特別展 村居正之の世界
—歴史を刻む 悠久の青—

郷さくら美術館

  • 開催期間:2023年12月2日(土)~2024年2月25日(日)
  • クリップ数:24 件
  • 感想・評価:6 件
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-2
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-3
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-4
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-5
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-6
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-7
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-8
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-9
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-10
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-11
村居正之《月照》2016年
村居正之《光》2011年
村居正之《白い教会》1992年
村居正之《サントリーニ》1993年
村居正之《リンドス黎明》1998年
村居正之《悠》2021年
村居正之《燿く夜》2002年
村居正之《アクロポリス》1993年
村居正之《メテオラ》2001年
村居正之《アクロポリスの月》2005年
村居正之《パルテノンの月》1993年
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1
特別展 村居正之の世界—歴史を刻む 悠久の青— 郷さくら美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

日本画家・村居正之は、現代日本画壇を代表する作家の一人です。村居正之は、1947 年京都府に生まれました。京都市立日吉ヶ丘高校を卒業した後、1968 年に画塾である青塔社へ入塾、池田遙邨・池田道夫に師事します。1971 年には第3 回日展に初入選。青塔社展や日展を中心に作品を発表し、早くからその実力が認められました。現在では日展の理事や日本藝術院会員を務め、大阪芸術大学、金沢美術工芸大学では後進の指導に力を注いでいます。

本展は、村居正之が1992 年から現在まで約30 年にわたって制作してきた「ギリシャ・シリーズ」をご紹介いたします。村居正之は、天然の岩絵具の中でも特に群青色に魅了され、独自の深みのある青色を表現し、その色づかいは「青い墨絵」と評されています。ギリシャ文明の遺跡や建築の情感あふれる作品の数々。悠久の時を越えて描かれた青い世界をご堪能ください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年12月2日(土)~2024年2月25日(日)
会場 郷さくら美術館 Google Map
住所 東京都目黒区上目黒1-7-13
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日
年末年始 12月29日~2024年1月5日
※ただし1月8日、2月12日は開館、翌日は振替休館
観覧料 一般 800円
大高生 300円
中学生以下無料
(小学生は要保護者同伴)
  • 障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方は、該当料金より半額
TEL03-3496-1771
URLhttps://www.satosakura.jp/

郷さくら美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

郷さくら美術館 郷さくら美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

青が美しい作品群

「村居正之の世界―歴史を刻む 悠久の青―」@智さくら美術館

村居氏の「ギリシャ・シリーズ」の展示。

青で描かれる、写真かと思うくらいの精密さと、実写ではないことを示す青い闇と月明かりの静謐が同居する美しい古代遺跡の作品群。実に日本画らしい深い青。
建築物を白でくっきりと描く作品群は、少し対象物をデフォルメしたようなかわいらしさがあります。

西洋画と比べると、遠近感的奥行きはないように感じるのに、観ているとずっと、不思議な奥行きを感じます。それは何かとずっと考えながら観ていたのですが、きっと絵画の青や白が鑑賞者に染み込んでくる広がりなのでは?と思いました。

と、書いておいてなんですが、私は青くも白くもない、メテオラ修道院を描いた「雨」という作品の色彩・バランスが一番好みでした。
ギリシャ・シリーズ以外の氏の絵も観てみたくなりました。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん

5.0

圧巻「群青」の世界

郷さくらさんには、何時も素敵な展覧会を楽しませていただいています。
今回、村居正之氏が30年力を注ぐ「ギリシャ・シリーズ」の大作が一堂に紹介されています。廃墟の神殿にまるで天上界から降り注ぐ加護の光のような、あの「月照」も観られます。「群青」は不思議な魅力に満ちています。伝統の色、神秘の色、東山魁夷も平山郁夫も、多くの日本画家が魅入られ、象徴的に使ってきた「群青」です。その「群青」を長年独自に研究をされて来た村居氏が、天然岩絵の具にこだわり、産地などによる微妙な色味を生かし、焼き群青なども用いて、ギリシャ文明の遺跡や建築の持つ悠久の時と神秘を、「群青」で描き上げた作品群で、独特の世界です。一昨年阪急うめだの展覧会のように、ギリシャ神殿の石柱を模した会場演出はありませんが、この「群青」につつまれ幻想の世界に浸り、悠久の時と神秘をじっくり堪能できます。会期末が近いですが、未だの方は是非、いらしてみてください。写真撮影可です。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん

