって見られる機会の少ない作家ゆえ、写真撮影可は有難い。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん

4.0

匂いを感じる絵画

那波多目功一さんの絵は、基本的に地味な色合いで、特に画風が定まった後の作品は「丁寧に描かれているのだけれど、うーん」などと偉そうに観ていたのですが、そのうちに花の絵であれば香りが、水面の絵であれば水音がという風に、描かれたものの”描かれただけではない何か”が染み出てくるような印象を受けました。
那波多目さんは、師に「空気を描きなさい。 目に見えないものを」と言われていたそうで、なるほど、それが実際に作品に落とし込まれているなと思いました。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

行ってみて良かったです

初めて訪れた小さな美術館でしたが、大作が並びそれをゆっくり鑑賞することができました。椅子に座って絵を眺めながら物思いにふけることもでき、心に残る作品たちとなりました。3階の桜づくしの展示では一足早いお花見気分になり、春が待ち遠しくなりました。売店の桜グッズも良かったです。

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん、morinousagisanさん

5.0

オススメ、現代日本画の巨匠の回顧展

同人で現在も院展に作品を出品されている現代日本画を代表する作家の回顧展は初期から代表的作品まで画業を概観できる素晴らしい内容です。院展出品作品中心に大作力作が並びます。3階に「さくら之間」という書籍、ドリンク自販機が設置されたフリー休息スペースが出来て、さらにゆったり作品を観賞出来るようになりました。スペースの壁に個人的に好きな中川脩の作品が数点展示されていて得した気分?オススメ美術館です

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん、morinousagisanさん
  • 2
  • BY TK

3.0

この波きれい

初めて行った美術館。ずっと気になっていました。那波多目功一さんの作品見るのは初めてかな。松尾敏男さんのお弟子さんだそうで、確かに牡丹はそんな雰囲気でした。

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出展作品・関連画像IMAGES

那波多目功一《さゞ波》1994年  郷さくら美術館蔵

那波多目功一《松山》1950年 茨城県近代美術館蔵

那波多目功一《はぐくみ》1973年 ひたちなか市蔵

那波多目功一《寂光》1978年 ひたちなか市蔵

那波多目功一《耀》1986年 茨城県近代美術館蔵

那波多目功一《月輪》1990年 茨城県近代美術館蔵

那波多目功一《昇陽菊図》1999年 郷さくら美術館蔵

那波多目功一《寂》1995年 郷さくら美術館蔵

那波多目功一《昇陽 (ディアナ神殿)》2006年 郷さくら美術館蔵

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