企画展 歌と物語の絵
―雅やかなやまと絵の世界

泉屋博古館東京

  • 開催期間:2024年6月1日(土)~2024年7月21日(日)
  • クリップ数:49 件
  • 感想・評価:6 件
企画展 歌と物語の絵 ―雅やかなやまと絵の世界 泉屋博古館東京-1
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《源氏物語図屏風》(左隻)江戸・17世紀 泉屋博古館
《源氏物語図屏風》(右隻)江戸・17世紀 泉屋博古館
《伊勢物語図屏風》(左隻)宗達派 桃山~江戸・17世紀 泉屋博古館
《伊勢物語図屏風》(右隻)宗達派 桃山~江戸・17世紀 泉屋博古館
《平家物語・大原御幸図屏風》桃山・16世紀 泉屋博古館
《竹取物語絵巻》(部分)江戸・17世紀 泉屋博古館
《是害房絵巻》(部分)南北朝・14世紀 重要文化財 泉屋博古館
《三十六歌仙書画帖》(書)伊勢 松花堂昭乗 江戸・元和2年(1616)泉屋博古館
《三十六歌仙書画帖》伊勢 松花堂昭乗 江戸・元和2年(1616)泉屋博古館
《三十六歌仙書画帖》(書)柿本人麻呂 松花堂昭乗 江戸・元和2年(1616)泉屋博古館
《三十六歌仙書画帖》柿本人麻呂 松花堂昭乗 江戸・元和2年(1616)泉屋博古館
《柳橋柴舟図屏風》(左隻)江戸・17世紀 泉屋博古館
《柳橋柴舟図屏風》(右隻)江戸・17世紀 泉屋博古館
《扇面散・農村図屏風》(右隻)江戸・17世紀 泉屋博古館
《乾坤再明》原田西湖 明治36年(1903)泉屋博古館東京
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

古来、語り読み継がれてきた物語は、古くから絵巻物など絵画と深い関係にありました。和歌もまた、三十一文字の世界が絵画化されたり、絵から受けた感興から歌が詠まれたりと、絵画との相互の刺激から表現が高められてきました。

物語絵や歌絵の特徴のひとつは、精細な描写と典雅な色彩。宮廷や社寺の一級の絵師が貴人の美意識に寄り添い追求した「やまと絵」の様式を継承することでしょう。また、ストーリーに流れる時間を表すかのような巻物、特別な場面を抽出してドラマティックに描き出す屏風など、長大な画面にさまざまな表現が生まれました。

古典文学は、後世の人々が自身に引き寄せて味わうことで、読み継がれ輝き続けてきました。それに基づく絵画もまた同様です。本展では、近世の人々の気分を映し出す物語絵、歌絵を、館蔵の住友コレクションから選りすぐって紹介します。雅やかで華麗、時にちょっとユーモラスな世界をお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年6月1日(土)~2024年7月21日(日)
会場 泉屋博古館東京 Google Map
住所 東京都港区六本木1丁目5番地1号
時間 11:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※金曜日は19:00まで開館
    (最終入館時間 18:30)
休館日 月曜日、7月16日(火)
※ただし7月15日(月・祝)は開館
観覧料 一般 1,000円(800円)
高大生 600円(500円)
中学生以下 無料
  • ※20名様以上の団体は( )内の割引料金
    ※障がい者手帳呈示の方は本人および同伴者1名まで無料
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.sen-oku.or.jp/tokyo/

泉屋博古館東京の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

やまと絵の世界

作品数は30点程度なので、
焦らず自分のペースで鑑賞することができました。

三大物語屏風の伊勢、源氏、平家が一同に介して
どれも名場面が描かれていて
きらびやかで見ごたえがありました。

絵巻は屏風に比べると地味で
混んでいると展示の都合上まるで見えないのですが
余裕を持ってじっくり見ることができました。
「是害房絵巻」はユーモラスでくすっと笑えて
鼠と狐の嫁入りを描いた「鼠狐言帰図巻」はかわいくてほっこりしました。

本阿弥光悦の作品だと伝えられている「葛下絵扇面散屏風」は圧巻。
和歌の書かれた扇が散りばめられているのですが
その下絵は添えられているというものではなく
大胆に葛の葉と花が描かれています。
ごちゃごちゃに見えないバランス。
葉の緑と花の赤紫色が扇を引き立たせていて
まるでデザイン画のようでした。
とても目を惹く作品でした。

4.0

屏風を堪能

屏風好き、絵巻好きなので、楽しかったです。
特に「源氏物語図屛風」は高精密画像でも紹介されており、わかりやすい解説でした。
「是害房絵巻」は天狗のコミカルなしぐさと、セリフが近くに書き込まれていて、漫画のようでした。
屏風や絵巻が中心のため展示数は少な目でしたが、屏風の情報量が多いので隅々まで見てるとあっという間に時間がたちます。

展示室4は黒田清輝の特集で、大阪空襲で焼失した「昔語り」の下絵が多数展示されてました。試行錯誤しつつ画面を構成した様子が伺えます。そして、「下絵」ですが、うまい!

写真撮影は1部だけ可でした。大河ドラマ人気の影響か、少し混雑してました。屏風をじっくり見る場合は単眼鏡はあると便利です。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

住友コレクションの「やまと絵」が一挙公開 絵で「読む」和歌と物語の世界

今展、前後期入れ替えや場面替えもありますが、桃山から江戸期の作品で住友家が蒐集した作品の優品を、多くのスペースをとる屏風や絵巻類中心に約30点。展覧されています。日頃ちょっと敷居が高く感じる和歌や古典文学の世界を、「やまと絵」を介することで、文章だけでは想像が難しい内容でも、かつての人々がしていたように、絵を見れば場面や心情も自然に想像しやすくなります。更に、宮廷や社寺の一級の絵師が貴人の美意識に寄り添い追求し、繊細に仕上げた物語絵、歌絵のさまざまな様式、表現も堪能出来ます。
「1.うたうたう絵」では《三十六歌仙書画帖(上畳本)》(撮影可)をはじめに、《柳橋柴舟図屏風》《扇面散・農村風俗図屏風》など、豪華で、工夫を凝らした作品が並びます。ことば遊び(ダジャレ?)もあったりします。「2.ものがたる絵」では伊勢物語・源氏物語・平家物語の、日本を代表する三大古典文学を題材にした屏風のそろい踏みです。壁にずらりと並んだ様子は圧巻でした。と其々知っているようで知らない古典文学を、江戸時代に描かれた絵画を通じて、一歩近づくことができる感じですね。特に面白いのは《源氏物語図屏風》です。描かれた人々の生き生きと躍動する様子に、感動します。こんな絵を観ていたら皆一層、物語の世界に引き込まれてしまうでしょう。こちらはあの《洛中洛外図屏風(舟木本)》の作者、岩佐又兵衛の工房の作品でした。詞書と絵が交互に現れる説話絵巻物では、伝土佐永春作の《是害房絵巻(重文)》唐土からやってきた烏天狗の是害房と日本の天狗たちのコミカルなストーリーでした。ぞれのキャラクターの脇にはセリフが添えられ、まるで今の漫画のようです。また、お風呂を描いた現存最古の絵画作品というのも興味深いですね。最後に「3.れきし絵」では、有名な歴史物語のクライマックスシーンの絵が並びます。
今回は《源氏物語図屛風》など3点の作品については、文化財用の高精細スキャナーで撮影した拡大画像の映像展示も用意されています。ぜひ拡大画像のVで確認してみてください。「やまと絵」は、絵巻は手元で、屏風は座敷で、と共にごく近くで眺めることを前提として作られたものです、表情や衣服の模様まで細密に描かれていることが多いです。もちろん、単眼鏡をお持ちの方はお手元にご用意いただければと思います。
第4展示室は特集展示「没後100年 黒田… Read More

THANKS!をクリックしたユーザー
fumiko773さん、ぷりんさん

4.0

物語絵の面白さにふれて

屏風絵の華やかな世界にうっとりしました。源氏物語図屏風は特に美しく、面白く拝見しました。昔の貴族達が、読み知っている場面を絵画と重ねて合わせて楽しんだのですね。現代の私達は映画やテレビの映像と絵画を重ねて合わせてまた想いを深くしていると思うと、昔の人々と繋がっているような気持ちになりました。また、別室で展示されていた黒田清輝のデッサン、スケッチの上手さに唸ってしまいました。やはり大変な実力者だとしみじみ思いました。

3.0

じっくり是害房絵巻

昨年、トーハクの「やまと絵展」でも見た是害房絵巻。
とはいえ、ファン多めでよく見られなかったので、今回はじっくり味わってきました。

勘違い野郎の是害房が周りに迷惑をかけるだけの話なんですが、
迷惑をかけられる側も面白がっているのが伝わってきて、本当に楽しい。
まず、天狗の羽が手羽先にしか見えない、あの絵柄が好き。
そして、細かく見ると、ツッコミどころ満載。一体だけ鳥の脚になっている天狗がいたり、是害房を風呂に入れる天狗の脚が逆向きになっていたり、湯屋の立体感がちょっと狂っていてお湯が流れ込むように見えなかったり…。
描き込みの多い作品は間違い探しを見つけるような楽しさがあって、見飽きないですね。

屏風目当てで行きましたが、今回は絵巻や掛軸に好きな作品が多かったです。
展示替えも楽しみです。

THANKS!をクリックしたユーザー
ぷりんさん、uchikoさん、morinousagisanさん

5.0

好きなジャンル、軸装、絵巻、屏風のやまと絵を堪能

個人的に好きなジャンル。源氏物語、伊勢物語、平家物語、和歌に着想を得た優品が並びます!日本美術ファンには親しみのある画題の作品ですが泉屋博古館蔵の作品は個性的な作品もあり、必見です。土佐派、円山派、狩野派、岩佐派の博古館館蔵やまと絵、歌仙絵をまとめて観賞できる?重文を、含む絵巻の展示も必見です。総展示数32点。同時開催、没後100年黒田清輝と住友展17点。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん
  • 1
  • BY TK

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出展作品・関連画像IMAGES

《源氏物語図屏風》(左隻)江戸・17世紀 泉屋博古館

《源氏物語図屏風》(右隻)江戸・17世紀 泉屋博古館

《伊勢物語図屏風》(左隻)宗達派 桃山~江戸・17世紀 泉屋博古館

《伊勢物語図屏風》(右隻)宗達派 桃山~江戸・17世紀 泉屋博古館

《平家物語・大原御幸図屏風》桃山・16世紀 泉屋博古館

《竹取物語絵巻》(部分)江戸・17世紀 泉屋博古館

《是害房絵巻》(部分)南北朝・14世紀 重要文化財 泉屋博古館

《三十六歌仙書画帖》(書)伊勢 松花堂昭乗 江戸・元和2年(1616)泉屋博古館

《三十六歌仙書画帖》伊勢 松花堂昭乗 江戸・元和2年(1616)泉屋博古館

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