5.0

悠久の青 村居正之 ギリシャ文明の情感あふれる作品約40点

本展では、ギリシャ文明の遺跡や建築の情感あふれる作品が展示され、悠久の時を超えた青い世界を堪能できました。

特に《月照》は、アクロポリスの遺跡に満月が映し出された幻想的な風景が印象的でした。村居正之自身が追及する色彩の美しさと、雄大な自然と建築物の情感あふれる景色を描いた大作を鑑賞することで、その深みと広がりを感じることができました。《アクロポリスの月》は、夜空に浮かぶ月の輪郭がはっきりと描かれ、影と光のコントラストが強調されています。《リンドス黎明》は、ギリシャのロドス島にあるリンドスの町を描いた作品で、朝日に照らされて輝く白い壁と青い屋根の家々が清々しい印象を与えます。

村居正之の作品は、青色を中心に構成された美しい世界観が特徴的で、その色彩感覚には独自の深みがあります。

この展覧会は、ただ美しい作品を鑑賞するだけでなく、ギリシャ文明の歴史や文化、そして人間の存在そのものについて考えさせてくれます。

それぞれの作品が、見る者に対して何かを語りかけ、何かを伝えようとしています。

ぜひ、この展覧会に足を運んでみてください。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん

5.0

幻想的な夜の風景

郷さくら美術館の過去の展覧会で何度か作品を拝見して、幻想的で写真のような美しい風景に引き込まれていたので、今回の個展は楽しみにしておりました。
パルテノン神殿やメテオラなど、角度を変えて何作も描きこんでおられるのも興味深く、また高価な群青が惜しげもなく大きな作品全体に使用されていて目の保養になります。
特に日本藝術院賞を受賞された《月照》は写真のようにリアルで、月明かりの軌道に浮かび上がる神殿が、えも言われぬ神秘的な美しさで感激でした!

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん

5.0

圧巻の天然岩絵の具の群青で埋め尽くされた展示室

30年前から描き続け、直近の日展でも出品され続けている、ギリシャシリーズをたっぷりと堪能出来ます。今回は同時開催の桜百景展はなし。4m近い大作でかためられた最初の展示室から1階~3階全て村居作品。美しく粒子の輝きを湛えた天然の群青の美しさ、繊細、情感溢れる作品群は是非実物を間近で!個展の際、毎回放映される作者のインタビュー動画も毎度の事ながら良く作られており感心してしまいます。今回はデッサンも展示され、青にこだわる作者の制作姿勢が垣間見え、興味深いです。いつもながら?️可なのも嬉しい。

THANKS!をクリックしたユーザー
榊原平 / Taira Sakakibaraさん、morinousagisanさん、アバウトさん
  • 3
  • BY TK

4.0

かつてギリシャに心惹かれた古の腐女子を浄化するブルー

アテネのパルテノン神殿、スニオン岬のポセイドン神殿、メテオラ等々が厳かに描かれた大作が並びます。深く静謐な青の世界に身も心も浄化されるよう。
それらの作品群とは対照的に光溢れる白い教会が印象的な、エーゲ海の島々の風景もまた美しい。
いつかはギリシャにと思いながらなかなか行けませんが、行った気にさせてくれる素敵な展示でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都目黒区で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

村居正之《月照》2016年

村居正之《光》2011年

村居正之《白い教会》1992年

村居正之《サントリーニ》1993年

村居正之《リンドス黎明》1998年

村居正之《悠》2021年

村居正之《燿く夜》2002年

村居正之《アクロポリス》1993年

村居正之《メテオラ》2001年

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE